1,2年生のクラスで英語の文字を読み始めました。

mpiのBBLの絵はとっても楽しく、また、CDの効果音入りの音声は、子どもたちを楽しませてくれます。

絵や効果音で、子どもたちは、どんなストーリーかをちゃんとわかります。

そして、わかったこと、つまり、推察できたことを、とっても喜んでくれています。

「英語だけの時間をたくさん経験してきた生徒」にとって、「英語でしか読まない絵本の世界」があっても、当たり前のようです。

当教室に参加したばかりの2年生が、「全部、日本語で説明してください」と不安そうに、授業のあとで言いましたが、ずっと来ている生徒たちには、まったくその発想もありませんでした。

でも、その生徒にも、「ほら、絵を見たり、音を聞いたりで、わかったでしょ、それでいいのよ」と説明すると、「そうか」と納得していました。

これから、たくさん、たくさん、英語の文字に慣れていって、「音で聞いて、絵やストーリーで理解できることば」とリンクしながら、「わかる英語」を増やしていけると思います。

また、「英語の本を読む習慣」というのを自然につけてほしいです。

我が家の子供たち??、もう社会人ですが、「英語の本」も「日本語の本」も区別なく、読みたい本を選んでいます。

 

 

我が家の場合の続き

海外にいた時に、自宅では日本語オンリーと書きましたが、「英語の歌を歌ったり、ダンスをしたり」は、だくさん、していました。うちの子どもたちは、それが大好きでした。

また、車で移動中は、英語の歌、日本語の歌、どちらも同じぐらいの分量でかけていました。

テレビも、イギリスでは、子ども番組の時間が決まっていて、幼稚園、小学校から帰宅した3時くらいから4時までが小さい子ども向け、4時くらいからは、小学校低学年、5時になると高学年向けだったと思います。子どもの食事は、4時から5時ぐらいに始めていて(Teaとよんでいました)。

我が家は、日本人家庭。夕食前は、英語の番組、夕食後は、日本から送られたビデオで日本の番組という感じでした。

日本のご家庭で、英語の歌をかけるという時間は限られると思います。当教室のママたちの作戦は、やはり、車での移動中のようです。

 

長い道のりを一緒に歩む仲間を募ります

当教室にたどり着いてくださる保護者の方は、mpiのホームページからはいってくださる方がほとんどです。でも、mpiにとどりつくまでにも、長い道のりがあったのでは?

我が子に英語教育を考え、どんな教室がいいかと探し、mpiにたどり着いてくださる保護者の方は、それだけで、すごいことだと思います。そして、当教室に問い合わせをしてくださる方は、ミラクルです。

たくさん英語教室があります。有名な教室は、ご近所にもたくさんあるでしょう。にもかかわらず当教室にたどりついてくださった保護者の方には、感謝の言葉しかありません。

未来からの留学生である子どもたちを育てるお手伝いをさせていただくことは、おこがましくもありますが、「英語教育の専門家のはしくれ」として、また、「子育てをしてきた先輩ママ」として、ひとりひとりの子どもによりそっていきたいと思っています。

こういう理由ですが、「中学で5をとらせたい」というご希望のみで来てくださるご家庭は、他を探していただければと思います。

しかし、本人が中学になった時には、頑張れとおしりをたたきます。中学生には中学生の勉強があり、それを怠けることはもったいないからです。

でも、「中学の英語」が合わない生徒もいます。その場合は、「あなたの人生の中で一番役に立つ英語を身に着けよう」と話します。

そういうことも含め、長い道のりをご一緒してくださるご家庭にめぐり合いたいと思っています。

今、来ている生徒たちは、どの生徒もわが子みたいなもので、保護者の方々は、親戚みたいな感じがしていて。

すうすうしいですが、そんな教室です。

 

自分でなんとかしていく力が生きる力

4年生のクラスです。

3学期は、BBLを読むことを中心に進めています。レベルが上がると、はじめは、たどたどしい読み方しかできません。しかし、練習を続けると、サラサラ読める時期が来ます。

昨日は、

「何回も練習することでしか、うまくはなれない。しかし、何回も練習すれば、必ずうまくなれる。だから、うまく読めないのは、自分でなんとかするしかない。」

と伝えました。

高校生で英語の力が伸びていく生徒は、「自分でどんどん読んでいく生徒」です。自立した学習者でなければ、伸びていきません。

そして、大学生で英語力がついていく学生も同じことが言えます。

社会人の方も、同じです。

「自分でなんとかしていく態度を身に着けた生徒を育てる」ことが、当教室の一番の目的だと思います。

コツコツ積み重ねることができる力をつけてほしいです。

オリンピックで活躍している選手は、皆、それができています。英語の道も同じです。

英語の本の力

昨年4月からスタートした小学1年生のクラス。プレフォニックスの時期で、たっぷり英語の音と遊んできました。なかなかアルファベットの文字自体を覚えることには興味はあまりなく、「読む力をつけるにはほど遠いかな?」と感じることもありました。

