英語を話せるようになることは、「アメリカ人になることを目指す」のではないです。

どの国の人とも「コミュニケーションがとれるツール」としてことばを身に着けることなのでは?

それは、「自分と違う人と仲良くなる」ということにつながると思います。

いくら、たくさん英語を知っていても、使えなければ意味が無いと思います。

初めて会った人に、「こんにちは」と自分からあいさつができる人に育ってほしいです。

それが、「こんにちは」では、通じないなら、「Hellow!」と言えることが、相手への思いやりと思います。

先日1,2年生のクラスに見学の親子さんが来られました。

「Hellow!」と自然にクラスの生徒たちがあいさつをして、私自身、とっても嬉しかったです。

「じゃあ、日本語でたくさん経験させたらいいでしょ?」とよく言われます。

でも、「日本語だとあんなにおしゃべりなのに、英語になると何も言えない」日本人から脱却するには、やはり、「第二言語を使っていても、話せる」経験は、必要だと思います。

大学受験生が、目標に向かって学習を重ねています。

英語長文を読むという力は、「国語の力」を試されていると感じています。

英語は、第二言語ですから、第一言語の日本語がしっかりしていないと英語も最後は、伸びません。

英語を読めるようになるためにも、母国語の発達は、不可欠です。

「小学校で英語をする?」、「幼児から英語をする?」

「ひどい話だ、日本語を大切にしてほしい」

と、よく言われます。

でも、「子どもであっても、英語圏で暮らし始めて1年たたないと英語での日常会話はできない」と言われているぐらい第二言語の習得は、大変なことです。

日本国内で、週に1時間以内の英語をするだけで、

「日本語ができなくなる」という論理が出てくるのを、いつも、不思議だなと感じています。

また、特に幼児時期は、「日本語の歌」と「英語の歌」、両方歌っても、楽しめるし、

英語の決まり文句を話すのは、「ごっこ遊び」の感覚があり、大事な日本語をだめにするほどの事実は無いのですが。

どうして、「日本語の発達に悪影響がある」と、みなさん、声高におっしゃるのか、わかりません。

母国語というのは、とても大切で、それを大事にしていれば、英語環境を与えても、うまく、プラスにしていけます。