フォニックスルールを使って読む順番

フォニクッスルールを使う例を挙げます。

1、b の音, aの音、gの音をそれぞれを知っているとします。

でも、フォニックスの時代では、それを組み合わせるためには、bag という言葉を知ってることがヒントになります。

2、一つのことばを会得する順序(フォニックスの時代)は、

  それを音声化できることー>意味がわかることー>素早く音声化し、意味を結びつける

という行為で、bag  を会得します。

3、音声化できる技術が進めば(ポストフォニックスの時代)、知らない言葉を音声化できます。

単語を音声化できることー>素早く音声化できるー>意味が分かるー>音と意味を結びつける

「素早く音声化できる」という部分を先にできるので、意味を結びつければ記憶に残しやすいです。

4、新中1は、中1テキストの英文のほとんどを音声化できます。音にできるものは、記憶に残しやすいです。書く時には特にフォニックスを意識させ、長期記憶に残す手助けとします。

高校生で「長文ができない」というケースの中に、「単語が読めない」というケースがあります。フォニックスルールに慣れ、単語を自由に音声化できるようになると英語が読めるようになります。

フォニックスルールを使って読むということ

春休みにBBLの本を読んでいく宿題を出しています。でも、読み方は様々です。

当教室で目的としている読み方を少し列挙します。

1、プレフォニックスの時代(幼稚園クラスから1年生)

  英語の音と物語を楽しむ時期です。

 フォニックスで英語を読めるようになるのは、「ルールで英語を組み立てる」ということですが、「知らない音の言葉は音声化が難しい」です。

  知っている音がたくさんあれば、組み立てがしやすいです。

 ルールを学ぶ前に、たくさん英語の歌を歌い、英語をまねたり、使ったり、絵本を聞いたり、まねたり、そんな経験が必要です。

2、フォニックス時代(1,2年生~)

 今、学んでいるルールをたくさん使う練習をします。

 一つのルールにフォーカスして練習し、はじめは、たどたどしい読み方しかできません。少しずつ早く読めるように訓練をしていきます。 

3、ポストフォニックス時代(4,5年生~)

 学んだルールを総合的に使っていく時代です。また、多読の時期に入り、知らない単語も音声化しながら、ストーリーをしっかり追いかけます。

 日本語にして意味を理解するのではなく、絵の情報、音の情報、前後の関係から、話の流れをつかむ練習です。

 「読む」ということは、「意味を推察、予測しながら進む」という行為です。

 「英文から読み取れる情報を獲得していく」ことから、「作者の意図を探る」ことが、読み方です。

 単純な絵本から複雑な難関私大の長文まで、していることは同じです。

 中学1年生から英語を学び、中学テキストしか読まない状況は、非常に過酷な学習環境だなと思えます。

 

 

少しずつ積み上げる大切さ

高校生の英語学習の場も、当教室では提供しています。 今週、高校1年の生徒が、通っている学校のプロジェクトの一環で、マルタ島に3週間の英語留学に出発します。

15人ほどの仲間と現地にホームステイし、また、現地の高校に通わせてもらうそうです。

その代表として現地でスピーチをすると自ら名乗りをあげました。

それが、とっても嬉しいことでした。

中学になっても、mpi教材を少しずつ、少しずつ、積み上げてきていました。学校の勉強の合間に続けてきていて、それが、力になっています。

短い滞在ですが、いろんなことを感じて帰ってきてくれると期待しています。

 

生徒たちの仲間さがしをしています。

英語の道を進むときに、一緒に歩める友達は、大きな味方です。 学校が違っても、性別が違っても、時には少し年齢が違っても、mpiで学ぶ生徒たちには、共通点があります。

英語を身に着けることを楽しめることです。

当教室のある地域には、たくさんの幼稚園児さん、小学生がいます。その中で、当教室に集まってくれているのは、本当にわずかな数の生徒です。

このホームページが生徒たちにとって、自分の仲間をみつけてくれる力になっています。

「同じ方向を見ている仲間」に出会えることは、幸せなことです。

私がしていることは、「同じ方向を見ている仲間さがし」の手伝いが大きいと思います。

同じ年齢だから、同じクラスだから、同じ地域に住んでいるからという共通点ではなく、「同じことに興味を持てる仲間」がみつかることは、幸せだと思います。

幼児さんたちを持っているママたちも、「同じことに興味がある子育て仲間」がいることは、とっても幸せです。

現在、年中さんクラス、小学校2年生クラス、小学校3年生クラスで、仲間を大いに募集しています。

年少さんクラスは、若干名の募集があります。