BBLシリーズフォニックスルールの本をきちんと読んでいくには

BBLシリーズ、レベル3(レベル1A)までを、しっかり読めるためには、フォニックスルールをきちんと使いこなす必要があります。

そのルールをマスターするには、まず、そのルールが使われている英語をさらさら言える必要があります。そして、その単語の成り立ちどおりに、一つ一つのルールに分けられる力が必要です。

この力は、大きな個人差があります。そのため、年齢に応じ、まず、できることから力を伸ばしていきたいです。たくさんの英単語の音声をマスターしていることは、役にたちます。それが、得意な2年生までは、その力を伸ばしていきたいです。

3年生ぐらいまでは、「英語がいろいろ言えたり、わかったりが楽しい」という気持ちが大事なので、その勢いでいいと思っています。もっと英会話たいそうスキットで、はじける力がとても大事です。細かいことは、あとでもいいと思っています。

しかし、4年生が終了するころに、まだ、「なんとなく音だけ覚えて読める気になる」ということで止まっていたら、ルールを使って読むという力がつかないので、応用として、中学1年のテキストを読みだしたときに読めません。

自分にできていないことは何か、それを克服するために何をしたらいいかと考えることが必要です。 とりあえず、クラスに来て、とりあえず、言えてて、表面だけ英語ができているように見える自分に満足していたらできないことです。

少しずつ、少しずつ、機会を与え、自分で考える時間を持たせたいです。急にそういう「自分で考えて対処する」力は、生まれません。小さいことですが、「カードをうまく切っていくにはどうしたらいいか」、「一人カルタとりの目的は何か」、「クリスマスプレゼントは、何がいいか」などなど、考えていく機会は、たくさんあります。

以前、「クリスマス交換会のプレゼントは、ママが用意してる」という生徒もいました。今は、「ママと一緒に買いに行って、自分で考えて選んだ」という生徒がほとんどです。小さなことですが、「たくさんのことを覚えている」「問題集の答えをすぐに書ける」ということが勉強と思っている場合、目がいかない分野かもです。

失敗もたくさん、させたいです。

BBLシリーズを読んでいくということには、いろんな意味があります。

 

 

自分のことを人に伝わるように話すことがまず大事です。

簡単な英語であっても、ちゃんと1文1文を理解して言うのと、ただ、なんとなく言うのとでは、伝わり方が違います。

たくさんの英文をばばば~~と覚えて、なんとなく言い切ったという経験は、リズム読みだけです。実は、リズム読みがしっかりできないときちんとしたクリアな英語は話せないので、とても大事な力です。

しかし、次は、1文1文、また、1文の中の1つ1つをしっかり意識して話せる力にしていく必要があります。 それは、全部の英文をしっかり覚えているからできること、また、英文の仕組みを理解しているからできることです。

そこを飛ばして、「とりあえず、たくさんの英文をみんなの前で言える」で終わったら、とってももったいないです。

県の発表会(12月3日)で、レベル6の生徒(6年生)が、ひとりスピーチに挑戦です。英語検定試験の学習をしているところですが、それが生きる発表であることを期待しています。結果ではなく、結果に至るまでの練習で何ができるようになるかを重視してくれることを願っています。

スピーチの中で何が大事か、実感するしかありません。がんばれ~~。

プレゼン力の前に会話力です

人と英語で話すときは、小さいプレゼンの連続ですが、「質問力」も大事です。

今回の県の発表会(12月3日)で、レベル7の2人(6年生ですが)、それに挑戦します。ただ、英語を言えばいいだけではなく、自然な英語になっていないと相手に伝わりません。

やりとりを2人で考えましたが、基本は、スピーチアドベンチャー3の会話文です。そこへ、英会話たいそう、もっと英会話たいそう、スピーチアドベンチャー1,2,3でインプットしいてきた英文を組み合わせていきます。1文をしっかり応用するために、英語検定試験の準備学習は、役にたっていると思います。

たくさんの英文を相手とのやりとりで、自然に表現していくためには、自分のことばになっていないとできません。 次は、この文というより、「こう聞かれたら、こういう、こういう答えを聞いたから、こう聞きたい」という自然な会話ができないと成功しないです。

また、教室でできていたとしても、ステージでできないということは、「実際には、言えない」と同じです。 本当に英語を使う場所で言えるということは、ステージでも平気で言えるということです。

