参考図書を2冊

英語を話すために乗り越えなくてはならないことがたくさんあるという体験に基づいたことを

茂木健一郎さんが
「最強英語脳を作る」(ベスト新書)
の中で書かれています。
その中で、英語劇をすることは、ひとつの方法とされていて、賛同します。
イギリスで、我が家の子どもたちが通っていた学校でも、盛んでした。英語を母国語とする子どもたちも、より、表現力がつくように奨励されているのだと思います。ましてや、第二言語として身につけるなら不可欠と思います。
中間、期末で100点をとることがゴールという姿勢で無ければ、しなくてはならないことは、問題集を仕上げる以外にたくさんあります。
もう1冊、
藤原和博さんの
「10年後、君に仕事はあるのか?」も、中学生以上なら読んで欲しいです。幼児さんをお持ちの保護者の方、小学校の先生方にも必要な情報かもです。
幼児さんをお持ちの保護者の方でさえ、経験していない社会が待っています。
mpiが目指しているものを理解できる
図書かもです。

学期末のOpen class dayが始まりました

一つの3年生のクラスの参観日。 ママやパパの前で、発表です。 3年生ですが、スピーチアドベンチャー1を終了し、長い自己紹介スピーチです。 実は、この教材は、2学期の終わりに終了。今学期は、開いていませんでしたが、スピーチに挑戦してもらいました。

少し、練習時間も作りましたが、5人の生徒たちは、りっぱにこなし、私は、目頭が熱くなっていました。よく、ここまでできるようになったかと。

そして、チームワークもしっかりできていて。そこが強みです。 何回も発表会、一緒に頑張ってきました。 一人、練習が足りなかったら、全体のできは、損なわれます。 それぞれ、苦手だったことを克服し、仲間に支えられ、達成してきました。

その経験がいいクラスづくりにつながっていると思います。 これから、どんどんクラスメートと会話をして、楽しんでいけると思います。

7月の英語交流会では、他のクラス、他の教室からのお友達とも、うまく会話をしていけると思っています。

12月には、いよいよ県の発表会デビューです。仲間とこなしていってくれると思っています。

英語は、コミュニケーションツールです

保護者の方の英語学習のイメージは、「英語を教えてもらって、覚えて」だと思います。 少人数、できたら一対一で、きっちり英語を練習させるといいなと思っていらっしゃるかもしれません。

しかし、「知識として英語を知っていても、使えないと役に立たない」といつも唱えていますが、使うには、相手が必要です。

まず、その相手は、クラスメートです。 そして、その人数がある程度いる方がいい訓練になります。いろんなタイプの友達と英語で話せることは、いい経験です。

幼児さんクラスから仲間作りが始まります。 「クラスのお友達と英語で会話ができる」ことから練習が始まります。日本語でできない場合、英語でもできないのは、あたりまえです。

まず、日本語でお友達と会話ができる準備をしてきてください。

私は、まったくのしろうとですが、自分の経験からしか判断ができないのですが、母子分離については、「いかに友達との世界ができているか」ということも関係しそうな気がします。

友だちとの世界は、経験でしか、作っていくことができません。 3人子どもは必要、社会性が育つと昔、昔は、よく言われました。3人子どもでなくても、お友達がその役割を果たしてくれます。

親は、「子供に必要な環境を与えていく」ことしかできないとつくづく思うことがあります。 いろんなお友達と遊べるところにせっせと連れていくことが毎日の仕事だったと思っていました。

下の娘は、お兄ちゃんの世界についていくだけで、友達作りを学べますし、自宅に一人、いますから、あまり、頑張らなくてもよかったです。

一人目の場合、せっせと外へつれていき、「ママと二人の世界」以外と十分に経験させることで、「自立の一歩」、お友達との世界を作っていけるのでは?

