歌やチャンツをたくさん言えるようになっている生徒に起こっていること

どうどうとみんなの前で、表情豊かに大きな声で歌ったり、チャンツを言えるようになるためには、自信が必要です。 ましてや、発表会、完璧に自分のものにすべきです。

その自信は、どこから来るのでしょう。練習量です。 「できなーい」と言う生徒は、練習量が足りていません。 練習を重ねていくうちにできるようになっていきます。

たくさん、たくさん、歌えたり、チャンツが言える生徒は、「英語を覚える力」が加速します。

人前でひとりで何かできる力は、体験です。 発表の経験を積めば、できるようになります。

発表の経験を積むには、「一人でも大丈夫」と思える自信が必要。 それには、練習です。

高学年になって「さらさら英語が覚えられる生徒」は、このサイクルがうまくいってきた生徒です。

「恥ずかしがり屋だから」という性格だけのせいで、「発表ができない」となっているわけではないと思うことがあります。

今日、5分、歌の練習をしたら、確実に5分間の成果はあらわれます。もし、この5分をしなかったら、次のステップに進めません。

さらさら英語を早く言えるようになる生徒は、この5分の積み重ねをしてきています。 

1年たったら大きな違いが出ます。 

もちろん、もともと覚える力に優れている生徒もいると思いますが、 その生徒の2倍練習をしたら、同じようになれるなら2倍すればいいだけです。 することをしないで、「えー、できなーい」と言っていたら、 教室に通っている年月を、効果的に生かしていけません。

高学年では、もう、そういうことが理解できる年齢だと思っています。 友達のいいところをまねしてほしいです。

体験と目標が必要です。

英語世界に飛び込んだ時が、英語年齢0歳です。 

年長クラス3学期で始めた生徒たちがいます。 小学生になり、「やっと英語のマネをするのはこわくない」となりました。 でも、中には、初めのあいさつ、聞こえないぐらいの小さな声でしか言えない生徒もいます。2年生になった時には、大きな声であいさつができるようになってくれると嬉しいと思っています。 毎回のレッスンで、ドアを開けるときに、きちんと挨拶する習慣が先へつながる体験です。

「声が小さいくらい、英語には関係が無い」と思っている方もいると思います。 「英検に合格すれば、英語はペラペラになる」と固く信じている方もいるようです。

でも、日本語ではないことばを話すには、「初めて会った人に自分から、大きな声で、笑顔で話しかけること」から始まります。 それは、大きな声でいつも挨拶ができることから培われる力です。 「そんなことは、大人になったらできるようになる」と思われている方は、とってもラッキーな方です。

中学生になってずいぶんたっても、結局しっかりあいさつができなかった生徒が、かつて、いました。残念ながら、これ以上の英語のお手伝いはできないと判断しました。大きな声で、英語らしい口をしながら話すことをしない限り、通じる英語にはなりません。

高学年以上になったら「英語を話す目標」を持てない場合、結果が伴わないので、違う目標を追いかける場所に移る方がいいと判断しました。「なんとなく来て、とりあえず、笑って終わったらそれでいい」という時間を過ごしているだけでは、結果はついてきません。

「英語を話せるようになりたい」という明確な目標が無い限り、当教室でのカリキュラムについてくるのは、とても難しいと思います。中学生までに体験を重ね、自分はどうしたいか考えてもらいたいと思います。 毎週の宿題の成果が、先の力につながります。

 

 

 

 

幼児クラスで、子どもたちは、勇気を出しています

2,3歳児さんクラスでは、ママと一緒が一番という世界にいて、ママと一緒でも、自宅と違う場所に行くことに大きな抵抗がある幼児さんもいます。 特に英語世界の場所となると、英語と日本語の違いが明確でなくても、違和感を感じるようです。

少しずつ少しずつ、「あ、ここって楽しい場所なんだ」と感じることで、英語世界に慣れてくれます。自宅で、英語の歌をママと歌って踊っていたら、教室でも同じことがあって、ここは、ママの世界と通じてると感じたり。 お友達も一緒に歌ってると感じたり。

少しずつ、「外の世界に慣れていく」ということが、英語教室に通ってくることでも、起こっていきます。

「もう、絶対に目を合わせないぞ!」と下を向いていたり、「ママのひざから離れない」としがみついていたりなどなど。 それが、ママから離れてみんなと一緒に歌えたり、みんなの前でひとりで歌えたりできていきます。少しずつ、子どもたちは、勇気を出していきます。

