「自己表現ワークブック」は、優れもの

mpiスピーチ教材は、3,4年生から「自己表現ワークブック」があります。3冊のシリーズで、これをこなすと、いろんなことが話せます。

文法を学んで、辞書を片手に自分の言いたいことを書いていくのが英語を表現する方法と思われている方も多いと思いますが、英語表現は、パターン文と決まり文句でできているので、パターン文の基本をマスターすれば、それを少し変えて、自分のことばにしていけるのです。

また、「自分の言いたいことの日本語言語レベル」と「知っている英語での言語レベル」は、一致しないのが常です。自分の日本語を翻訳して英語にしていくのが英語表現と考えるのは、特にスピーチでは、難しいです。 借り物の英語は、人に気持ちを伝えることはできません。 ただ、英語をすらすら言ったら素晴らしい英語になると勘違いしている方は、多いのでは。

英語には、「相手にわかってもらうための英文の順番」が確立されています。

① まず、何の話をするか「トピックセンテンス」

② それを少しサポートする「サポート文」

③ 一番いいたいこと

④ その理由や、事実、経験など。

⑤ それらをまとめた文

は、一例です。 なぜ、決まっているかというと、英語は、「全部の英語が分からない人が多い」という前提だからと聞いたことがあります。間違っていたらすいません。

イギリスは、植民地時代、いろんな言語の人と交流があり、アメリカは、いろんな言語の人が集まっていて、また、インターナショナル英語となると、母語が様々な人が使っていることばです。 日本語のように、すみずみまで言葉がわかっている同士のやりとりという場面ばかりではありません。

すこし語彙、表現がわからなくても、①から⑤の順番で話しているとわかっていると英語の内容を推察できます。

自己表現ワークブックは、この「英文構成法」の基礎を少しずつ作っていけるものです。 その後、中学生教材で、本格的なプレゼン力へとつなげていきます。

我が家のこどもたちは、インターナショナルスクールに中学生以降は、在籍していたので、徹底的にこれを教えられ、大人になった今は、プレゼン力が強いようです。

mpiでは、まず、生徒たちが言いたいことの英文を集め、それを自由に操れたら、すでに同年代の英語を話すこどもたちと話せる力をつけていきます。

「大人になったら話せたらいい」のではなく、「今、同じ年齢の子どもたちとコミュニケーションする力」を養い、年齢が上がれば、その年齢にふさわしい英語を身に着けていくという考えです。

15歳になった時に、世界の15歳と話題を共有できたら、英語の基礎は、できています。

自己表現ブックは、英会話たいそうの続きです。 友達と小さなやりとりをしていく英語から、自分のことをたくさん話せることへとステップアップします。

じゃ、「幼稚園の時からこれをさせたらいいので」と思われるかもしれませんが、英語は、その年齢にふさわしい内容であるからこそ身についていきます。

大昔? mpi中学生教材の QA100という教材、「これができたら英語が困らないと思うので幼稚園からさせています」というびっくりのどこかの英語スクールの先生に会った時がありますが、どうだったのでしょうか。

年齢にふさわしい教材をしていくことが自然なインプットになります。

母語を身に着けてきた方法と同じです。 幼稚園生を中学校へ連れて行ったら、素晴らしい大人になると思う方は、いないと思います。