今年度最後のミニ発表会で、参加できなかった卒業生のHKのインタビューを少しだけみんなに見てもらいました。お見せできなかった中に伝えたいことがあるので、それを紹介したいと思います。
HKがECTCに通ってきて、力がついてよかったな、と思うのは何かと聞くと、「フォニックスで読めるようになったこと」と言いました。詳しく話を聞いてみると、フォニックスで読み方が分かるから知らない単語でも読める。知らない単語でも読めるから長い文章でもどんどん読んでいくことができる。と言ってくれました。なるほど!彼女はフォニックスのルールを知っているから長文も読める、と思ったのですが、実はフォニックスを知っているだけでは長い文章を読み進めることはできません。生徒さんは気づいていないのだと思いますが、レッスンでは長い文を読めるように指導していたのです。それは小さい時からやってきたのです。まず、歌や絵本を通してざっくりと意味がわかると言うところから始まっています。ざっくりとわかる、と言うのは「曖昧さへの耐性」がついている、という事です。高学年くらいになってくると分からないことが耐えられなくなるのです。それですぐ単語や文の意味を知りたくなる。知らないと先へ進めなくなってしまうのです。曖昧さへの耐性がついていると、とりあえずどんどんと読み進めることができます。意味を推測しながら読み進めていくことで内容がわかってくるのです。そして読み進めることができるのは、フォニックスのルールに当てはめながら単語を読めるからです。さらにレッスンでストーリーを読んでいることで、諦めないで最後まで読む持久力がついたからです。それは「読めばわかる」という経験と自信からくるのだと思います。HKは長文が読めるから英検のようなテストは難しくない。反対に学校で英文を日本語に訳すのが難しい、と言っていました。長文の問題を解くのは難しくない、英語をそのまま英語として理解できる、とは嬉しいです!大学入試の共通テストも長文問題になっています。そのような試験へも対応できる生徒さんが育っていることがとても嬉しく、また誇らしいです。