体験がそれを成し遂げていると思っています。 前へ一歩進むには、子どもたちには、「ここは大丈夫」と納得することが必要です。そして、頑張ります。頑張ったら、それが、自信になります。 

ママから少しずつ離れることができるようになりますが、自宅でママと遊んでほしいので、親子教室にさせてもらっています。

「単語を覚えることが英語教育ではありません」とお伝えしていても、ママたちも「体験していないことは理解が難しい」という状況だと思います。 教室でわが子に起こっていることを体験しながら、ママたちも「英語はリズムから」と理解してもらえたら、先へつながります。

子どもたちの勇気を見ていてあげてください。

先週、年少クラスで、列を作って、ひとりずつ、先生の前で、英語の練習をすることができるようになりました。

これには、

1、ママから離れられること  2、お友達と仲良く過ごせること

3、英語を怖がらずにマネをすることができること  4、英語が言えたことを「楽しい」と思えること

の力が必要です。 頑張っています。

英語はリズムから。

どの国にもわらべ歌があります。 これは、その言語の拍を練習しているという説があるそうです。

拍とは、ことばのリズムです。 日本語は、各子音に母音がついている拍です。

でも、英語は、違います。 また、英語の子音は、複雑な口の動き、空気の出し方があります。

英語のチャンツや歌は、ナンセンスな歌がほとんどらしいですが、韻を踏んでいることが特徴です。

チャンツや歌は、英語の口の形やリズムを習得できるとも言われています。

うちの孫娘は、カリフォルニア在住。駐在員家庭です。自宅では日本語、外の幼児クラスは英語です。1歳の時、話せませんが、聞いている意味は、わかり、英語のバスソングの動作をしっかりマスターしました。体でリズムを刻み、意味を表現できることは、ことばのリズムの習得につながります。

現在、2歳半、エリックカールの英語絵本を通して言えるようになりました。 もちろん、日本語の歌も、たくさん歌えます。この絵本は、0歳の時から、繰り返し繰り返し聞いてきて、たくさん、ジェスチャーをしてきました。やっと、絵を見て英語が言えるようになりました。

Brown bear, brownn bear, what do you see ?

と問いかけると、 I see a yellow duck looking at me. と答え、動物が変わっていきます。

うちの孫は、I see a ・・・・・とだいぶ考えてから 動物の名前が言えます。

このI see a・・・ というフレーズが英語の基礎になるのかな?とおもしろく見ています。

単語をたくさん覚えたから英語が話せるのではありません。

幼児さん時代は、

みんなの前でどうどうと英語の歌をジェスチャーつきで歌える力を身に着ける大事な時期

と考えています。 

 

自宅学習とのサイクルですが、 間違えても平気の気楽さも欲しいです。

当教室は、「教室に連れてくるだけで何とかなる」教室ではありません。自宅学習との連携です。

年少クラス : ママと一緒に自宅練習をしたら、教室では、自信をもって歌えたー>嬉しいー>

          また、練習したい。

年中クラス : ママと一緒に自宅練習したら、 教室では、ひとりでできて、褒められたー>

          また、練習したい。

年長クラス : 自宅で、たくさん歌ってきたら、 教室では、お友達と一緒に楽しくできたー>

          また、練習したい。

レベル1クラス : 自宅で、たくさん練習してきたら、

           教室では、お友達と英語でお話できた、 ゲームでうまくできたー>

           自宅で練習してきたらうまくできるようになるとわかった

というようなサイクルをどんどん構築し、 教室発表会で、みんなの前で発表ができる勇気も

身につけてほしいです。

人前でどうどうと発表するには、「英語が自分のものになっている必要」がありますが、少しぐらいまちがえてもどうってことなーいという気楽さも必要です。

歌うことを楽しめて、少しぐらい違っていても平気平気の心を育てられたらうれしいです。 

 

自発的に工夫する力

「これができるようになりたい」という気持ちが練習を楽しくさせます。

毎回の宿題は、「できるようになること」が目標です。

そのために、「いろいろ工夫してくれること」がもう一つの「目標」です。

毎回の授業は、「自宅学習をどれほどしていくか」の刺激です。 

先週、あるクラスで、スピーチをできるようになることが宿題でした。

できた生徒は、1人でした。 今週が大事な時間です。

1、刺激を受けて、もっと頑張ってくる生徒

2、とりあえず、形だけしてくる生徒

3、練習してこない生徒

に分かれたとしたら、

1の生徒は、工夫する力を一つ身に着ける練習をしたことになります。

2の生徒は、今週、また、何かを感じてほしいです。

3の生徒は、これは、こちらで、物理的にシステムを作ります。

ずっと3の状態が続く場合、「英語の自宅学習ができないほど忙しいサイクルの中にいる」か

「それほど英語を話したいとの気持ちが無い」かもしれず、観察していきます。

 

クラスの中の生徒の力の違いについて

人が持っている「賢さ」は、 「計算が速い」、「たくさん漢字が書ける」ということでわかるのでしょうか?

