BBLの音声について

BBLブックシリーズには、CDがついていますが、CDをなくされたり、また、CDをかけられない場所でも、音声をダウンロードできます。

入手方法

1、「mpi松香フォニックス」で検索し、ホームページに入ってください。

2、下に行くと「mpi 3つの事業」 の下に 「つくる」という項目があるので、クリックしてください。

3、下に進むと「mpiオンラインストアはこちら」とあるので、クリックしてください。

4、親御さま向けの英語教材一覧とし「何をお探しですか」のところに「BBL」を入れて検索してください。

5、BBL Level 0がでます。 下に行くと「この教材を立ち読みする」の下に、「無料でダウンロードできます」があるので、クリックしてください。

6、BBLについての画面が出ます。 左上の [+Menu ]をクリックしてください。

7、各レベルが出るので、聞きたいレベルをクリックすると各本が出ますので、オーデイオファイルをダウンロードしてください。音の画面が出ます。

画面にいつも出るようにしておくと便利です。

mpi絵本音声情報について:自宅練習用音声

英語のデータベース蓄積のために、練習した英語を忘れないようにしたいです。

そのためのいい音声教材を利用できるようになりました。

mpiカリキュラムでは、9冊の絵本を履修します。絵本のことばの練習が、パソコン、スマフォで簡単に入手できるようになりました。絵本については、絵本、DVDを貸出して自宅練習してもらっていますが、一度練習した絵本のことばをいつでも簡単に練習できます。

(※ この9冊の絵本がすべてそろったのは、昨年末ですので、高学年で履修していない絵本もあります。)

入手方法:

1、「mpi松香フォニックス」で、検索し、mpi松香フォニックスのホームページを出     してください。

2、下の方に進み、ニュースリリースに行き、「もっと見る」をクリックしてください。

3、2017 10.16 「大切なお知らせ」をクリックしてください。

4、mpiオトキコ が出ます。 そこの「コチラ」をクリックし、ダウンロードしてください。

5、9冊の絵本の画面が出ます。 履修済みの絵本のところをクリックすると2種類のURが出るので、クリックしてもらうと、画面と音が出てきます。

絵本で練習した言葉や、応用の言葉を練習できるようになっています。

教室で、少しずつ、履修した絵本を忘れないようにスパイラルに読んでいきます。

6年生も9冊の絵本を読んでいく中で、「文法の分類」をしています。

宿題の無い英語スクールでいいのでしょうか

いろんな英語スクールがあって、「1週間に一度スクールに来るだけで英語が上手になる」という方針のところもあるようです。

それだけで「本当に英語力」がつくとしたら、「1週間30分ピアノを弾くだけでピアニストになれる」ということと同じだとびっくりします。

また、幼児さん、小学1,2年生で「英検準備ワークブック」を毎日学習し、「英語検定に受かる」ことが英語力とするところも、お子様のタイプによると思います。

保護者の方の経験で、考えていただければ、ご家庭の方針が出ると思います。

インターナショナルバカロレアという高校卒業時の資格があります

我が家がドイツに滞在中、子どもたちは、インターナショナルスクールに在籍していました。最終学年のコースは、「インターナショナルバカロレアコース」でした。これは、多岐にわたる科目と多岐にわたる活動の成果を提出するものでした。レポートに加え、ボランテイア活動の成果なども提出義務があり、本当にたくさんのことをしていく必要があります。レポートも自分で調べ、考えて書いていくものです。

つまり、「ここが試験に出るから覚えて勉強ばかりする」準備ではありません。

自分で時間の使い方をコントロールする、自分で何をすべきか考えるということができるかを試されていると思いました。

これは、インターナショナルスクールの幼児クラスからの目標だと感じていました。中学コースに妹もいましたが、レポート提出など、自分でなんとかしていく宿題がでていました。

日本のテストとの違いを感じていました。

上手な練習について

なかなか、カードの英文を覚えてこない生徒たちがいます。力はあるのですが、「とりあえず宿題をしておけばなんとかなる」、「教室に座っているだけでなんとかなる」という気持ちが大きいかもしれません。