発表会は、実践の場として、とてもありがたいです。

観客の方々に、どこまで伝わるか、伝わらなければ、まだまだの力で、これから頑張っていかねばと思ってほしいです。何が足りなかったか、ドーンと心に響く経験になるといいです。もちろん、成功したら、何が良かったか、身に染みてください。

プレゼン力へのステップバイステップです

県の発表会(12月3日)でレベル8の生徒(6年生ですが)が、プレゼンをします。自分の伝えたいことを写真も使って伝えます。まだまだ、練習中ですが、一つ一つの写真への英文を自分で考えて表現していきます。 写真の順番は、英文構成方法:伝えたいことをどのような順番でつたえるかの英語プレゼンの国際ルール:に沿うようにしています。

mpiの教材でスピーチナビゲーターシリーズを上っていくと、それができるようになっていきます。英文は、「今までインプットしてきたデータベース」を駆使しながら、また、英語検定試験の準備で学習した文法力などを使って、自分がちゃんと伝えたいことを表している英文かをチェックしていっています。

次は、表現力です。ただ、英語を言うだけでは何も伝わりません。英文を読んでいるだけでは、伝わりません。聞いている人のよりどころは、その音声のみです。また、実は、人は、その言葉だけではなく、声のトーン、強弱、声の雰囲気、顔の表情、手の動作などで、本当に言いたいことを理解していきます。書き言葉ではなく、音声情報で、伝えていく力です。

発表会は、その訓練の場です。

幼児クラス復習レッスンの様子

先週から復習レッスン、ひとりひとりの発表時間をクラスの中で作っています。参観日でもまた、ご披露することもありますが、今まで練習してきた歌、チャンツを全部復習していきたいです。何回もスパイラルに練習することが力になります。

火曜日年長クラスの発表は、年中さんより長いものになっていますが、聞く態度もしっかりできていて、余裕でこなしていました。途中入会の生徒、頑張りましょう。少しずつ、できるようになっていきます。途中入会の生徒たちは、できないことがまだまだ多いですが、こういう機会に追いついてくれると嬉しいです。

当教室は、なんとなく英語の歌を歌ったり、英語でゲームしたりというものではありません。しっかりと英語のデータベースを積み上げています。途中入会は、かなり頑張ってもらわないと追いついていけませんが、そういう意識で来てくれているので、がんばる生徒が多いです。

水曜日年中さんクラスも、しっかり聞く態度もできていて、頑張っています。このクラスは、2,3歳クラスからの継続の生徒が多く、そのころを思い出すとうるうるするぐらい「成長したな」と感激してしまいます。そのころからの生徒たちが、クラスを引っ張っています。いいモデルがクラスにいるということは、みんなにいい影響を与えています。

ママから離れられなかったり、小さい声だったりの生徒たちが、どうどうと一人発表を楽しんでいます。ママのサポート感謝です。子どもたちの勇気、おおいにほめたいです。

お友達の発表をしっかり聞くという態度は、とても大事です。イギリスでは、小さい時から少しずつ、その時間を長くしていっていました。驚くほどの時間、集中して聞ける態度が身につくものです。これも、訓練が必要と思っています。友達の発表をしっかり聞ける生徒は、得るものも大きいです。

集中力のある生徒は、いろんなことをどんどん吸収できます。

復習ステージ発表には、いろんな目的があります。

月曜日年中クラス、頑張っています

今日は、復習スケジュール第一回目、20分間、お友達の発表を聞く体験をしました。年2回の合同発表会では、長い時間、ステージを鑑賞してきているので、20分ぐらい、大丈夫です。自分の番が来るとどきどきしながらも、楽しそうに発表し、できるとガッツポーズで喜ぶ生徒もいます。

少しずつできるようになる楽しさ、みんなに伝える楽しさの他に、お友達がちゃんとできるかと、ここもどきどきしながら見守り、できたら、「良かったね」と喜ぶ気持ちを育てたいです。

もちろん、授業中は、日本語でおしゃべるする時間はありません。 ただ、授業が終わって部屋を出ると日本語タイム、ママのお迎えの車に行くまでの間、靴を履きながら、お友達と交流です。これも大事な時間と考えています。ドライブスルー形式のお迎えで、ママの車を一緒に待ちます。

今日は、保護者の方におすそわけでいただいたみかんをもらって、ミカンの話題で持ち切りでした。英語と日本語、メリハリが大事です。

幼児クラスの目標

「英語の音とリズムを楽しむ、 英語で遊ぶことができる、先生やお友達と一緒に、楽しく身体と口を動かす」

を実践してきたからこそ、達成できることです。自宅での英語環境つくりのママのおかげでもあります。当教室では、「週一回来るだけで英語ができるようになる」場所ではありません。自宅での英語環境との連携で進んでいます。

