絵本で英語を教える 絵本で英語を教える

英語教育に生かす絵本

書店の絵本コーナーに海外の絵本、特に英語圏の絵本が並び、違う文化圏で生まれた絵や物語や言葉の言い回しに出会う機会が増えてきました。特定の構文や単語を教えるために作られた英語教材と違って絵本には自然で生き生きとした言葉があふれ、作家や画家の感性が十分に反映された良書が多くあります。そのような特性を生かし、英語を教えるための教材として絵本を使えば、すぐれた言語材料と充実した内容を子どもたちに与えることができます。

どのような絵本が
いいのでしょうか?

~初級レベル(1年生~3年生向け)の
絵本の選び方~

  • 1 韻を踏んでリズム感のあるもの

    英語の基本的なリズムを身に付けるのに役立ちます。特に年齢が低ければ低いほど歌を歌うような感覚で1冊を「音読」することができます。
  • 2 絵が楽しく、絵と英語が対応しているもの

    イラストで興味や関心を一瞬でつかめるものかどうかが決まります。また、訳読をしなくてもイラストで大意のわかるものを選ぶ必要があります。
  • 3 身の回りの単語が紹介してあるもの

    色、数字、動物、部屋にあるものなど、基本的な単語を学んでいけば、知識としての英語力を増やせます。
  • 4 英語が簡単で一文が短いもの

    文章やフレーズが簡潔で短く、一定の表現法がくり返し使用されているものであれば、短時間で言えるようになり日常会話への応用に役立ちます。
  • 5 良質なインプット源としての音声教材(CD/DVD)がついているもの

    英語が普段の生活で頻繁に使われていない子どもたちの日常では、音声面のインプット不足が課題です。CDなどの音源付きの絵本がその問題を解決します。mpi松香フォニックスでは英語教育に適したCD付きの絵本を多数出版しています。また、輸入絵本の中から英語教育に適した絵本を選抜しmpiオリジナルのCDを付けて販売もしています。mpiオリジナル絵本CDにははっきりとしたきれいな発音が採用され、効果音や音楽によってお話の雰囲気を出しています。また、学習効果を高めるための朗読・リズム読み・カラオケを収録するなど、何度聞いても飽きないよう工夫されています。
絵本 絵本

こんな子どもたちを育てます ~初級レベルの3つの目標~

絵本とCDなどの音源を使用して教える際、1冊を学び終えるまでに子どもが以下のことができるようになるとよいでしょう。

  • CDと同じリズムやイントネーションで音読できる
  • 単語やストーリーの意味がおおよそわかる
  • 学んだ単語や言い回しを使って自分のことや身の回りのことが発表できる
写真

音読にはこんな効果があります

初級レベルの子どもは、文字を見て読むという力がありませんが、 毎日CDをを聞き、耳から聞こえるとおりに声を出す音読練習を続けると、歌を覚えるような感覚で1冊を読み上げることができるようになります。また、音読練習は音声面の上達だけでなく子どもの精神面の向上にも役立ち、1冊丸ごと読めたという達成感や自信をつけることは積極的な態度の育成や英語学習への動機づけとなります。

絵で英語をおしえてみよう

STEP1

絵本に初めて接する瞬間は、子どもが興味を持ち学習意欲を高めるための動機づけをするのに大切な要素を持っています。C収録の効果音付き音読を用いるか教師自身がストーリーテリングをするのがよいでしょう。特に指導者が読む場合、以下のことに注意すると効果的です。

  • まず生徒に絵本を配る前に1冊だけ教師が持ち、生徒全員を集中させる
  • 表紙について話したり、質問したりして物語の興味や予備知識を与える
  • 見開きのページを片手で持ち、本を持つ位置を固定する
  • ジェスチャー、顔の表情、イラストの指差し等を交えながら読む
  • 生徒の表情を観察しながらペースを考え、最後まで中断せずに読み通す

STEP2

  • 1.CD・DVDを楽しみながら何度も聞きましょう
  • 2.CDと一緒に言えるところから声を出してみましょう(全体音読)
  • 3.CDと一緒に2グループに分かれて交代で読む(グループ音読)
  • 4.好きなページを1人1ページずつ読む
  • 5.1人1ページずつ全員で交代で読む
  • 6.ペアで1ページずつ読む
  • 7.1人で音読発表会

絵で英語をおしえてみよう フロー 絵で英語をおしえてみよう フロー

理想的なレッスン構成

レッスンの時間配分と内容

例えば、実際のレッスンを60分と仮定してあてはめてみましょう。mpi English School本部校の場合、小学校低学年の初級レベルでは、絵本のアクティビティにかける時間は全体の15分程度です。

レッスン時間配分 レッスン時間配分