英語でコミュニケーションを取るときにまず気をつけるとよいことは、細かい発音(これも大切なことですが)ではなく、ことばに英語のリズムがあるかが大切です。
長く歌い継がれてきた英語圏の歌やチャンツ(※)は英語の自然なリズムを身に付けるのにふさわしく、素晴らしい素材の宝庫です。歌やチャンツを入り口にして、子どもたちの柔軟な耳を鍛え、英語の音を聞き分けられる耳を育てることができます。mpiの歌やチャンツの魅力的な音楽や絵は子どもたちを英語の世界にいざない、英語という言語のおもしろさを楽しむきっかけになります。
幼児~低学年の場合、手遊び歌などの体を使って楽しむ歌やチャンツ(※)を導入すると、楽しみながら短期間であっという間に言葉を学び、子どもたちなりに意味も理解します。まねっこや体を動かすのが好きな幼児~低学年のうちに、なるべく多くの英語の音に楽しく触れることが大切です。言語学習はとかく文字と結び付ける傾向がありますが、子どもが言語を学ぶステップは母語とそう変わりません。母語を学ぶ時にたくさんの音のインプットがあるように、英語学習の初期は歌やチャンツを通して楽しみながらたくさんの音に慣れて・親しむことが必要で、この時期の音声インプット量はフォニックス学習やその他に大きな影響を与えます。もちろん歌・チャンツはその大切な役割を果たすことができます。
高学年~中学生以上になると歌・チャンツ教材などを極端に減らしてしまうとよく聞きますが、年齢にあった歌・チャンツ(あるいは詩)を学習することは英語のリズム・発音に子どもが何歳でも良い影響を与えます。
※チャンツとは日常的な話し言葉をリズムに乗せて表現したもので、「メロディーのない歌」「ことばあそび」で、どこの国にもあるものです。
チャンツはその国の言語の特色をもっともよくあらわすもので、話しことばに近く、その言語のリズムでできています。
1
メロディのおかげであっという間に英語が定着し、
英語のリズムを体感できる
- 英語では意味のある単語を強く言う
- 強く言う単語には感情をこめよう
- メロディーのある歌を覚えてCDといっしょに歌おう
2
言葉の響きやライミングのおもしろさを
楽しめ、英語の世界に興味を持てる
そっくりまねることが肝心!発音が正確なら意味がきちんと伝わります。日本語にない独特な発音や、sやingのように小さくても意味のある音は注意を払って。
正確な発音は英語教室で先生に教えてもらおう。