月曜日年中クラス、水曜日年中クラス 復習スケジュール

月曜日年中クラス、水曜日年中クラス復習スケジュール

へんてこABC,スカイブック1が終了していくので、きちんとインプットできているか一人一人のステージタイムを作っていきます。 ひとりひとりのお友達の発表をしっかり見るのも大事な時間です。アルファベットをノートに書くのは、前の週の宿題となっています。なんとなく来ているだけでは、積み上げていくことはできません。「しなくてはならない」というより「できていくことを楽しんでほしい」です。

実施日:

月曜クラス①11月13日  ②11月20日 ③11月27日 ④12月4日

水曜クラス①11月15日  ②11月22日 ③11月29日 ④12月6日

1、へんてこABC

①ABCD ②EFGH ③IJKL ④MNOP

2、スカイブック1

①ぐるぐるチャンツ ①ユニット6 ②ユニット5 ②ユニット4

③ユニット3 ③ユニット2 ④ユニット1  ④ユニット7

態度のチェック項目 : 以下のことも毎回、気づいていくように声かけをします。当たり前のことなので、できていないときのみ英語で注意を促しています。

1、自分から元気にあいさつする 2、先生や友達の話をよく聞く 3、友達と仲良く活動する 4、宿題をきちんとしてくる 5、忘れ物をしない 6、英語で言えないときは、ジェスチャーや絵で伝える

経験が人を育てると思っています

今週、年中さんクラスで起こったできごと。

Brown Bear Brown Bear  What do you see ? のリズム読みをみんなでしている時に、動物に反応して、動物の真似をごっこがエスカレートした生徒がいて、それにつられて練習から離れた生徒がいました。8人のクラスで4人、そっちへつられましたが、残りの4人は、つられることもなく、リズム読みを楽しみました。 途中、何かおかしいと感じた生徒が、ひとり、リズム読みに戻ってきましたが、また、動物ごっこに行きました。リズム読みが終わったあとで、この動物ごっこグループは、教室から出しました。 そして、残った生徒で、鳴き声の歌を楽しみ、そのあとで出された4人を教室に戻し、ひとりずつ英語が言えるかという活動に入りました。もちろん、遊んでいたので言えない生徒も出てきます。

その時、さっき、「勝手に遊んでいたことは良くないなと感じた生徒」と「何もわからなかった生徒」とがいました。なんとなく居心地が悪いのはどうしてかと感じて欲しかったです。 どうして、教室を出されたかは、お友達がリズム読みを楽しんでいる邪魔をしたからです。うるさい声で邪魔をしたからです。自分が楽しむために人に迷惑をかけたので出されました。そして、大事な練習に参加できませんでした。

途中でなんか気づいて戻ってきた、また、動物ごっこに行ったのは、仲良しのお友達がしていることにつられたこともあります。

年中さん、まだまだ、いろいろわがままが出ますが、少しずつ、「人に迷惑をかけない行動とは何か」と自分で気づいてほしいです。

幼児さんたちですが、「自分がしていることに責任を持つ」という小さな経験で、クラスでどう動いたらいいかとわかっていってほしいです。

たぶん、幼稚園では、「理由を説明してすぐにしかる」ということだと思いますが、海外で、自分で行動するには、「自分で考える必要がある」ので、だいぶ感じてきたなという時が来たら、ことばで説明するかもしれませんが、すぐに理由を言って導くということはありません。

英語を話すということは、異文化で生き抜く力も必要です。小さな経験の積み重ねが人を作ると思っています。

英語が読めるようになるには、たくさん読む必要があります。

私の時代、「英語で書かれた読めそうな本で読書する経験」は、高校になるまでありませんでした。高校1年の夏休みに薄い英語の本を完読するのが宿題で、それを読んだことがとても自信になりました。

今は、BBLシリーズをがあり、幼児さんから英語絵本に親しめ、1年生から英語を読む練習がスタートできます。しかし、十分に0レベルから3レベル(フォニックスレベル)までこなせていない場合、レベル4(多読レベル)は、読みにくいようです。 この教材が出る前に学習を始めていた生徒は、ハンデイはあるかもです。

