英語をしっかりさせたくても、英語幼稚園は高いし。

幼児をお持ちのご両親、悩むところですね。 英語幼稚園、資金はあるが、行かせたいタイプの幼稚園が近くにないという場合も出てくるかもです。しっかり英語をさせたいご家庭では、次は、英語スクールを考えると思います。

「1週間に1回、外人の先生と遊んでいるうちに英語を覚えられる」という方針の場所もあります。異文化交流の場所としては、素晴らしいと思いますが、ピアノ教室に行かせて、自宅練習をしないでピアノが弾けるようになると思われる保護者はいないと思います。

「幼児期からしっかり英語を勉強させて英検を受験させています」という小さい時から英語受験対策ができる凄腕講師がいるスクールもありそうですが、子どものタイプにより、合うか合わないかがあるかもです。また、英検に受かったとしても、その英語力を使っていく世界に入るには、だいぶ年月がありますが、テスト準備のために勉強した英語をずっと覚えているのでしょうか。

さて、海外に幼児さんを連れて行って、英語幼稚園に入ったとして、3日もすれば、英語ペラペラになると思う方もいらっしゃるようですが、「1年間は、あまり英語がわからない時期が続き、3年たって、同じ年齢の子どもたちとのコミュニケーションに困らず、5年たって学校の勉強、本来の力が発揮できる」という報告があります。

生まれて3歳ぐらいから母語がしっかり話せるようになり、5歳になると勉強をスタートできる頭になるという事情とよく似ています。

第二言語習得というのは、海外で生活していても、そんなに簡単にできるものではありません。では、日本ではどうしたらいいのでしょうか。生活の中に英語時間を作るという考え方があります。 じゃ、「親が英語を話せばそれでいいんだ」とはりきる英語得意ご両親もいらっしゃると思いますが、では、日本語は、どうなるでしょう。

パパが英語ネイテイブ、ママが日本語ネイテイブという場合、2か国語で育てますが、どちらかを母語として育てないと考える力に影響が出ると言われています。

2か国語ができる子どもは、「人の二倍、言語習得に時間をかけている」ということも言えるかもです。