しかし、フォニックスジングルを唱え、アルファベットの文字の名前である「エイ、ビー・・・」ではない、アルファベット一文字が持っている音の方は、覚えてしまっていました。

昨日、BBLレベル1の本を読む練習をしたら、フォニックスの音をたよりに、読めました。

これから、少しずつ、「ためてきた音のデータベース」を整理していけると確信しました。

「フォニックスルールのデータベース」をまた、どんどんためていきたいです。

そして、何より、簡単な絵本ですが、1冊丸ごと読めるという実感は、「とっても嬉しい気持ち」を持たせることができます。きっと、「どんどん読んでいきた~~い。」というクラスの雰囲気ができていくと思います。

今の年長さんクラスの生徒たちは、もっと早い時期で、この「本が読める」時期が来るのでは?

今の年中さんクラスでは、もっともっと早いかもです。

「英語の音のデータベースがたっぷりたまった時」が、「フォニックスルールの練習と本を読むこと」のスタートだと思います。

プレフォニックスの時期が無ければ、フォニックス時期には入れません。

そして、このBBLが英語の文字と仲良くなる手助けをしてくれます。

 

教室では、1年の仕上げにBBLを集中的に読んでいます

mpi教材の中に、レベル別に作られた英語絵本があります。最初のフォニックスのルールを練習したら読み始められるシリーズです。

習いたてのルールを使い、読み始めているクラスもあります。

「単語の意味はよくわからなくても絵を見たら、ストーリーを推察できる」しくみになっていて。

私の教室では、必ず「話のおちを見つける」ことを目標に読ませています。

その「話の主旨(話のおち)を推察する行為」が読むということです。

「英語を日本語にすることが英語を読むこと」という考えは、ありません。

英語を英語のまま理解し、作者の意図を探る、あるいは、作者の意図を超えたおもしろさをみつけることを、「読む目的」にしています。

そのあとで、言葉の意味をしっかり理解し、インプットし、次のレベルを読むときの力にしていっています。

余談: 話の主旨を聞くときに、

一人ひとり順番に「あなたは、どう思う?」なんて聞きません。

全員、誰にも負けないように、「まくしたてる」時間も作っています。

日本語ではない言葉を話すなら、「度胸」が必要です。

 

我が家の場合

長女は、7か月でイギリス生活を始めましたが、家庭内は、日本語オンリーにしていました。

3歳からは、村の公民館で行われている週3回だけのプレイスクールに午前中だけ行き、4歳から私立小学校に入学しました。

イギリスでは、私立の小学校では、4歳からのクラスがあるところもありました。公立小学校の入学は、5歳です。

7歳のお誕生日直後に、日本に帰国しましたが、「英語の絵本なら読める力」がついていました。

その後、11歳で、再び、ヨーロッパ暮らしが始まり、英語を話す世界に戻りました。普通、この年齢で帰国していたら、英語そのものは、忘れてしまっているそうですが、聞く力、読む力は、残っていました。

「読める」ということは、大きな力になっていたのでは?

息子は、読書大好き人間です。日本語でも英語でも「読書」は、彼の言語能力を伸ばす、大きな役割を果たしたと思います。

 

 

幼児が英語を読むということは?

大昔、まだ、私が中学生くらいの頃です。母の知り合いに、幼稚園と小学生低学年の子どもを連れて、アメリカで暮らし、帰国し、本を書いた人がいました。

「そのころのアメリカの子どもたちは、英語の単語を、形で覚えている。lookは、目があるみたいに見えていて、それで、覚えているらしい。まるで、漢字を覚えているように」と書いてあったのを覚えています。その方の息子ちゃんは、小学低学年で英語絵本を翻訳していました。一つ一つの英語の単語の意味や文法はわからなくても、「フレーズとしての意味は理解でき、それを、自分のことばに置き換える」ということができていました。

それを最近、なぜか、思い出しました。

たくさん、英語の音をインプットしていれば、書かれた英語を音に直した時に、意味が思い当たるのでは?

そして、フォニックということをしていけば、もっとその力は確実になっていくのでは?

やはり、「たくさん、英語の歌を歌い、英語で遊ぶ」ということが必要です。

コツコツ積み重ねるしかない行為。今、当教室では、年少さんから来てくれている生徒たちが、やはり、英語の可能性が大きいと感じています。ただし、続けてくれたらとのことですが・・・・。

英語を読むのは、中学生からでしょうか?