言葉で伝えても、頭の上を通り過ぎていくと思っています。 自宅練習の方法を教室で練習し、「こういう風にするといいんだ」と自分で気づいてくれるのを待ちます。

「自分で気づく」という経験のために、いろんな仕掛けをしています。環境を用意するのが指導者の役割です。「自分で気づく習慣」というのも大事な力だと思っています。

自宅練習を上手にできずに、教室で活動に参加できないこともあって悲しいこともあると思いますが、「どうしてかな」と振り返れば、また、それは、いい経験と思います。

クラスが始まった時に、パッとできていく生徒、時間がかかる生徒といろいろでしたが、今は、「コツコツ仕上げてくる力のある生徒」が伸びています。

気づく力がある生徒たちだと思っています。

「人よりもできていることが自慢」という気持ちが強すぎると、そういう場面が無い場合「しない」という効率的な態度になっているような気がします。

すべて、「自分の力をつけるためのこと」と気づくことも大事かなと思います。

自分でなんとかしていく力も経験から

レベル1から4で、自宅でカードを使って練習する方法を、教室で練習中です。

会話カードには、英文を表す絵が描かれています。絵を見て、すぐに英語が言えるようになることを目標とし、その力が、「こういう時には、この英語を言うんだ」という力につながっていきます。

ステップバイステップでタスクが高くなる方法で、練習しています。それは、「今は、これができるようになる練習」というのを体験してもらっています。「目的があってそのためにしている」と経験してもらいたいです

ある生徒は、本当は、順番をバラバラに並べられたカードをとっていく「一人カルタ」を、順番どおりに並べて「他の人より早くとれる」ことを目的としていました。たぶん、いつも、「目的は、人に負けない」なのかもしれません。その順番をバラバラにしたら、とても不満そうな顔でした。

バラバラに並べられているカードをとることで、情報がちゃんとインプットされているかを確認する、「自分の力」のための「一人カルタ」です。

何回かしていくうちに本当の目的を知ってもらえたらと思っています。

ポイントをつかむ練習は、少しずつしかできないかもです

「お勉強の中でポイントをつかめる力をつける」ために、「お勉強をたくさんさせたらいい」と思われる保護者も多いと思います。

でも、生活の中でいろんな経験ができるのでは。 3歳の孫娘に洗濯物をたたむというお手伝いをさせた時に、本当に楽しくてしょうがないとしてくれました。

いつも、ママの方法を見ているので、たたみ方はできていました。そして、パパのはここ、ママのはここ、自分のはここ、弟のはこことわけて置いていきました。もう、ここに、「与えられた情報をカテゴリーごとにグルーピングする力」の芽生えがあります。観察もしていたかもしれません。

大きいものをたたむとき、小さいものをたたむとき、たたみ方を工夫していました。いつも、ママのやり方を観察していることもあってですが、それを楽しんでいました。「タスクを与えられたら、自分で工夫する」という学ぶ態度の練習です。

当教室では、「英会話たいそう、もっと英会話たいそうのカードシートを切って持ってくる」という宿題が出ています。保護者の方にもメールをしたので、保護者の方がご用意くださったケースもあるのですが、子どもたちが作業する中で、いろんな力がつきます。

カードの切り方ひとつでも、「短時間でうまくするにはどうしたらいいか」と考えます。低学年で、気づかない場合、教えてあげてもいいと思います。3年生以上なら、自分で考えられるのではないでしょうか。どういう袋に入れて、整理しておこうかということも考えるといい経験です。

ハロウイーンパーテイの時は、メンバーに配るおやつを持ってきます。年長さんからぐらいからは、ママと相談して選ぶということもいい経験です。小学低学年でも、考える機会としてくれるママたちもいます。「ママが買ってきたから」というケースは、もったいないなと思います。

選択を間違えて、「こんなの持ってきちゃった」という経験は、とてもいいです。人間なんて、全部なんでもわかるわけではありません。海外で英語で暮らせば、間違えることばかりです。 間違えたからと落ち込んでいたら、生きていけません。「あ、そうか、こう考えればいいんだ」とポジテイブにとらえ、次につなげたらいいです。

子どもたちは、プライドのかたまりです。「プライドを傷つけられた」と思うと泣けて泣けてしょうがないこともあります。乗り越えることで、少しずつ平気になります。たくさん失敗して、たくさん乗り越えている生徒は、強いです。