それを考えると「この恩恵を受けない」という理由がないです。保護者の方には、経済的にご負担をおかけしますが、10冊で約4000円だったり、12冊で約4300円ぐらいなので、1冊の値段は、低いです。また、音声も聞けます。

レベル7以上については、中学生レベルとなり、ここまでの力がついている生徒でなければ、読み込めないので、まずは、レベル6までを読めるようになってほしいです。

生徒によっては、中学3年生でやっとレベル6になるケースもあるかもですが、このシリーズは、「個人のレベルで進める教材」です。

どうしても、生徒の持っている時間で、「英語読書」に使える時間は様々です。スポーツ少年もいます。ピアノに時間をかける生徒もいます。学校の宿題で追われている場合、中学受験塾もあるでしょう。

教室で会話練習をする場合、英語の練習をしてきていれば、みんなと同じように参加できます。しかし、それだけでは、ものたりない生徒も出てきます。その場合、「読書量」で、どんどん個人で力をつけていってください。読書は、個人のレベルに応じて進めます。クラスでリーダーが育てば、みんなにいい影響を与えることができます。お互いにウインウインの関係です。できる生徒は、BBLシリーズをどんどん読み進んでください。

 

 

教室でする「英語カルタ取り」にもいろんな意味があります。

先週、2年生のクラスは、英会話たいそうが最後のユニット8まで来ているので、1~4のユニットの復習のために、「カルタ取り」をしました。カルタのカードは、一つ一つの英文を表した「絵カード」です。

教室に着いたら、カードを渡し、MABが終わった生徒からどんどんカルタとりに参加します。ユニットによって、カードは、同じカードが4枚あったあり、3枚だったり、2枚だったり、1枚ずつだったりです。

ここにも、意味があります。学校だと「先生、このユニットには、同じカードが4枚もあっておかしいです」と生徒が言いうと先生も「ごめん、ごめん、ちゃんと1枚づつにそろえないとね」という感じで、「そろえる」という「いつもと同じ」ということを重視するかもです。

いえいえ、世の中、いろんな不協和音でできています。予測できないいろんな変化でできています。何があっても対処する力が必要です。

カルタ取りの目的は、「たくさんカードをとる」です。その目的に向かって「どういう工夫をしていくか」が大事です。「工夫する力」は、「自立した学習者」には、不可欠です。どんなことがあっても目的は一つです。

いろんな生徒がいました。

同じカードが4枚あるのに「1枚だけとって、ボーッとしている」生徒。4枚あれば、手は、両手使った方がとりやすいですが、「片手に今までとったカードを持っていて片手でしかカードをとらない」生徒。「とったカードをきちんと整理しないと気がすまないので次のカードへの準備ができない」生徒などなど。

反対に、「すぐに同じカードがあることに気づき、よくわからないが全部とろうとする」生徒。「両手を使ってたくさんとることを工夫している」生徒。「とったカードは、邪魔にならないように自分の横に無造作に置き、次のカードへと心を集中させる」生徒などなどがいます。

そして、友達の様子を見て、まねをして、うまくできるように自分の態度を改めていける」生徒と、「ずっと何も気づかず、自分のやり方だけで終始する」生徒。

伸びていく生徒は、どういう生徒かご理解できると思います。こういう態度は、「人から言われてしていく」ことは、できません。自分で気づく機会が無ければできません。この「自分で気づく力」がとても大事だと思っています。

こういう「自分で気づく力を養う機会」がたくさんればいいなと思っています。

「知識をインプットする学習時間」だけを大事にする場合、工夫する必要がなくなってしまいます。不便、困る状況の時に、人間は、工夫しようとするものだと思います。

高校3年生で「自分で気づき、工夫する力が無い」のが、一番困るケースです。

急がば回れです。たくさん「自分で何とかする経験」を積ませたいです。

海外で暮らしている日本人の子どもたちは、常に「自分で何とかしなければ生きられない環境」の中にいます。異文化の中で暮らすとはそういうことであり、生き残る力は、のちの人生で役にたつと思います。

英語で会話ができる力は、実際の練習です

英語が読め、書けたら、英会話ができると思っている保護者は、ほとんどだと思います。でも、会話は、実際に会話する必要があります。ひとりで会話は、できません。

英語の会話は、「話し手と聞き手が協力して行うもの」です。 大学の講義を聞いたり、スピーチを聞いたり、映画を見たりする力とは違います。 ただ、英語のアウトプットを受け取るだけではありません。自分のアウトプットも必要です。

