新年度、お願い

全クラス お願い
長文ですが、お時間を作ってお読みいただけると助かります。
『英語力は、自宅英語時間に比例する』とお伝えしていますが、もっと大事なことがあります。
『ご家庭で、いかに子どもたちにきちんと日本語を話させているか』
です。
mpi創始者の松香洋子先生は、家庭で
『子どもには、質問に答えた時に3つの理由きちんと伝わる日本語で言わせる。』というルールを徹底され、孫たちは、できないと罰金だったそうです。
きちんとした日本語とは、『相手はわかってるだろうから、単語だけ言う、主語を言わないという日本語ではなく』だと思います。
ここに、『考える』という時間があります。
うちの孫娘新4年生のママは、アメリカからの帰国子女です。
孫娘が3年生の時に、2つのダンススクールで迷っていた時に、
「では、リストを作ろう。一つずつのダンススクールいいところ、悪いところ書き出そう」とさせました。決める時のノウハウを練習です。そして、きちんと理由を言わせてダンススクールを決めさせました。
例えば、ご家庭で、Raz -Kids の本読みのあと、感想を話させてくださいお願いしています。
Raz -Kids の動物の本を子どもたちが読んだ時に、感想を聞くと、「別に」と言ったとしたら、考える習慣が無いということです。ヒントを与えてあげてください。「好きな動物は?」、「一番かわいい動物は?」、「知ってた動物は?」等々。そして、どうしてそう思うのと必ず理由を言わせます。「さわると柔らかそう」、「目が大きい」など、具体的なことを言わせます。そして、「そう、さわると柔らかそうだね。よく気がついたね。」と共感し、褒めてください。具体的なこと、意見の根拠を言わせる非常に大事です。
そして、
ここで、『考えて伝えると褒めてもらえる』と喜びホルモンが脳内に出たら、また、お話しよう、本を読もう、英語時間は楽しいとなります。
「国語力が弱いので話さない」と思うのは、間違いです。立派な話の前に、サッと簡単な事から言えるようにさせてあげるのは、親しかできません。
残念ながら、『日本語力が弱い。考えることができない』場合、英語力をつけていくことは、難しいです。しかし、今から、親が子どもを援助できます。
『子どもに話させる工夫』は、いつでも、ご家庭で、できることです。
ぜひ、実践してください。
3歳~15歳以降でも、できる工夫と思います。日本語力は、子どもに責任はなく、親の責任ですが、どうぞ、子どもたちの話を聞くのを楽しんでください。親にとっても楽しい時間です。
新学期にあたり、大変なお願いですが、どうぞ、よろしくお願いします。

自宅英語時間が充実していると。

2022年度のL3クラスの例を紹介します。

L3クラスの年度末最後の日は、その前の週のOpen class day で、教室内で、ママたちの前で発表したスピーチの撮影会でした。

Who wants to try?の声かけに Let me try! で、どんどん手が上がり、先にできないと「え~」と不満げで。

列になって、ひとつのトピックをどんどん撮影しましたが、とても楽しそうでした。

自宅練習がしっかりでき、「自慢のスピーチ発表タイム」になっているからです。

現在、Book report 提出もしていますが、スピーチ原稿をたくさん書いてきていますので、『ライティング発表』も楽しんでいると思います。

毎週、スピーチ準備で、言う練習、書いて、覚えてスピーチ練習をコツコツと積み重ねた結果です。

上手に英語時間をご家庭で作れていて、ママやパパの工夫努力が生きています。ものすごいご苦労があったと思います。簡単なことではありません。「自分のことでしょ❗ ちゃんと自分でしなさい❗」と叱咤すればいいと言うものではなく、「毎日の英語練習の達成感持たせる。もっと挑戦したい気持ち持たせる。」は、週一回教室でしますが、毎日、そういう楽しさ作れるのは、親だけです。ありがとうございます。

L1クラスは、これから。L2クラスは、発展途上。L4クラスからは、上記で差が開いていきます。L5クラス以上は、もう、自分でどんどんしていく「思春期」で、親から自立です。「言われたくない❗」ですね。

家庭での英語時間が子どもたちの英語力に比例

『英語で困らない人生を送らせたい』と英語スクールに子どもを行かせる時に、[どれぐらいの英語時間を持たせることができるか]で、子どもたちの英語力が決まると言っても過言ではありません。

[ネイティブ講師が英語を話しているところに行かせさえすれば、英語力がつく]と考えるご家庭は、もう、ほとんどいないと思います。

英語力は、家庭での英語時間が大きく関係しますが、[英語を聞いているだけでいい]は、大きな間違いです。英語を聞いているだけでは、脳は働いていないようです。

しっかり聞いて、次の行動の準備のためのインプット時間にしましょう。内容聞き取り、理解したり、音を真似たり、覚えたりで、[音読する、話す]の準備です。この時間を上手にどれだけ作れるかは、親の力にかかっています。歌うもすごく力がつきます。