「失敗しないように」、「お勉強以外のことはさせないように」という生活は、もったいないと思います。

5年生の教材で、お手伝いをしているかという英語を練習します。何もしたことがないという生徒がたまにいるとびっくりします。

 

 

 

「自己表現ワークブック」は、優れもの

mpiスピーチ教材は、3,4年生から「自己表現ワークブック」があります。3冊のシリーズで、これをこなすと、いろんなことが話せます。

文法を学んで、辞書を片手に自分の言いたいことを書いていくのが英語を表現する方法と思われている方も多いと思いますが、英語表現は、パターン文と決まり文句でできているので、パターン文の基本をマスターすれば、それを少し変えて、自分のことばにしていけるのです。

また、「自分の言いたいことの日本語言語レベル」と「知っている英語での言語レベル」は、一致しないのが常です。自分の日本語を翻訳して英語にしていくのが英語表現と考えるのは、特にスピーチでは、難しいです。 借り物の英語は、人に気持ちを伝えることはできません。 ただ、英語をすらすら言ったら素晴らしい英語になると勘違いしている方は、多いのでは。

英語には、「相手にわかってもらうための英文の順番」が確立されています。

① まず、何の話をするか「トピックセンテンス」

② それを少しサポートする「サポート文」

③ 一番いいたいこと

④ その理由や、事実、経験など。

⑤ それらをまとめた文

は、一例です。 なぜ、決まっているかというと、英語は、「全部の英語が分からない人が多い」という前提だからと聞いたことがあります。間違っていたらすいません。

イギリスは、植民地時代、いろんな言語の人と交流があり、アメリカは、いろんな言語の人が集まっていて、また、インターナショナル英語となると、母語が様々な人が使っていることばです。 日本語のように、すみずみまで言葉がわかっている同士のやりとりという場面ばかりではありません。

すこし語彙、表現がわからなくても、①から⑤の順番で話しているとわかっていると英語の内容を推察できます。

自己表現ワークブックは、この「英文構成法」の基礎を少しずつ作っていけるものです。 その後、中学生教材で、本格的なプレゼン力へとつなげていきます。

我が家のこどもたちは、インターナショナルスクールに中学生以降は、在籍していたので、徹底的にこれを教えられ、大人になった今は、プレゼン力が強いようです。

mpiでは、まず、生徒たちが言いたいことの英文を集め、それを自由に操れたら、すでに同年代の英語を話すこどもたちと話せる力をつけていきます。

「大人になったら話せたらいい」のではなく、「今、同じ年齢の子どもたちとコミュニケーションする力」を養い、年齢が上がれば、その年齢にふさわしい英語を身に着けていくという考えです。

15歳になった時に、世界の15歳と話題を共有できたら、英語の基礎は、できています。

自己表現ブックは、英会話たいそうの続きです。 友達と小さなやりとりをしていく英語から、自分のことをたくさん話せることへとステップアップします。

じゃ、「幼稚園の時からこれをさせたらいいので」と思われるかもしれませんが、英語は、その年齢にふさわしい内容であるからこそ身についていきます。

大昔? mpi中学生教材の QA100という教材、「これができたら英語が困らないと思うので幼稚園からさせています」というびっくりのどこかの英語スクールの先生に会った時がありますが、どうだったのでしょうか。

年齢にふさわしい教材をしていくことが自然なインプットになります。

母語を身に着けてきた方法と同じです。 幼稚園生を中学校へ連れて行ったら、素晴らしい大人になると思う方は、いないと思います。

 

 

 

英会話たいそう、もっと英会話たいそうの自宅練習のコツ

楽しく英語でともだちとやりとりするための英文を練習するのが、これらの教材です。そして、それは、英語検定の基礎英文のいっちしているのは、当然です。

さきにつながる英文を楽しく自分のものにしていくのは、自宅練習が鍵です。

ひとりひとりの生徒たちが持っている「マイアチーブメントブック(MAB)」に各レッスンの到達度をステップバイステップで進める目標があります。

まず、①ジェスチャーをしっかりして教材の歌が歌えること。次に、②各英文用の絵を見て、英語を歌としてではなく、会話として言えること。最後に③会話スキットをみんなの前で言えることと進みます。

これは、私たちが母語を習得してきた順番です。 中学で英語を学んだ時の順番は、違っていたと思いますので、こういう習得法に遭遇したことが無い保護者がほとんどだと思います。

