いよいよ、発表が近づいて

各クラス、仕上げに入っています。ホールでの発表の前に、クラスでの参観日。

まず、ママたちの前で、しっかり発表ができるところから始めています
6年生には、ゴールのハードルを上げ、最後の1週間で、どうにか自分でしてみるという経験をしてほしいです。
低学年の恥ずかしがりやの生徒たちは、会場に来るだけでも、勇気がいるようです。
みんながんばれー、一つステップを上がれば、今までのステップなんて、なんだ!ってなっていきます。
応援しています。

英語を使えることを目指して

1週間もすると教室発表会、mpi学園前英語教室Big Open  Class Dayの日を迎えます。

その前に、各クラス、自分のクラスでの発表をどんどんしています。借りてきたねこという表現があてはまり、ママたちの前では、とたんに顔がこわばり、声も小さいです。
そんな生徒たちがホールでは、もっと緊張すると思いますが、たくさん、舞台経験を積むしか、初めて会った日本語が通じない人々に、自分から声をかけること勇気が持てるようにはならないのでは?
英語を知っているだけでは、話せません。  教室内だけでしか言えない英語も、外へ出たときに使えません。
「そんなの性格ですから、しょうがないです」と言う声も聞きます。しかし、俳優さんなどが、「子どものころ、恥ずかしがりやだったので、児童劇団に入れさせられました」
などと聞きます。
人前で発表する経験が、勇気を出せる人にしていくのでは?
発表会、顔がこわばっても、声がちいさくても、まずは、経験してほしいです。

壁を乗り越えてほしいです

ある少人数クラスで、昨年の参観日に起こったことです。

いつものように、ステージタイムとし、みんなで発表するゴールに挑戦タイム。

ママたちが来ていたことで、リーダー的存在の生徒が躊躇し、席を立ちませんでした。

それにつられ、他の生徒も席から動こうとしませんでした。

そこで、日本語が話せるように、玄関を出て、外で、日本語で話をしました。

「人の前で英語の発表をできないなら、英語を話す人たちに話しかけもできない。そんな勇気もないなら、英語教室に来ている意味がない。考えて」 と。

生徒たちは、教室に戻り、少し泣きながら歌い、ママの中には、もらい泣きをする方も。

さて、今年の発表会では、一人発表を大事にしています。 このクラスで、一人発表が嫌だという自分の気持ちを大事にする生徒がいます。 「みんなで発表するならいいよ」と。

うーん、確か、つい、こないだまでは、みんな一緒でも、ママたちの前でさえ、嫌だったのでは?

みんなで一緒なら平気となっています。 階段をひとつひとつ上っているかなと思います。

この生徒は、ひとり発表、少しならいいということで、ほんの少し、発表します。 ただ、他のクラスメートは、自分の気持ちを大事にし、たくさん、一人発表してもいいと頑張ります。

以前、自分の気持ちより、クラスのハーモニーに気をつかっていたようでしたが。

これも、一つ乗り越えたかなと思っています。

いろいろ体験をしながら、気持ちを育ててほしいです。

 

こうなりたいと思えることが努力を後押しするかもです

英語力をつけるには、いろんな力が必要です。 

すぐにたくさんの英語を覚えられる力、感情豊かに表現できる力、伝えようと工夫する力などが、総合的に組み合わされた力です。 

たくさん英語が言えたとしても、相手に伝わるように、顔の表情、声のトーン、ジェスチャーを交えて言わなければ、実は、通じる英語にはなりません。 また、ただ言うだけでは、相手には伝わらず、伝えようといろいろ工夫する必要もあります。

中学になってからのテストは、英語を読んだり、書いたりする分野の力を発揮する場にはなっていますが、その他の力を見てもらえる場所には、なっていません。

また、生徒ひとりひとりの力も違います。 自分の得意分野を伸ばし、少しずつでも不得意分野ができるようになっていく努力をしてくれたら、総合的な力がつきます。

それに、気づくのも、発表の場です。 

1、何ができて、何ができていないかと気づかない限り、発展はありません。

2、できていない部分を何とかできるようになりたいと強く思うことが、努力の後押しをするのでは?

3、目の前に「いいな、すごいな」と思えるモデルがいるということが、後押しをするかもです。

4、「自分だったら、もっとうまくできるよ」と得意分野を誇りに思い、さらに伸ばしてもらいたいです。

先輩たちを乗り越え、どんどん育っていって欲しいです。

 

Thank you と Please

イギリスで、子育てをしていた時に、 Thank you と please を言えなかったら、ビスケットはもらえないというフレーズをよく聞きました。

 礼儀を教えることだと思いますが、きちんと「自分の気持ちをことばで伝えなくてはならない」ということを小さいうちから自覚させることになります。

 話さなくても、何でもしてもらえるということではなく、「自分の気持ちをちゃんとことばを使って伝える」ということを体験しています。

 もちろん、意思疎通には、言葉は、3割、あとは、顔を表情、ジェスチャーなど、ことば以外が必要です。 しかし、ことばで伝える大事さにかわりはありません。

 顔を見て、目みて、ちゃんと言葉で伝えるという習慣をつけることから、一人発表の準備は、始まっているかもです。

 

勇気が必要です。

7月26日の 教室発表会に向けて、仕上げをしていく時期がきています。

MABのゴールの一つは、「みんなの前で一人で発表ができる」です。

これは、とっても勇気がいることです。

英語で話せるようになるためには、実は、勇気を出せる子どもである必要があります。

英語を話すということは、 ただ、質問されるのを待っているという態度ではなく、「自分から話しかける」勇気が必要です。 

「大人になったら慣れる」と思われる方が多いと思いますが、「小さなうちから鍛える」ということが大事だと思います。

「それって性格だから、仕方ないのよね」と言われたり、 「日本語で発表ができるから大丈夫」と言われる方もいらっしゃいますが、

1、経験を積む中で、勇気が出せるようになる

2、日本語でできても、英語で発表するには、勇気がいる

と、思っています。 

 生徒たちは、様々な経験、自分の壁を乗り越えながら、成長してもらいたいと願っています。