今日のクラスMercuryは小4、小5が1人ずつと小6が2人の4人がメンバーです。
8/27にある11教室合同の「関西パートナーキッズ・チャリティー発表会in Kobe」に、今年のエントリーは自分たちでスキットを選びました。タイトルは「Home ec.(家庭科の授業)」です。練習を始めて今日が3週目のレッスンでした。
今週の日曜日に、その発表会の少し早いリハーサルを兼ねた「七夕発表会」を全クラス合同で行ないます。
4人の内、Hは所属している英語ミュージカル劇団の公演に集中するため、3人でのスキットです。Hはどちらも出られませんが、全員の役回りが出来るように練習しています。
今日の第1回目の練習でタイムを測ると6分ちょっとでした。本番では「舞台に上がってから終わるまで3分厳守!」なのでかなり頑張らなければなりません。
さて、3人の内、先生役のKが今日になって、七夕発表会はバレーボールの練習のために出られないと言い出しました。そして、E は原因不明の高熱で今日欠席し、日曜日までに良くなって欲しいけれど、それはわかりません。ひょっとして1人でやることになるかもしれないCがシューンとなってしまいました。
最初から1人でするスピーチや何人かでする歌や絵本に比べ、役が決まっているスキットは誰かが急に出られない時、困ります。でも、生身の人間ですから、それはだれにでも起こり得ます。 本番にもその可能性はゼロではありません。
同じ歌のテキストを使っている木曜日と金曜日の2クラスがそれぞれ歌でエントリーしているので、そこに合流するという手もあるから、もう一度考えてみてと提案しました。
本番はバレーもないし、Eも元気だろうから、やっぱりスキットでいく、でもリハーサルでは1人じゃできない・・・どうしよう(泣)。
「いや、1人でもできる! 落語があるじゃない。1人で3人の役をやってごらん。」とトランポリンで高座を作り、手ぬぐいと扇子を取ってきて、顔の角度と視線の切り替えでできることをやって見せました。
先ずはCから練習してみました。心配そうだった顔が一気に晴れて「1人でもできる!」という確信に変わっていったようです。次はK。Kだって1人でやらなきゃいけない時があるかもしれないし。3人目のHの頃には完全に1人3役の世界を楽しんでいました。
落語ティックな練習から3人のスキットに戻り、再びタイムを測ると何と4分台になっていました。1人で全部の役をやったことでテンポがすごく良くなりました。更に、省けるところをカットし、今日の最後の1回をやってみると、3分を切っていました。
他の練習を全くせずにレッスン時間全てをスキット練習に使いました。それでも、大きな収穫だったと思います。
正に、「災い転じて福となす」の実践版でした。