5,6年生の英語交流会に向けての練習について

現在、英語交流会に向けて練習をしていますが、これは、mpiカリキュラムの今学期の目標に向けて練習しているということです。
mpiカリキュラムでは、「みんなの前で発表する」が、最終ゴールです。
3つの種類のスピーチをします。

1、Show and Tell
これは、何か物を見せて、それについて話す方式です。年長さんも自分の描いた絵を見せながらしています。5年生は、ちょうどいい英文例が中学生教科書に掲載されているので、冠詞の使い方理解に向けても、それを応用しています。
2、Speech
話すことだけで、言いたいことを伝えますが、スピーチアドベンチャー2の今学期の仕上げです。ただ、早口で暗記した英語をまくしたてて、聞いている人は、わかるでしょうか。話す態度が一番重要です。「難しい英語をたくさん覚えた」という発表ではなく、「きちんと伝えることができた」という発表です。
自分の言葉として話すことが必要で、英語を自分の体の一部になるまで練習すれば、できることです。しかし、練習は、工夫が必要です。
深い学び(アクティブラーニングのことですが)が、文科省の指導要録に入っていますが、自分でなんとか工夫していくことも含まれます。mpiでは、長年取り組んでいることです。
また、Can-doも指導要録にありますが、ステップバイステップで、自分のできることを確認しながら進む態度も仕上げの時期です。MABのゴールです。
発表のための英語のリズムは、Mary Had —テキストでも練習中です。
生徒の持っている資質で、英文のレベル、スピーチの英文数に違いが出ますが、「自宅練習を工夫し、気持ちを込めて発表できるようになる」ことは、誰にでもできます。
そこを見てあげて下さい。今回の発表が、成長の機会になることを願っています。
3、Presentation
これは、自分自身のことではなく、ある情報を発表するもので、ビジュアル資料を使います。絵や写真を見せながら、説明します。昨年のポスターセッションからのステップアップです。マッピング手法を用いますが、情報をカテゴリーに分ける訓練で、パラグラフリーディングへも繋がります。
他者紹介ですので、三人称単数、代名詞、Be動詞と一般動詞の違いに対する訓練にもなっています。

説明しません。自分の必要とする英文は、自分で考えさせることを、まず、させています。まだ、たくさん間違えますが、間違える度に考える必要があり、そこでポイントは何かを探ります。自分ですべて気づかせたいので、見守ってあげて下さい。「わからないことは、ちゃんとMs Fujiiに聞く」というコミュニケーション能力も必要な力です。

「頑張ったなら自分は自分でいい」、しかし、よくできている友達の発表を見て、「ここが足りていないから、次は、もっと工夫しよう」という機会にしてほしいです。
人間は、経験で変わっていくものと思っています。私達指導者、保護者は、その環境を作り、応援していきたいです。
毎日、学校の宿題が終わったら、5分から15分でいいです。英語時間を作る習慣をつけられたら、実は、それが財産になります。しかし、「ただ、CDを聞く、原稿英文を音読」だけでは、英語時間になっていません。どういう力をつけたいかと目的を持って工夫しなくてはなりません。自分の時間をコントロールし、工夫する態度が、財産です。

英語交流会へ向けて、3年生、4年生、練習中です。

3年生は、たくさん、英文をインプットしている時期です。2年生までは、英文を音でインプットすることがほとんどで、その力に優れていまが、分析力は、備わっていない年齢です。

3年生からは、丸ごと覚える力を生かす時期であり、また、ポイントを見つけ、応用していく力に目覚める時期です。また、3年生の終わりまでに、自分のしていることを理解し、自立した学習者に成長する時期でもあります。

今、どのクラスでも、友達力を借り、自分1人ではできないことを、仲間と一緒にできつつあります。英語交流会の練習の中で気づくことも多いです

4年生は、5年生の目標までのステップです。

「自分の時間をコントロールし、工夫し、わからないことは自分で聞き、目標をわかって行動し、頑張ったら自分を誉め、友達のいいところを見つけ、次への自分の目標に加える」という部分は、共通です。

 

 

質問力について

質問力について

自分から質問する力は、会話力の要です。即興で言っていく力です。

今回の交流会では、ここも重視しています。5年生は、スピーチ発表が主ですが、即興の前にインプットも必要です。

参考情報:
来年度から中学3年生に実施される学力調査のリハーサルとして予備調査が5月に行われたことの新聞記事を読まれた方は、多いと思います。
即興で解答というスタンスです。
話すテストで、「会話を聞いて、質問をする」という項目があります。
また、「自分の学校のことを30秒で紹介」というのもありました。

これについて、玉川大学の先生が「授業では、即興のやりとりを習慣づけるための時間….必要になる」とコメントしています。

mpi教室では、ずっと実施していることです。どんなトピックについて話すかについては、「体の一部になっている英語表現の数」が勝負です。

各年齢の成長の発達段階の特質を生かしたタスクをこなす中で身につきます。ステップバイステップです。

英語交流会の前にお知らせまで。

7月8日、発表会を前にお伝えしたいこと

当教室で大事にしていることが、浮き彫りになる時期なので、伝えさせて下さい。

1、自己肯定感

現在、通常カリキュラムの他に交流会の課題に向けた練習を授業の中で行っています。英語交流会では、今の時点での生徒のパフォーマンス度が、あらわれます。
比べて評価してしまうと、「自分は他に比べて劣っているから出たくない」、「ママに怒られそう」という気持ちになりがちです。
保護者の方も、「なぜ、みんなと同じにできないの」と評価されることもあると思います。

3年生以上の教材については、生徒の進度に差が出て、5年生では、かなり、表現力に開きが出ることがあります。

しかし、これは、ピアノやバレエ、サッカーなどの習い事でも起こることです。でも、人と比べるのではなく、自分なりに頑張って少しずつでもうまくなっていけたら、それぞれの到達点でいいということになっていると思います。英語も同じです。

特に5年生以上になると、資質により、クラスで、ネイティブがそこにいるぐらいのレベル差になることもありますが、アメリカ人が英語が上手で、それに比べて下手と落ち込むことは無いので、むしろ、留学しているみたいと思えば、ラッキーです。

また、生徒により、いろんな事情が出て、自宅練習時間、出席回数も差が出てきます。

しかし、どの生徒もそれぞれ、「自分なりに頑張っている」という気持ちがあったら、それが一番です。
「自己肯定感」を大事にしています。

まず、子どもたちにとって、一番の理解者であるママたちに、そこを応援してもらえると、それが一番の力になり、「自己肯定感」の土台になります。

2、伝える力

わからないこと、知っていて欲しいことがあれば、直接、MsFujiiに伝える力も鍛えて欲しいです。
ほとんどの生徒が、いっぱい、話してくれます。英語授業ですが、教室を出ると日本語時間です。「忙しくて英語できへん、風邪ひいてた、おでかけした」、「日本語タイム、いいですか? ここ、わかりません。」などなど。
何も伝えないで、自分のことをわかってくれないと怒ってもしょうがないです。先生も万能ではないので、
間違えることもあります。
「伝える力」も重視しています。日本語でできないことは、英語ではできません。

3、英語時間の習慣のバランス

どんなに忙しくも、学校の宿題のあとの英語時間の習慣。これは、財産になります。少しずつ、習慣にしてもらいたいです。
しかし、たまには、サボる週があっても、いいと思います。ゴムは伸びきらないようにです。バランスです。

英語交流会は、練習の段階でも、いろんな経験になっています。参観していただくポイントとして、また、教室の方針として、伝えさせていただきました。