英語検定とmpi

英語検定とmpi

以前にもブログに掲載しましたが、もう一度、今の在校生の様子を踏まえて書いてみます。6年生が英検4級、中学2年生が準2級の問題をしています。

リスニング問題

実際の会話が聞こえてきて、それについて、答えていきますが、

  1. mpiでインプットした英語を使って、理解する
  2. mpi英語を実際の生活でうまく使う練習をする
  3. mpi英語をさらに発展させる機会にする

という目的です。

問題集もクイズ感覚で楽しめています。英語検定試験は、「実際の英語生活でどれだけ英語を使えるか」を試すものです。ですので、問題は、日常会話、「店でのやりとり」「家族のやりとり」「学校でのやりとり」「郵便局、駅などのやりとり」などなどです。 英会話たいそう、もっと英会話たいそうフレーズ、絵本、BBLシリーズの英文が満載です。

しかし、知っていることばだけが聞こえるわけではありません。ここは、以下に説明する推察力を使います。これを「賢いリスニング」と呼ぶ研究者もいます。本当の英語の世界では、この力が一番必要です。もちろん、音がとることができなければ、始まりません。英語での耳がきたえられているからこそ、そのスキルにも集中できます。

本当は、留学などをして、実際に体験してほしい場面ばかりですが、なかなか実現しませんし、短期留学では、「さっと通り過ぎる会話」になっています。問題の会話に接することで、そこにまるで何回もいたかのような体験ができます。 使う練習、また、もう一度インプットする練習になると歓迎しています。

 

長文問題

  1. 会話内容把握問題

上記のリスニングより、少しレベルの高い文章になっています。聞く時は、さっと流れますが、目で読めるものは、反芻もできます。しかし、日常の場面を想像することは不可欠です。実は、「理解する」という行為は、「知っていることを思い出して推察する」ということです。

英語の世界で、日本語が母語である私たちが、「すべての単語の意味がわかる」ということは、無いことの方が多いです。しかし、場面がわかって前後のやりとりがわかれば、知らないことばがあっても推察できます。

問題は、この「推察力を試す」という意味もあるかのようです。これを「賢い読む力」と言う研究者もいます。

2、長文内容把握問題

読む力が試されるのですが、これは、「英文の構成を知っている」力が大事です。フォニックスルールを使って英語を音にできる力があるから、早く読めます。たくさんインプットしてきた英文やフレーズがあるので、意味がわかります。使うための文法として、「英文をグループに分ける力」は、4年生以上から培われる力です。

それらを駆使することができるかを試すチャンスです。足りないと思ったら、mpi英語を頑張るモチベーションにつながるなと思っています。

「問題集を繰り返し、また、単語帳で単語を覚えて、テスト練習をすることが勉強」という合格では、本当にもったいないです。実際の世界への練習としてmpi英語を駆使することで、もっと英語力がつくのを見てきています。

最後になりますが、英検問題に取り組むのは、「目標を達成する経験」として、いい経験です。

「全てを日本語に一度して、理解していくのが英語を読めること」と疑わない方は、もう、世の中には、いないと信じたいですが、「全部の単語の意味を日本語にできて、文法がわかっていないと読めない」と信じている保護者の方は、多いです。問題集をこなすことが準備と思われていると、                  「英検は、苦しい苦しいお勉強ですね」と思われ、              「だからこそ、早くからさせたい」、                    「だからこそ、今の小学校の勉強の邪魔になるので先でいい」          というご意見もありますが、上記説明でご理解いただけると幸いです。      ◎ライテイングの問3級以上は、ライテイングもありますが、TAGAKIシリーズをしっかりしていたら、問題はありません。