昨日、2年生のクラスで、 I want a CD. という、お誕生日にもらいたいものを言う練習を
しました。 フレーズとしては、何回も唱えているものですが、2年生ぐらいだと、応用することが
まだ、下手な生徒もいます。
また、日本語で「私は、CDが欲しいです」という訳だけでは、伝えられない力を持っているのが、
I want です。
昨日は、2冊の絵本を聞いてもらい、どんな場面でこのフレーズを使っているか、自分たち
で気持ちを推察することをさせました。
そこで、「推察力」に差が出る場合、どれだけ「日本語力があるか」ということに行きつきます。
どれだけ「日本語で本を読めているか」にたどり着きます。言葉は、深いものです。
単語の意味を日本語に置き換えた時でも、その日本語の広がりがあるかないかで、
英語の単語の意味を深く理解できるかできないかになります。
場面を推察する力が、読む力にもなり、それが、「深い語彙力」になります。
余談ですが、小学校で英語を教えていた時、担任の先生と英語の寸劇をしました。
I like tea. の理解です。
「私は、紅茶が好きです」という意味だけでは足りないいろんな気持ちを表現できます。
単語帳で、英語と日本語を置き換えて練習することが英語力と思ってきた高校生が
英語の長文を読めない、自由英作文がまったく書けないという実情もみています。
英語絵本は、言語を深く理解する力を生徒に与えます。
I want ○ ○ にどんな場面があるか推察してみてください。