① しっかり歌えるためには、「まず、音をキャッチし、まねができる力」が必要です。 その前に、「聞いてみよう、まねをしてみたい」という態度が無ければできません。 これは、テストに出るから、覚えようね}ということを言われて日本語を練習した赤ちゃんがいたら会ってみたいです。 たくさん英語の歌を歌ってきた力が必要です。

★ 自宅練習では、CDをかけて、しっかり真似をします。それができているから教室で、一つ一つ、ジェスチャーをしながら、英文の意味を理解していきます。自宅でちゃんと歌えるようになっていなければ、これができません。教室で歌の練習に時間をかけすぎていては、次へ進めず、また、歌の練習は自分でできることです。

② 絵を見ながら、歌ではなく、CDの英語練習をしっかりしましょう。ジェスチャーができたり、絵をじっくり観察すれば、英文の意味は理解できます。しっかり英語が言えるように自宅練習が必要です。さらされ言えない英語は覚えられません。その英語を意味を一致させる練習も自宅でできます。

★ カードを切り離して、ひとりカルタ取りができます。 カードをバラバラにならべてください。CDは、順番に英語が出てきますが、カードはバラバラ、しっかり意味と英語が一致していなければ、とれません。

★ カードをばらばらにもって、英語が言えるか試しましょう。順番でしか言えない力は、本当のデータベースになっていきません。

★ 一つの英語がCDから流れたら、一回とめて、次の英語を言ってみましょう。歌でなくても、ペアの英語がわかっているか試せます。

★ もっと英会話たいそうは、日本語が入っているので、それを聞いて、英語を言う練習もできます。日本語は、英語が使われている場面をあらわすぐらいのものです。日本語に頼って英語を理解していく練習ではありません。

③ 上記の力があって、自由に英語のやりとりができます。教室での活動を楽しめます。自宅練習がしっかりできている生徒は、楽しくできています。 発表力もついていきます。

「ソング&チャンツ」「スーパースターソング」教材の優れたところ

mpiの歌の教材に「ソング&チャンツ」、「スーパースターソングシリーズ3冊」あります。この中にも、基礎英語として役に立つ、フレーズ、語彙が満載です。歌は、本当にしっかり覚えてしまえば、忘れにくいです。歌っていきましょう。口ずさむ回数が多ければ多いほど、覚えていきます。

英語習得に役に立つ順番で利用できます。「英語の耳を育てるために」ー>「英語の口を育てるために」->「英語の音素を聞き分ける力を育てる=フォニックス導入のための力を育てるために」->「英語を読む力を育てるために」->「語彙、使える英文を増やすために」という順番で、とってもたくさんの役割を持っています。

1年生から練習する教材の中の語彙、英文を足していくと、膨大な英語データ量になりますが、練習の回数がある回数まで到達しないと忘れていきます。 歌えるようになるー>忘れるということを繰返すと、「今までの英語時間は何だったの」となります。

言語習得には、繰り返しの時間が必要です。母語は、すさまじい繰り返しの中で習得しています。第二言語も同じです。

コツは、「お風呂の中で歌いましょう」です。 子どもは、湯船でママやパパと一緒に1から10まで言う練習が効果的でした。歌いましょう。歌うためには、覚える必要があります。CD学習でしっかり練習し、その週は、その歌を歌いまくりましょう。

 

「英会話たいそう」「もっと英会話たいそう」教材のすぐれたところ

mpi教材に「英会話たいそう」「もっと英会話たいそう」という英語の基礎文を習得する教材があります。動作をつけて歌う教材ですが、生徒たちが「今、使ってみたい英文」の宝庫です。

「英会話たいそう」は、1,2年生で練習します。の英文は、中学1年生教材の中身とリンクもしています。

しかし、英会話たいそうは、中学1年生で困らないように育てるための教材ではありません!