英語の力は、「英語の問題に答える」ことで、はかれるのでしょうか?

英語力の一部は、それでわかるかもしれませんが、英語は、ことばですから、コミュニケーションが成立して、初めて、力があるとわかります。

コミュニケーション力は、「たくさん文法、英語の単語を知っている、書ける」から身に着くのではなく、 総合的な力です。

教室の生徒、ひとりひとりの力は、様々です。 すぐに英語を覚えられる生徒、クラスをいつも楽しくしてくれるムードメーカー、覚えるのに時間はかかるけど、コツコツ努力する生徒、 友達をいつも大切にできる生徒などなど、いろんな力があります。

ひとつの課題について、生徒の間で、マスターする速度に差が出ます。 しかし、 クラスのいろんな生徒のいいところに刺激を受け、みんなで伸びていくことで、総合的な力がつきます。

当教室は、幼児クラスから始まります。 途中入会については、お互いにいい関係になれる場合、ご入会していただいています。

それは、「途中入会の生徒は、とってもがんばってついていきたい」とのモチベーションが非常に高く、また、「自分の意志で英語をしたい」と決めている生徒たちです。

他の生徒のいいお手本になっていくことが多いです。

「幼児クラスから来てくれていたら、もっと力がついていたのに」と思うことは多いですが、「始めたい」と来てくれた勇気にいつも感動します。

できないことが他の生徒より多いですが、途中入会の生徒の努力は、他の生徒のいいお手本になります。

そういうことがわかってくれている保護者の皆様と歩んでいます。

 

 

 

ポイントを見抜き、自己主張し、コミュニケーション力をつける

学習のために、「コミュニケーション力が大事」と聞くと、なぜ???と思われるかもしれません。

「今、どんな課題がこなせるか?」については、自分自身にしかわかりません。 また、こなし方についても、「どこがわかっていないか?」と質問しないかぎり、だれも、教えてくれません。

mpi教材授業中でも、「英語で質問する力」をとても大事にしています。

「今、なんのことがわからないが、ま、いいか」と流してきたことが、大きな損につながります。

この宿題では、「どんな力を身に着けたらいいか?」と知ることが大事です。 

自分だけわかっていないのは、「恥ずかしい」とごまかしていかず、堂々と「ここ、わかりません」と発言することは、とっても素晴らしいことです。

「自分は自分」の意識、とっても大事ですが、学校では、なかなか、それができません。

余談ですが、息子が中学生のころ、2年間だけ、日本の公立中学に在籍していました。息子は、イギリスで培った発言力で、先生の質問には、どんどん答えていったり、わからないことは、どんどん質問をします。しかし、日本の学校では、他の生徒は、わかっていてもわからなくても、発言しません。

授業参観で、我が息子しか発言しないクラスに驚愕しました。

インターナショナルスクールでの彼のクラス。高校生でしたが、みんなでどんどん発言。物理の授業でした。

mpiクラスは、どんどん発言するクラスでありたいです。 

 

伸びていく生徒

仕事がら、大学受験生、大学生の留学試験指導等もしてきました。

伸びていく生徒は、以下の力があります。

1、自分のすべきことのポイントがわかっている

2、与えられた課題にたいし、自分で工夫してこなしていく

3、時間をうまく利用している

4、検証を怠らない

伸びていかない生徒の特徴があります。

1、宿題はとりあえず、形だけでも終わらせたらいいと思っている

2、どうするか、いつも待ちの状態で、自分で工夫する気持ちがない

3、時間をうまく利用できない

4、検証しない

どうして、上記の違いが生まれるかは、

1、目標があるか無いか

2、気が付いたら、いつも、だれかに指示され、それさえこなしていたら怒られなかった経験

3、学習サイクルを身に着ける練習をしてこなかった

4、とにかく、勉強から逃げたい

人は、好きなことは、頑張ってこなしていくと思います。 本当にきらいなことは、つらいです。

でも、嫌でも最低限度、こなしていく必要があるなら、「工夫する力」を発揮し、自分なりのバランスをとった時間の使い方で、「賢くこなす」ことが、先の「仕事力」につながると思っています。