当校では、L2クラス以上は、次の授業のプランを書いて帰ります。その授業のための準備が自宅英語時間です。

しっかり準備ができていないと授業を効果的に受けられません。「ちゃんと自分でしないので困っています。」と言われるご家庭はありますが、自立するまでは、ちゃんと練習できるかは、親の工夫力しだいです。

「ちゃんと練習した? してないの?」と他人事ではなく、「どれぐらいできるようになったか、聞かせて」と達成を一緒に喜び、励ますを、ママやパパが楽しんでください。楽しい時間が英語時間です。「英語時間だよ。今日は、どんな英語ができるようになるか楽しみ。 じいじ、ばあばも動画を楽しみにしてる。」と、ご家庭で英語アイドルステージを作りましょう。

 

 

親子英語時間という考え:L0クラス~L3クラス

『英語時間が作りにくい』『時間がない』『遊んでばかりで英語をしない』
とお悩みをよく聞きます。
まず、子どもは、この年齢で、
『今から○○の練習をします。』と自分から毎日言うというケースは、天地がひっくり返るほど、まれです。

現実的な英語時間の提案です。

◆親子で、『いつを英語時間にするか』
を理想ではなく、絶対にできる時間の中でみつける。
◆その時間になったら親が声をかけ、その時間を共有する。
◆横に一緒にいて、聞いている、励ます、褒める、英語時間達成を一緒に喜ぶ
◆声をかけてもしないなら、決めた時間を考えるです。

そして、注意点です。
★指導しない。★文句を言わない。

つまり、以下を言わないことです。
★,「ちゃんとしないと先生に怒られるよ」「友だちはできるのに、どうして、できないの」「あとで困るよ」は、禁句です。子どもから英語を遠ざける原因です。

毎日の子どもの英語時間10分は、親子英語時間10分です。子どもの英語時間を作れないのは、親自身が子どものための英語時間を作れないからと考えると、『親の工夫しだいで英語時間は作れる』です。

工夫の基本は、

●一緒に英語時間を共有する。
●達成を認め、励ます。

『英語時間を一人で作っているなら天才』と思います。4年生ぐらいからの自立へのはしごかけをしていきましょう。

子どもが英語時間を作らないのは、子どものせいではなく、親が与える環境です。

しかし、これは、とっても大変で、解放されたい、めんどう、忙しい、学校の宿題をさせるだけで一苦労
等々が現実です。

なので、
『家庭で親が英語時間をどれだけ作れるかが、子どもの英語力に比例。子どものせいにしない。しかし、親の事情があるので、その事情内で、できることをしていく。』
とお考えいただければ

「英語練習しないんです、うちの子は。」と嘆くのではなく、「うちの事情の中で、親子英語時間をあまりつくれませんが、よく頑張ってくれています。」というお気持ちで、親子で助け合い、日常で、『親子の英語時間が楽しい』となっていただくことを願っています。『授業準備の達成度』は、『子どものせいではなく、親の工夫しだい』ですので、保護者の皆様は、『お子さまの達成度合いをご自分の工夫力度合い』とお考えいただき、自分のことになるので、『もっと工夫しだいでは向上する』と安心していただければと思います。

子どもの能力の理由ではなく、ご家庭の事情しだいの英語力です。工夫しだいです。

工夫例
●具体例:Raz -Kidsの 場合、

小さい生徒の場合、膝にのせるがいいです。横で一緒にでも、近くで聞いているでも、生徒希望で。
①リスニングでは、真似ができるか親も聞いている
②うまくできない時は「頑張ったね。でも、もう一回するともっと上手だね」とかと励ます。
③うまくいったら「上手にできるようになったね」と達成を共感しましょう。
④リーディングは、うまくできないなら、録音もできるので録音し、聞き直ししてみたり、少し手伝えるようならヒントを出すもいいです。
⑤クイズは、したい生徒はしていき、生徒だけでは、できない場合、自由にさせてください。手伝おうとするといつもになり、ご家庭負担なら無理せず、ご一緒に楽しめる場合は、手伝ってください。

●例:英語の歌の時間
CD をかけて、歌うのを聞いてあげる→CD なしで歌えるかチェックする→できなければもう一度
を繰り返し、CD なしで歌えるようになったら、家族の前で発表。動画をとり、おばあちゃん、おじいちゃんに送り、すごく誉めてもらう。

●例:英会話たいそう(復習も含め)
全部、歌えるかチェック。
一人で練習させて、アカペラで歌えるようになったら、表を作っておき、シールをはる。次は、絵をみて英語が言えたら、次は、一人でスキットができたらなど、レベルをあげる。家庭内に成果を記録、公表できる場所があるもいいですね。管理ではなく、達成を一緒に喜ぶです。