また、聞くだけの場合と違い、「相手の言うことを自分が理解するために工夫すること」ができます。そういうスキルも「コミュニケーションスキル」の一つです。

何回も同じ場面での練習が次のステップへ進むコツです。 会話で使うための英語をインプットするのは、自宅でできます。また、自宅でしてこないとアウトプットの場面「会話練習の場所である教室」で、次のステップに進むことができません。

スカイブック1,2->英会話たいそうー>もっと英会話たいそうー>スピーチアドベンチャー1,2,3、・QA50,QA100が小学生の教材です。

また、表現力が乏しければ、「伝える英語」が言えません。これを助ける英語教材は、歌、チャンツ、そして「I like coffee」シリーズ、そしてBBLも助けます。

しかし、一番なことは、「話す態度」です。 知っているだけでは、役にたちません。使うためには、「自分から英語を笑顔で発していく力」が必要です。

これが、なかなか日本の社会では育てにくいものです。教室では、ばんばん鍛えたいです。

 

日本で作られている英語の本には利点があります

海外にもたくさんの良質な英語絵本があり、日本の子どもたちにもおすすめしたいものもたくさんあります。

でも、まず「高い」、そして、自分の子どものためには、「どれがいいのかよくわからない」ということもあります。その点、mpi絵本は、「輸入品ではない」、「英語教材としての利点がある」、「年齢に合った内容を重視している」という利点もあり、「CD,DVD,ワークブック」もそろっていて、「英語インプットとしての素材」としてすぐれています。

また、英語を読む力をつけていく多読についても、BBLなら、「輸入ではない」という価格的な利点があります。すべて、音声が聞けるのに、「この値段」は、びっくりです。また、「第二言語としての英語読書」ということも視点になっているので、まず、「基本の英語力」をつけるためには、うってつけです。

なぜなら、「15歳の話題を第二言語で英語を学んでいる15歳でも共有できるようになっている」からです。 英語が母国語の読者は、10歳で、10歳用のペンギンブックを一晩で読める力があります。日本の15歳は、そんな力はなく、また、大学生でも一部の生徒しかそれはできません。

15歳が、第二言語として読める英語の本を探せば、年齢よりもっと低い話題のものしか読めません。それでは、読む気力がありません。また、内容を年齢に合わせていくと、ゆっくりしか読めません。 多読ができません。

BBLシリーズは、「第二言語として英語を学んでいる生徒たちが多読力をつける」ための基礎シリーズです。まず、これを読破すれば、一般の英語読書に進んでもらえると期待しています。

このシリーズは、レベル9までありますが、レベル9は、「大学受験のために英語を勉強している高校3年生」では、読めないレベルです。小さい時から積み上げた力が必要です。レベル9は、高校生の生活を描いたストーリーで、大人が読んでも深い意味をもつぐらいのものです。

英語読書のすすめ:まずは、歌を歌い、英語絵本を聞くことから

いきなり英語読書と言っても、3歳さんが英語を読めるわけではありません。まず、たくさんの英語の歌を聞いて、お気に入りの英語絵本のCD,DVDを繰り返し聞いたりしていくことから始まります。

4歳ぐらいになったら、自分のお気に入りの絵本を暗誦できていたりします。文字は、わからなくても絵をみて英語が言えていくことで、「読んだ」という自信になります。

5、6歳ぐらいで、少しずつアルファベットの音に気づき始め、単語をルールを使って音になおせなくても、初頭文字から音がわかり、単語が言えます。そこから、文字を読んでいる感じになり、「読んだ」という自信になります。

6,7歳からフォニックスルールを使う練習を集中的に行うので、習った音と文字の関係で読むことを進めています。ここで、「こういうことになっているんだ」と気づくことが大事です。

2年生からは、どんどん音読していき、「文字を音にする訓練」を加速化させます。ここで、「ルールに自分で気づき、何回もそのルールに接する」ことから、「一つ一つの文章の意味」にも興味を持ち、「絵と英文の一致」でストーリーを自分で理解していき、本当に本を「読んだ」という自信になります。

ここからは、たくさん、たくさん読むことで、読書が自分のものになり、英語が読むことが習慣になっていくことを目指したいです。そして、少しずつ「自分が話す英語」にそれが生きていけば、絵本の英語フレーズが自分のことばになっていきます。