基礎英文は、「英語で生活するために必要な英文」です。中学生であろうともまず、そこから習得すべきものです。だから、リンクしているのです。

ということは、英語検定5級とか受けようと思っている時に、同じ英文が出てきて、文法がわからなくても答えられるということが出てきます。

大人の方であっても、その英文をマスターしていれば、日常英語でとっても助かります。

こんな優れた英文8ユニット12英文ずつ96文ありますが、練習をしなければ、習得はできませんし、忘れるのが得意な1,2年生の教材なので、3年生になると忘れてしまっている可能性もあります。

どうしたらずっと覚えていられるのでしょうか。毎日、口ずさむだけで、覚え続けていられます。そして、本当に何回も口ずさめば、長期記録すべきものと脳が判断し、ずっと覚えていられます。

日本で英語を習得しようとしたら、毎日、英語練習を30分でいいですから、続けるという方法があります。 英会話たいそうのフレーズは、小学校1,2年生でも使えるフレーズですが、大人も使うフレーズです。

「もっと英会話たいそう」は、もっと様々な英文が網羅されています。英語は、まず、文法を勉強してからなんてことは、考えていませんが、使っていけます。過去形、現在完了形、未来形などなど、日常で必要なら、フレーズとして使いましょう。

そして、高学年になった時に、文法として整理していきます。その時に覚えていなかったら覚えなおしです。一度練習した英文は、一生忘れないぐらいに覚えておきましょう。

 

英語をしっかりさせたくても、英語幼稚園は高いし。

幼児をお持ちのご両親、悩むところですね。 英語幼稚園、資金はあるが、行かせたいタイプの幼稚園が近くにないという場合も出てくるかもです。しっかり英語をさせたいご家庭では、次は、英語スクールを考えると思います。

「1週間に1回、外人の先生と遊んでいるうちに英語を覚えられる」という方針の場所もあります。異文化交流の場所としては、素晴らしいと思いますが、ピアノ教室に行かせて、自宅練習をしないでピアノが弾けるようになると思われる保護者はいないと思います。

「幼児期からしっかり英語を勉強させて英検を受験させています」という小さい時から英語受験対策ができる凄腕講師がいるスクールもありそうですが、子どものタイプにより、合うか合わないかがあるかもです。また、英検に受かったとしても、その英語力を使っていく世界に入るには、だいぶ年月がありますが、テスト準備のために勉強した英語をずっと覚えているのでしょうか。

さて、海外に幼児さんを連れて行って、英語幼稚園に入ったとして、3日もすれば、英語ペラペラになると思う方もいらっしゃるようですが、「1年間は、あまり英語がわからない時期が続き、3年たって、同じ年齢の子どもたちとのコミュニケーションに困らず、5年たって学校の勉強、本来の力が発揮できる」という報告があります。

生まれて3歳ぐらいから母語がしっかり話せるようになり、5歳になると勉強をスタートできる頭になるという事情とよく似ています。

第二言語習得というのは、海外で生活していても、そんなに簡単にできるものではありません。では、日本ではどうしたらいいのでしょうか。生活の中に英語時間を作るという考え方があります。 じゃ、「親が英語を話せばそれでいいんだ」とはりきる英語得意ご両親もいらっしゃると思いますが、では、日本語は、どうなるでしょう。

パパが英語ネイテイブ、ママが日本語ネイテイブという場合、2か国語で育てますが、どちらかを母語として育てないと考える力に影響が出ると言われています。

2か国語ができる子どもは、「人の二倍、言語習得に時間をかけている」ということも言えるかもです。

幼児期に英語をさせたいママ、パパの希望は様々。

小学校になるまでに英語を習うことをスタートさせたいという保護者の希望は、様々だと思います。

● 将来、英語でコミュニケーションする力をつけていてほしい。

● 小学校で英語が始まるので不安がある。

● なんか楽しそうだから。

● 少し、歌って踊っていたら、将来、役に立ちそう。

● 子どもが興味がありそうなのでさせてみたい。

などなど、さまざまだと思います。

英語幼稚園(当教室のある奈良県ではありませんが)を視察する機会が、この夏休みにあり、4つの英語幼稚園を見学しました。

一般的には、学費を考えると、「将来、英語でコミュニケーションできるようになってほしい」という強い希望がある保護者にしか払えない額、毎日英語をインプットしますので、年長さんになれば、かなりの成果が出ていました。その力をどこまでキープできるかが課題かとは思いましたが。

英語幼稚園、4つ行きましたが、4つであっても、4つのタイプに分類ができました。どのように英語を身に着けさせるかという点で、違っていました。どの幼稚園も、ほとんど定員に達する感じでしたが、「しっかり英語を身に着けてほしい」と保護者が願っても、幼児期の第二言語習得の環境は様々です。