英語クラスは、その環境の一つです。

今の年少クラスの一つは、昨年2学期から生徒だけ。7人の仲間で、時にはケンカをしたり、仲間外れをしたりもありますが、それも学びの一つ。 くるくると7人、仲良く英語を楽しんでいます。ステイッカーを渡す役目もできるようになりました。英語を使って、お互い会話をする第一歩です。 

 

中学生クラスでの目標

中学生クラスの目標

1、英語を使って話す態度を身に着ける

★ その中で{「まあまあ」という返事をしない}を一つの目標とします。

何か質問すると「So so」と答える小学生が多いです。 これは「、質問の答えを考えていない」ということと同義です。 英語では、「はい」か「いいえ」です。でも、「はい」の中に、少しだけ「はい」もあり、そのコメントをつけます。「いいえ」の中に、そんなに「いいえ」では無いということもあり、コメントをつけます。

そうすることで、会話が広がっていきます。まあまあ、では、「この会話したくありません。あなたとは話したくない」という意思表示と受け止められても仕方ありません。

また、「ずっと考えて返事を長い間しない」という生徒のなんと多いことか。 

「こんな答えをしたら、どう思われるだろうか」と推察しています。 それは「自分もそうするから」が含まれているのではないでしょうか。 海外に出た時に、「どんな答えをしても、受け止めてもらい、変に思われないい」という現実に接し、「え、こんなんでいいの? 今まで苦労したな」という感想を持つ大人は、多いのでは。

また、何か新しい提案をしていくと「えー!、やーだ」と、声をあげる生徒の多いことか。「じゃ、しなくていい」と言われて、キョトンとします。 日本人、遠慮のかたまり、まず、「私は、そんなことはできません」と謙遜する文化でしょうか。 

そして、「Who wants to try ?」に 名乗り出なかったら、絶対にさせません。 そういう状況を、「えー、えー」と見ていて、必ず、あててもらえると思っています。いえいえ、したくない生徒は、無視です。 海外では、「したくない人は参加しなくていい」つまり、その態度は、「あなたとは、ご一緒したくない」という意思表示ですから。

という、「どの国の人ともきちんと会話ができる態度」を養う目標です。

2、論理を鍛える

「国際言語は、実は論理です」と言いきった国際人がいます。 まさにその通りです。 日本人は、とてもそれに弱いです。日本文が「あいまいに言いたいことを伝える」という様式だからかもしれません。

英語のスピーチ、英語のライテイングは、「論理を推し進めることができるか」にかかっています。日本語で書いた作文を翻訳する技術ではありません。 これは、ある事柄をカテゴリーにまとめ、英文構成ルールにのっとって組み立てていくという技術です。 まず、「ある事柄をカテゴリーにまとめる」力は、文法理解力から、訓練していけます。 小学校3年生から始まっています。

ちなみに、「英語の文法」は、「自分の言いたいことを、よりうまく伝える知識」です。 文法を使って英語をちゃんと組み立てることで、「英語を聞いてくれる人が理解しやすい」という思いやりの気持ちで頑張ってくれたらと思います。

私は、イギリスで、「上記のような視点で文法を学ぶクラス」に入り、本当に助かりました。

3、ちゃんと伝わる英語で話す

ただ、覚えた英語を言っただけでは「伝わりません」。 この仕上げの時期が来ています。

以上、3つの目標を代表として掲げましたが、「学期末テストにここが出るから練習しよう」という訓練が、必要なら、「そういうことをしてくれる場所」に行くか、「自分でするか」という自立した態度の生徒を望んでいます。 

「学校で教えてくれる内容をしっかり自分のものにする」ことと「必要な文法を自分で学習する」という態度が無ければ、上記3つの目標も達成できないです。

なお、学期末テスト等の内容は、「英語力を養う」以外の検査内容も多く含まれていると感じます。 「事務能力検査」みたいだなと思うことがあります。

「英語力」より「事務能力」を重視する場合、きっと、他にいい場所があります。 また、「いい点数をとらせることを教えてもらえたらそれでいいです」という場合も、他がいいと思います。

学校の筆記テストの点数は、残念ながら、まだ、「英語でコミュニケーションできる本当の力をあらわせない」と判断しています。もちろん、もう、進んでいる中学校もあるので、見極めてください。

生徒たちは、「保護者の皆さまの判断」をまず、重視する場合もあります。 スポンサーですので、当然です。 

なお、中三については、現在の状況から、「高校受験勉強に専念」もいい選択だと考えています。

今年も、mpiカリキュラムをいったん終了し、高校受験勉強に専念する新3年生もいます。 生徒の事情を重視しています。