大学受験生、ここで、自発的に学習する態度ができていなければ、なかなか必要な力が身に付きません。

大学生で留学を目指す生徒は、 伸びていくすべを身に着けている学生が多かったです。 

幼児クラスから、この「自分でなんとかする力」の育成が始まっていると思っています。

中学生クラスは、いよいよ「自分の力で、工夫力を自発的に身に着ける」チャンスです。

 

 

中学生クラス、学校授業とmpi学習の関係: 自分で工夫する力の練習です。

中学生クラス 現在、中間テスト期間中。 中間テスト前は、mpi教材学習はお休みし、テスト対策学習をします。教科書には、mpi教材で練習したフレーズがどんどん出てきますから、mpi教材のいい復習にもなります。

学校の授業を自分の英語力アップにつなげるには、「予習、授業、復習ー>応用」が欠かせません。

それは、mpi授業の流れと同じです。 

mpi授業で、自宅でCD学習をしっかりして、英語を言えるようになってこなければ、授業に参加できません。 授業中、しっかり内容を理解し、英語が使えるように練習します。 その後、自宅で、「語彙を増やしたり、スピーチを書いたり」の復習をし、さらに、授業では、「スピーチの練習、会話練習」につなげていきます。

学校の授業も同じように、「予習で教科書内容をだいたい理解していく」ことで、授業をしっかり生かせます。

また、復習で、「英文を暗誦する。すべて、書けるようになる。文法事項を学習する」というサイクルで、学んだ英語を自分のものにしていきます。

1年生の間は、「何をどうやって学習したらいいかわからない生徒」が多いと思います。 しかし、学習方法を練習したら、あとは、自分で工夫していく力です。

課題は与えられますが、それを生かすのは生徒自身です。

当教室は、「点数を稼ぐ方法を教える塾」ではありません。 しかし、テスト対策は、先へつながる大切な学習と考えています。

大人になった時、仕事を任せられ、こなしていく時、準備が必要です。 

学校のテストも同じように考え、工夫し、自分のベストが出る練習になると思っています。

 

新学期が始まり、目標の一つは教室発表会です。

新学期が始まり、小学生以上のクラスでは、My achievment  bookの「目標が見える化されたページ」を使って、覚えた英語をちゃんと使えるまでの完成度にすることを目指しています。

各レッスンのゴールが示されていて、歌の本では、「覚えて歌えるだけではまだまだ、大きな声でジェスチャーをつけて、みんなの前で堂々と発表ができる」を目標としています。

その積み重ねが発表会です。 なぜ、こんな訓練をするかというと、mpi,では、「英語を知識として知っていること」ではなく、「コミュニケーションツールとして使えること」を目標としているからです。

「へえ、歌をステージで歌えることが、英語が話せる一歩ですか?」といぶかる声も聞きます。「発表度胸なら日本語でしていたらいいですよ。」という学校の先生の意見も聞いたことがあります。

でも、「日本語でちゃんと面白いことが言えたり、発表ができるのに、英語だと、普通のあいさつもままならない大人」がたくさんいるのはどうしてでしょう? もちろん、日本語でどうどうと発表ができなくては、英語でだってできないとは思いますが。

「ステージに立って発表をしたくない」という子どもは、とってもたくさんいます。「間違えたら恥ずかしい」というのが大きな理由のようです。 「間違えないようにしっかり練習をして、それでも間違えたら、それは、どうってことない」と思えたらいいのですが・・・。

教室では、毎回のレッスンで小さな舞台発表をしています。 それでも、オープンクラスデイで、ママたちの前になると「借りてきた猫ちゃん」になったり、教室発表会では、小さな声になったり。でも、何回も何回も経験していくと、どんどんできるようになっていきます。

毎回のレッスンの舞台発表ができないのは、「自宅学習をしっかりしてきていない」という単純なことがあります。 「みんなと一緒にどうどうと歌えた!」という経験をすると、自宅学習にも身が入ります。

リスニングレコードの長い生徒は、英語の成果も出ています。 

教室発表会に向けて、小さな一歩一歩を積み重ねています。