BBLシリーズ、レベル3(レベル1A)までを、しっかり読めるためには、フォニックスルールをきちんと使いこなす必要があります。
そのルールをマスターするには、まず、そのルールが使われている英語をさらさら言える必要があります。そして、その単語の成り立ちどおりに、一つ一つのルールに分けられる力が必要です。
この力は、大きな個人差があります。そのため、年齢に応じ、まず、できることから力を伸ばしていきたいです。たくさんの英単語の音声をマスターしていることは、役にたちます。それが、得意な2年生までは、その力を伸ばしていきたいです。
3年生ぐらいまでは、「英語がいろいろ言えたり、わかったりが楽しい」という気持ちが大事なので、その勢いでいいと思っています。もっと英会話たいそうスキットで、はじける力がとても大事です。細かいことは、あとでもいいと思っています。
しかし、4年生が終了するころに、まだ、「なんとなく音だけ覚えて読める気になる」ということで止まっていたら、ルールを使って読むという力がつかないので、応用として、中学1年のテキストを読みだしたときに読めません。
自分にできていないことは何か、それを克服するために何をしたらいいかと考えることが必要です。 とりあえず、クラスに来て、とりあえず、言えてて、表面だけ英語ができているように見える自分に満足していたらできないことです。
少しずつ、少しずつ、機会を与え、自分で考える時間を持たせたいです。急にそういう「自分で考えて対処する」力は、生まれません。小さいことですが、「カードをうまく切っていくにはどうしたらいいか」、「一人カルタとりの目的は何か」、「クリスマスプレゼントは、何がいいか」などなど、考えていく機会は、たくさんあります。
以前、「クリスマス交換会のプレゼントは、ママが用意してる」という生徒もいました。今は、「ママと一緒に買いに行って、自分で考えて選んだ」という生徒がほとんどです。小さなことですが、「たくさんのことを覚えている」「問題集の答えをすぐに書ける」ということが勉強と思っている場合、目がいかない分野かもです。
失敗もたくさん、させたいです。
BBLシリーズを読んでいくということには、いろんな意味があります。