 

友だち力の効果

9月は、BBL本読みコンテストも実施しましたが、効果は、抜群でした。英語の歌を歌うのは好きだけど、なかなかBBLに興味を持っていなかったけど、このコンテスとで、「上手な友達みたいに読みたい」という闘志が芽生え、たくさん練習し、クラスで発表する楽しみも得たようです。

ある2年生のクラスは、クラスチャンピオンだけを撮影するのではなく、全員を撮影してほしいと、どんどん、どんどん、5冊も本を読む発表を全員でしました。日ごろ、ほとんど読んでいない生徒も、ちゃんと読んでいました。

そして、この2年生は、読めた本を書くこともしていますが、ぽつぽつではなく、たくさん書くようにさせています。書きたくなかった生徒も、やはり、上手に書いてくる友達に刺激を受けています。

全員、書ける時期が来ていて、ただ、なんとなくおっくうという雰囲気の生徒が少しいるという状態で、宿題にしました。がんばれば、全員達成できる宿題ということもみんなのマイブームになっていった理由と思います。

 

日本語が大事です。食事中は、会話をしましょう。

今回、英語練習の確認をしていると、「ご飯を食べるときに英語CDをかけている」というケースがいくつかありました。 生徒にも保護者の方にも、食事中の英語CDは、やめてほしいと話しました。

それは、食事中は、大切な日本語でお話しする時間です。母語を育てるには、「子どもがたくさん話す機会を持つ」ことが大切です。 親の話を聞くだけではなく、子どもがたくさん話すことが母語を育て、頭脳を伸ばしていくと思います。

日本語の能力があがっていないと英語は、伸びません。また、英語も言語です。意味がともなうものです。その意味である「知っている語彙」が少なければ、英語も覚えられません。

実体験にともなう語彙の増加、論理的思考の向上が必要です。 たくさん経験し、それを言語化することで語彙が増えていきます。

食事中、一日のできごとを両親に話す経験が論理思考を鍛え、語彙を増やします。また、心の交流ほど大事なことは、ありません。食事中の英語CDは、音楽と同じで、インプットにならないので、効果も大きくありません。

英語のデータベースを作る時期です

mpi教材を楽しく、教室で練習しています。 そして、その中の英語を積み重ねていくと大量の英語インプットができます。

今回、6年生が実用英語検定を受けます。英検は、松香洋子先生がアドバイザーに就任と聞いていて、受けやすい試験になったと判断したので、積極的に利用していきたいと考えています。

問題の中に、mpi教材の中で、「グラマリング」「QA50」のみならず、「英会話たいそう」「スーパースターソング」「自己表現ワークブック」「mpi絵本」「BBLシリーズの本」の英文がたくさん出ています。

しかし、しっかりそれらを自分のものにしていないと「利用することができません」。 今、練習中のものは、覚えています。しかし、しばらくすると忘れるのが常です。それを食い止めるのが「毎日の30分インプット」です。

文法学習については、論理的な思考が必要で、苦手な生徒も出てきます。しかし、しっかり英文を覚えていることで、パターンとしての理解ができていきます。

しっかり覚えていることが大事です。

1年間の英語インプット量を積み上げた結果が6年生の力となっています。

やはり、「しなくてはならないことをしてこその結果」ということです。英語データベースの量は、毎日の英語インプット量の結果です。

鼻歌は、なかなかの効果があります。まず、覚えていないと歌えません。また、一つの歌だけでは飽きてしまいます。 習得してきた歌をどんどんメドレーで歌える力が実は、「英語を覚える力」「しっかりした英語の口」を作っていきます。

日本語を話す口と英語を話す口は違います。英語を話す口になっていないと、スムーズに英語が言えず、言えない英語は覚えられません。常に英語の歌を歌っているだけで、英語の口を作ることができます。物理的に英語が言いやすい筋肉構造が保たれると思います。

英語習得は、「体育」の要素もあります。頭だけで英語を習得するのは、とてもつらいです。

「学校の宿題だけで大変なのです」「塾の宿題もさせないといけません」「習い事で忙しくて」という生活の中ですが、英語時間を作り、英語を毎日くちずさみ、英語のデータベースを増やしていくという構造をご理解いただけたらと思います。

