子どもはすぐにことばを忘れる?

私自身の経験で、恐縮です。

父の仕事の関係で、小学生時代から、大学まで、日本の中で、引越しを繰り返し、様々な方言の町で暮らしました。

新潟、広島、鳥取、香川、東京、奈良、京都・・・。

引っ越してしばらくするとすぐに、その地方の方言で話し始めていたようです。

父や母は、方言ではなく、いわゆる「NHK」言葉を使っていたので、家庭では、いわゆる「標準語」が、コミュニケーションツールでしたが。

しかし、引っ越して、別の場所で生活を始めると、以前住んでいた地域の方言は、すっかり使えなくなり、影も形も無くなっていきました。

ですから、新潟弁も広島弁も鳥取弁も香川弁も、話せません。

中学時代を東京で過ごしたせいなのか、真ん中の母国語は、いわゆる標準語です。

現在、関西に住んでいますが、関西弁は、とうとう、うまくならず・・・。

言語の喪失?、臨界期?ということになるのでしょうか・・・?

イギリス時代の娘の担任の先生は、小学校時代、日本で暮らしていたそうですが、やはり、日本語は全て忘れてしまっていて、残念だと話されていました。

今と違い、その場所を離れると、音声インプットができない時代でした。

英語検定合格おめでとう

小学4年生、4級合格、おめでとう。

私がしていることは、mpi教材を指導しているだけ。

お母様との英検準備学習は、彼の中間言語のレベルがあがっているから、できるところだけ、すっとクリアしているようです。

もちろん、リスニングでかなり点数を稼いでいて。

mpi教材は、英語検定準備教材ではありません。

ただ、ステップバイステップで進むことができるので、言語習得のいろんな分野にも対応できるということだと推察しています。

松香先生の著書「これだけは知っておきたい子どもと英語」の中で、

「子どもが英語でコミュニケーションを行うためには、

● ことばを知っている能力

● ことばを使える能力

が伴うことが必要です。そのための具体的な例を見てみましょう

ことばを知っている能力

○ 文法を知っている
○ 語彙を知っている
○ 発音を知っている
○ 語法を知っている

ことばを使える能力

○ ジェスチャーを使える
○ 顔の表情を変えられる
○ イントネーションを変えられる
○ 声の大きさを調整できる
○ ことばを使おうとする積極性がある

と、書かれていて、

「これからの英語教育では、ことばを知っている能力とことばを使える能力をバランスよく育てて生きたいものです」

とも、書かれています。

バランスよく育てるお手伝いをしていると思っています。

まず、何より、一緒に英語を言うことを楽しみ、できたとの達成感を楽しんでいることにつきるとも思っています。

時間割を作っての子育て?

イギリスで、2,3歳の子どもたちのための子育てグループに入れてもらっていました。

私が入っていた「ウーマンズクラブ」内の、1つのセクションでした。

数人のメンバーのママたちが、グループを作ります。

週一回、子どもたちを二人のママがペアになり、どちらかの自宅で預かるシステムです。

私がびっくりしたことは、ただ預かるのではなく、2,3歳の子どもたちに対しても、ちゃんと、計画をたてていたということです。

朝の9時に、みんなが子どもたちをつれてきて、お昼まで、遊ばせます。

多分総勢5,6人だったと思います。

午前中を、「自由時間」「工作の時間」「おやつの時間」「歌の時間」などに当てる計画をたてていました。

天気の悪いお国柄、いつも、外で遊べるとは限りません。

だから、自宅内での遊びをオーガナイズする習慣があったのでしょうか。

工作の時間については、いろいろなものを用意していた覚えがあります。

日本で子育てをしていた時は、ただ、子どもたちを自由に遊ばせていただけで、きちんと時間割を作ったことはなくて・・・。

日本でも、きちんとスケジュールをたてて、子育てをされていた方もいたのでしょうか?

私は、グループに参加しないときも、少し見習うことにしました。