リスニングレコードのこなし方について

リスニングレコードとは、生徒が持っているMAB(教材習得の自分の成果を記載するノート)に英語練習をした時間を記録していくものです。mpiでは1日30分の練習で、1年間で200時間を目標と作られているものです。2000時間の英語練習時間達成を目指しています。

9月はリスニングレコード強化月間とし、「1日30分の英語練習1週間分の目標のところにしるしをつけ、毎週のレッスンで達成したかを自分で確かめる」ということを実施しました。いつもできている生徒にとっては、むしろ、達成感があって楽しかったという意見。 自宅英語練習ができていなかった生徒も、目標にむかって続ける習慣がついたという様子。しかし、「こういうことをされると迷惑。お稽古事で毎日忙しく、できません。」と苦境を訴える生徒も出てきたので、秋休みの前のレッスンでは、どのように毎日30分の英語練習をするかを確認をしました。

これは、以前は、あまり明確に言ってこなかったことです。今、あらためて、毎日の英語練習の重要性を認識し、mpi学園前では、生徒たちに達成を促しています。以下について、当教室独自の方法かもしれませんが、「英語ができるようになる」という目標がある生徒、保護者にとって不可欠のことと思います。

リスニングレコードと呼びますが、「英語練習時間」と考え、「英語インプット時間」ということになります。CDをかけて、聞き流している時間は、含めないということにしています。食事中の英語練習は、避けてもらています。

宿題になっている英語を言えるように練習する、歌は歌えるようになる、絵本もリズムよく言えるようになるという場合は、CDをかけて、しっかり練習してほしいです。また、フォニックスルールを使って本を読む、多読として本を読む、テレビの英語番組を時々、声を出しながら見ているというような時間も記録してもらっています。

しかし、CDをかけていなくても、「覚えている歌、覚えようとしている歌を歌ったり、英語チャンツを言ったり、絵本を暗誦したりする時間」もこの時間と考えています。「英語を口ずさむ、鼻歌として歌う、弟や妹たちに絵本を読んであげる、パパやママの前で英語の発表をする」という時間もすべて記録してもらうと、1日30分の英語インプットは、とても楽に達成できます。車で移動中というのも一番、インプットにいい時間です。

朝起きて、洋服に着替えるときに、英会話たいそうを歌う。登下校でも、英語の歌を歌いながら歩く。自宅に帰り、ママにただいまと言ったら、一つ、歌を歌う。夕ご飯ができたら、一つ歌を歌って食べ始める。 夕ご飯が終わったら、歌を歌う。おふろに入るとき、洋服を脱ぎながら、お風呂の中で、出たら、パジャマを着ながら歌う。歯磨きの前に歌う。お布団に入る前にBBLの本を読む。 お布団に入ったら、小さな声で歌を歌う。

という鼻歌タイムをたくさん作ったらいいよと生徒たちに確認をさせました。

新しい歌をCD練習したり、新しいBBLの本を読めるようになったり、書く宿題をこなすのは、「学校の宿題が終わった時間に、学校から帰った時に」というふうに決めている生徒は、かならずきちんと宿題ができています。なんとなく暇な時間にという場合は、「忘れました」ということになっているようです。

急に習慣にはなれません。少しずつ少しずつしていくと、それが当たり前になります。英語練習時間を習慣にするには、「少しずつ」がコツです。新しい歌も、鼻歌で歌い続けると覚えてしまいます。