2学期に向けて:5年生クラス

2学期に向けて: 5年生クラス

mpi学園前には、2019年度は、年少クラスから中学2年生のクラスまで各学年にクラスがあります。(中1クラスを除く)このブログでは、5年生クラスの保護者の方々に向けてお伝えしていることを公開します。

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2学期のスタートです。 個人コメントで様子をお伝えする中でも触れていますが、 mpi全体でも、5年生からは、「自立した学習者」への道を本格的に進ませたいという流れです。 TAGAKIシリーズ(ライテイング教材)は、特に、「自分で学習をコントロールする」教材です。取り組み方でつける力が違いますが、「自分はどうなりたいか」を考えるのが基本です。 しかし、「どうなりたいか」、「どうしたいか」は、難しいです。   一つ一つ、ユニットをこなしながら、「自分の力」を知って考えていけばいいと思います。 少しずつ道がひらける2学期になったら嬉しいです。

各教材について

 TAGAKI10をこなす中で、フォニックスルール復習、 文法ポイントへの気づき、たくさんの決まり文句の中で自分に必要なフレーズの習得など、英語を書くための練習をしています。非常に楽しそうにこなしています。

「英語が聞ける耳、言える口」育て Mary had…シリーズは、非常に優れた音の練習です 。 このクラスは、非常に速い習得で、どんどん進めます。幼児クラスからの英語の音に対する時間の量が、可能にしていると思います。

英語スピーチ、会話 自己表現ワーク2は、自分のことをたくさん話せるフレーズでできています。短時間で習得しています。 コミュニケーションの態度 交流会は、本当にいい経験の時間でした。どちらかというと、慎重なメンバーがほとんどのクラスです。「知らない人と話すのはドキドキ、緊張するから、できたら避けたい気分」と思いますが、それでは、宝の持ち腐れです。どんどん積極的に前へ出る機会を持てたらと思います。

多読教材 BBL4bookシリーズを苦もなく終了します。交流会という素晴らしいコミュニケーションの時間に向け、準備する1学期でしたので、2学期は、もう少しBBLに時間を使い、英語読書の感覚になってくれたらと思います。

目標を自覚し、進んでいるクラスだと認識しています。 幼児クラスから継続の高学年クラスのメリットは、英語歴のおかげで、ここでペースダウンしたとしても力に余裕があることです。英語以外のことに時間も必要なので、ご自宅での時間配分は、生徒の事情に任せたいです。 しかし、宿題分量について尋ねたら、「別に多くない」 と、さらっと言ってました。
 

英語検定とmpi

英語検定とmpi

以前にもブログに掲載しましたが、もう一度、今の在校生の様子を踏まえて書いてみます。6年生が英検4級、中学2年生が準2級の問題をしています。

リスニング問題

実際の会話が聞こえてきて、それについて、答えていきますが、

  1. mpiでインプットした英語を使って、理解する
  2. mpi英語を実際の生活でうまく使う練習をする
  3. mpi英語をさらに発展させる機会にする

という目的です。

問題集もクイズ感覚で楽しめています。英語検定試験は、「実際の英語生活でどれだけ英語を使えるか」を試すものです。ですので、問題は、日常会話、「店でのやりとり」「家族のやりとり」「学校でのやりとり」「郵便局、駅などのやりとり」などなどです。 英会話たいそう、もっと英会話たいそうフレーズ、絵本、BBLシリーズの英文が満載です。

しかし、知っていることばだけが聞こえるわけではありません。ここは、以下に説明する推察力を使います。これを「賢いリスニング」と呼ぶ研究者もいます。本当の英語の世界では、この力が一番必要です。もちろん、音がとることができなければ、始まりません。英語での耳がきたえられているからこそ、そのスキルにも集中できます。

本当は、留学などをして、実際に体験してほしい場面ばかりですが、なかなか実現しませんし、短期留学では、「さっと通り過ぎる会話」になっています。問題の会話に接することで、そこにまるで何回もいたかのような体験ができます。 使う練習、また、もう一度インプットする練習になると歓迎しています。

 

長文問題

  1. 会話内容把握問題

上記のリスニングより、少しレベルの高い文章になっています。聞く時は、さっと流れますが、目で読めるものは、反芻もできます。しかし、日常の場面を想像することは不可欠です。実は、「理解する」という行為は、「知っていることを思い出して推察する」ということです。

英語の世界で、日本語が母語である私たちが、「すべての単語の意味がわかる」ということは、無いことの方が多いです。しかし、場面がわかって前後のやりとりがわかれば、知らないことばがあっても推察できます。

問題は、この「推察力を試す」という意味もあるかのようです。これを「賢い読む力」と言う研究者もいます。

2、長文内容把握問題

読む力が試されるのですが、これは、「英文の構成を知っている」力が大事です。フォニックスルールを使って英語を音にできる力があるから、早く読めます。たくさんインプットしてきた英文やフレーズがあるので、意味がわかります。使うための文法として、「英文をグループに分ける力」は、4年生以上から培われる力です。

それらを駆使することができるかを試すチャンスです。足りないと思ったら、mpi英語を頑張るモチベーションにつながるなと思っています。

「問題集を繰り返し、また、単語帳で単語を覚えて、テスト練習をすることが勉強」という合格では、本当にもったいないです。実際の世界への練習としてmpi英語を駆使することで、もっと英語力がつくのを見てきています。

最後になりますが、英検問題に取り組むのは、「目標を達成する経験」として、いい経験です。

「全てを日本語に一度して、理解していくのが英語を読めること」と疑わない方は、もう、世の中には、いないと信じたいですが、「全部の単語の意味を日本語にできて、文法がわかっていないと読めない」と信じている保護者の方は、多いです。問題集をこなすことが準備と思われていると、                  「英検は、苦しい苦しいお勉強ですね」と思われ、              「だからこそ、早くからさせたい」、                    「だからこそ、今の小学校の勉強の邪魔になるので先でいい」          というご意見もありますが、上記説明でご理解いただけると幸いです。      ◎ライテイングの問3級以上は、ライテイングもありますが、TAGAKIシリーズをしっかりしていたら、問題はありません。