 

 

 

多聴、多読、大量インプットが英語習得のカギです。

ピアノを習い始めた時に、自宅練習をしないで、「1週間に1回先生のところでピアノをひくだけ」と思っているご家庭は、皆無だと思います。しかし、英語スクールの場合、「とりあえず、小さい時から英語を習わせば、英語ができるようになる」という感覚で英語スクールを始めさせる方は、意外と多い印象があります。「3歳から英語をさせています」、「外人の先生のところに行っています」、「少し英語を楽しんでもらったらそれでいいので」というご希望の方も多いかもです。

しかし、「ある程度きちんと英語ができるようになる環境を与えたい」という場合、ピアノを習わすと同じ感覚を持っていただく必要があるという教室です。体験授業で「自宅サポート不可欠」という教室であるとお話し、入会していただいています。

多聴、多読をしていくという生活になります。

 

リスニングレコードのこなし方について

リスニングレコードとは、生徒が持っているMAB(教材習得の自分の成果を記載するノート)に英語練習をした時間を記録していくものです。mpiでは1日30分の練習で、1年間で200時間を目標と作られているものです。2000時間の英語練習時間達成を目指しています。

9月はリスニングレコード強化月間とし、「1日30分の英語練習1週間分の目標のところにしるしをつけ、毎週のレッスンで達成したかを自分で確かめる」ということを実施しました。いつもできている生徒にとっては、むしろ、達成感があって楽しかったという意見。 自宅英語練習ができていなかった生徒も、目標にむかって続ける習慣がついたという様子。しかし、「こういうことをされると迷惑。お稽古事で毎日忙しく、できません。」と苦境を訴える生徒も出てきたので、秋休みの前のレッスンでは、どのように毎日30分の英語練習をするかを確認をしました。

これは、以前は、あまり明確に言ってこなかったことです。今、あらためて、毎日の英語練習の重要性を認識し、mpi学園前では、生徒たちに達成を促しています。以下について、当教室独自の方法かもしれませんが、「英語ができるようになる」という目標がある生徒、保護者にとって不可欠のことと思います。

リスニングレコードと呼びますが、「英語練習時間」と考え、「英語インプット時間」ということになります。CDをかけて、聞き流している時間は、含めないということにしています。食事中の英語練習は、避けてもらています。

宿題になっている英語を言えるように練習する、歌は歌えるようになる、絵本もリズムよく言えるようになるという場合は、CDをかけて、しっかり練習してほしいです。また、フォニックスルールを使って本を読む、多読として本を読む、テレビの英語番組を時々、声を出しながら見ているというような時間も記録してもらっています。

しかし、CDをかけていなくても、「覚えている歌、覚えようとしている歌を歌ったり、英語チャンツを言ったり、絵本を暗誦したりする時間」もこの時間と考えています。「英語を口ずさむ、鼻歌として歌う、弟や妹たちに絵本を読んであげる、パパやママの前で英語の発表をする」という時間もすべて記録してもらうと、1日30分の英語インプットは、とても楽に達成できます。車で移動中というのも一番、インプットにいい時間です。

朝起きて、洋服に着替えるときに、英会話たいそうを歌う。登下校でも、英語の歌を歌いながら歩く。自宅に帰り、ママにただいまと言ったら、一つ、歌を歌う。夕ご飯ができたら、一つ歌を歌って食べ始める。 夕ご飯が終わったら、歌を歌う。おふろに入るとき、洋服を脱ぎながら、お風呂の中で、出たら、パジャマを着ながら歌う。歯磨きの前に歌う。お布団に入る前にBBLの本を読む。 お布団に入ったら、小さな声で歌を歌う。

という鼻歌タイムをたくさん作ったらいいよと生徒たちに確認をさせました。

新しい歌をCD練習したり、新しいBBLの本を読めるようになったり、書く宿題をこなすのは、「学校の宿題が終わった時間に、学校から帰った時に」というふうに決めている生徒は、かならずきちんと宿題ができています。なんとなく暇な時間にという場合は、「忘れました」ということになっているようです。

急に習慣にはなれません。少しずつ少しずつしていくと、それが当たり前になります。英語練習時間を習慣にするには、「少しずつ」がコツです。新しい歌も、鼻歌で歌い続けると覚えてしまいます。