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初めての小学校現場大人数指導と成績評価の難しさを知る
編集部(以下、編) 吉積先生が児童英語講師になられてから、小学校で英語を教えるようになるまでを簡単にふり返っていただけますか。
吉積 25年ほど前に、某大手出版社経営の英語教室で、児童英語講師として教えはじめました。その会社の研修で、TPR(Total Physical Response〈全身反応法〉)やGDM(Graded Direct Method〈段階的直接法〉)などの教授法を初めて知りました。それまで見たことがないほどカラフルなテキスト、たくさんの歌が入ったテープなど充実した教材で、「こんなふうに英語を楽しく学べる子ども達は幸せだな」と思ったものでした。
その後、引っ越しや2人の子どもの子育てで仕事を辞め、夫の仕事でアメリカに1年間滞在する機会を得ました。帰国後、上の子どもが幼稚園に通うようになって時間の余裕ができ、児童英語の仕事を再開することができました。
今度の勤務先は、英語教育の長い歴史を持つYMCAでした。そこで先輩講師から「フォニックスって知ってる?」と言われたのが、松香フォニックス研究所との出会いでした。
フォニックスがどんなものなのかを知りたくて、1992年夏に京都で開催された「Take off with Phonics」のMPIセミナーに参加しました。松香洋子先生と初めてお会いし、それまで受けてきた研修とはまったく異なる強烈な刺激を受けました。英語で講習を受けたことが何よりの驚きで、その時にTEEを初体験しました。
YMCAに依頼され、近江兄弟社小学校という私立小学校で、非常勤講師として英語を教えるようになったのが1998年のことでした。