CDを学習することも、大事なことですが、「本が読める」ということは、新しいことばを「自分で身に着けていく最良の方法」です。教室で一緒に学習している言葉を基礎に、「自由にいろんな英語に接することができる」行為が読書です。

英語を読めることは、「中学生から」の能力ではありません。

当教室では、小学2年生で、すでに、中学生レベル程度(公立中学生教科書)の英語を読むことができる生徒がいます。

もちろん文法は、わかりません。しかし、フォニックスの力のおかげで、「英語の文字を音声化すること」ができます。そして、今まで読んできて知っていることばを頼りに、場面を推察していきます。

そこから、「また新しい言葉をインプットしていく」ということができます。

なぜ、小学2年で、それができたのでしょうか?

年少さんのころから、大量の英語を聞いてきています。年長さんになってから、系統的な英語学習を始め、またたくまに、フォニックスルールを知ることができました。小1からは、最初のレベルの英語の本を読み始めていました。

年少さんのころからと書きましたが、ご家庭で、赤ちゃんの頃から、英語の歌が流れていたという環境です。聞いてきて、歌ってきた英語の量が次の段階、「系統的に英語を練習していく行為」を可能にしました。

プレフォニック、フォニックス、ポストフォニックスという段階を過ごしてきています。いつ、どれほどの英語のインプットができてきているかで、フォニックス年齢は決まるのかなと思います。

いい英語教室とは?

英語を身に着けるには、「大量の時間、英語に接する必要」があると言われています。

英語が聞ける耳を育てるために、2000時間の英語インプットを目指し、生徒たちはCD学習の記録をつけています。

また、英語が自由に読めるようになるために「100万語を読む」という目標がある英語学習グループがあります。(大人の学習者が多いと聞いています。) このグループでも「ステップバイステップで進む」という方針があります。

「少しずつ段階を進み、その時の自分のレベルにあった英語を大量にインプットしていく」というのが、一つの鍵と言われています。また、「それが、人に押し付けられたものではなく、自ら楽しめること」であることも条件です。

そんな環境を与えることが、「いい教室」ではないかと思います。

「先で困らないために来ている」と発言する3歳児さんは、いません。また、「中学校になった時に5を取りたいから」という小学生は、たぶん、伸びてはいかないと思っています。

一番、生徒が楽しいことは、「できるようになったと感じること」です。そして、それは、「自分って、かっこいい、素敵」と自分を肯定し、好きになり、生きていく自信をつけることです。

英語学習においても、同じことがあてはまると思っています。そんな教室を目指しています。

新小学3年生クラスを始めます

当教室は、幼児クラスからあり、そこで英語に親しんだ生徒たちは、小学校から始めた生徒たちとは、あきらかに違うと感じています。

昨年、奈良地区パートナー教室での英語コンテストで、賞をいただいた当教室の生徒は、いずれも幼児クラスから学んでくれていた小学校2年生でした。

しかし、この4月から、MABレベル3からmpiカリキュラムに参加したいという生徒のクラスを作ってみたいと思います。

昨年は、Mレベル(初めて英語を小学生中学年から始めるクラス)を作り、皆、楽しく英語を練習しています。

今、小学校で英語授業を受ける機会がある生徒が増えています。そんな生徒の中で、英語に興味を持ち、もっと英語に触れたいと意欲のある生徒たちを求めています。

新小学3年生のみの募集です。

新年度へ向けて、クラス編成をしました

mpiカリキュラムをしっかり上っていくために、年少さんから中学生まで、各レベルのクラスを用意できました。新しい教材が、授業をどんどん助けてくれています。

英語も日本語と同じ、人が話すことばです。毎回のレッスンの積み重ね以外に力をつける方法はありません。コツコツ、少しずつ、インプットし、そして、スパイラルに繰り返していく以外の方法は、ありません。

日本語は、私たちにとって母国語です。英語は、第二言語になります。第二言語が、周りで話されていない状況で、習得(学ぶということではななく、身に着けると考えています)することは、大変な努力と適切な環境が必要です。

適切な環境とは「、少しずつレベルをあげていき、少しずつ習得できる環境」ということです。

「アルファベットが書けるようになり、単語を暗記し、文法を学び、英語を日本語にすることを練習する」という中学校英語の順番で行ってはいません。

「中学校になったら5をとれるように今から勉強させたい」ということだけを目標にするなら、他の英語学校をお探しください。

中学校で5をとれる生徒は、タイプがあります。

ちなみに、うちの長男は、公立中学英語授業がきらいで、通信簿は、3でしたが、高校生の頃、トフルテストは、東大受験レベルでした。(最近、推薦入試情報が出ていましたので、参考にしています)