5年生以降は、「わからないことばがどんどん出てくる世界」です。そこをどうにか克服し、「ストーリーを追いかける楽しさ」に気づいてほしいです。そうなると、英語であっても日本語の本を読んでいるのと同じ感覚になっていきます。内容をしっかり把握しながら読むことが英語フレーズを自分のものにしていく練習になります。いいかげんにわかった気になって読めば、もったいないです。

中学生になれば、「内容を楽しんで読む」という読書になっていたら、どんどん英語を読んでいきます。

上記の流れを助けるのが、mpi英語絵本であり、BBLです。

英語を読む力とmpi教材の関連について:高校3年生で困らないために

大学受験、トーイック受験、トフル受験の指導をしていて、「英語を読む力」が要といつも思っていました。では、「英語を読む力」は、どうやったらつくのでしょう。

「さあ、高校三年生だから始めよう」では、遅いです。中には、「9月まで部活です。10月から必死で問題集をします。」という勘違い高校3年生にもたくさん会ってきました。

英語力は、日本語力と同じです。ことばですから、少しずつしか育てることはできないと思っています。

英語を読める力をmpi教材との関連で整理します。

1、書かれている英語を音にできることー>音にできないと意味を頭の中で検索しにくい

: 漢字は、読めなくても、形で意味がわかります。ひらがなは、音にし、その音の意味を頭で検索しています。英語も同じです。書かれている文字を音になおして、その音の言葉を頭の中でさがします。

ー>英語の文字を音になおせる速さが速いほど意味を短時間で理解できます。

◎フォニックスルールが定着しているかしないかが要です。★ フォニックス教材

2、一つ一つの単語の意味がわかっても文として理解できないと内容を把握できません。

:単語ベースではなく、「センテンスベース」で英語を理解できる力が必要です。

->文法を知っている力だけでなく、「文法を使ってきた力」がとても役にたちます。また、決まり文句もたくさん知っている必要があります。

◎英語のフレーズを瞬時に理解できる力が役にたちます。★歌、チャンツ、会話教材

3、英文と英文のつながりを追いかけていける力が必要です。

:一つのパラグラフは「英語を書くルール」で、できています。また、パラグラフ同士も「英語を書くルール」でできています。そのルールを知らないと短時間で英語を理解できません。

ー>英文構成方法を意識しながら、たくさんの英文を読んでいく必要があります。

◎自分でスピーチ用の英語を書いてきた経験が生きていきます。「英語を書くルールを使っている経験」が読む時にも生きていきます。★スピーチ教材

4、書かれている内容についての知識が無ければ読めません。

:世界の同世代と同じことに興味を持ち、自分で考えていく力が無ければ、内容を理解できません。

ー>日本語でたくさん読書をし、いろんなことに興味を持ち、自分の意見を持ち、「英語の本をたくさん読んで、英語でも表現していく機会を持つ」ことで「英語で考える力」もあれば、語彙もインプットできいます。

◎4歳から15歳まで、自分の興味のレベルにあった英語に接していくという「ステップバイステップ」の環境が理想です。日本語だけではなく、「英語でも同じことを考えていく環境」は、英語絵本、英語読書です。たくさん、聞き、一緒に唱え、音読し、黙読していくという力です。★英語絵本、BBLシリーズすべて

私自身は、「海外留学に送り出すぐらいの年齢」を指導していて、「小さいころに戻りたい」という生徒の声をよく聞いていました。 また、反対に「小さいころから英語を始めさせてくれた親に感謝しています」という声も聞いています。

我が家の場合、「英語を限りなく母語の力に近づける力」が無いと教育を受けられないという環境の中で、子どもたちは育ち、「小さいころから苦労して母語と第二言語の中で暮らした」経験があります。とても苦労しています。簡単なことではありません。でも、「終わりよければすべてよし」と本人たちが言ってくれるので救われています。今は、英語に困らない生活ということだけではなく、「厳しい環境の中で生き延びた力」が役にたっています。海外で生活するのは、厳しいものです。自分でなんとかしなければ、誰も助けてくれません。我が家の4歳の孫娘、2歳の孫息子も挑戦中です。

日本で高校卒業程度で求められている英語力は、「10月からちょちょっと英語頑張れば、なんとかなる」という程度のものではないです。「大学生になったら、英語を聞き、英語を話し、英語を書き、大量の英語を読み、世界の学生と同じ話題について自分の意見を持てる人材」が求められています。

ちなみに、4歳さんが「僕は、将来を考え、英語を習いたい。」とは、ぜったいに言いません。ご家庭で、「どのような環境で子育てをしていくか」ということだと思っています。