Silent-e ~eのついた母音~
■Silent e ルール:
『母音字+子音字1つ+e』 の場合、最後のeは、前の母音字をアルファベットの名前通りの読み方(=名前読み)に変え、e自体は発音しません。
発音のポイント
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Silent e には、5つのルールがあります。ルール:母音字+子音字1つ+eの場合、最後のeは、その前の母音字をアルファベットの名前通りの読み方(=名前読み)に変え、e自体は発音しません。
[a-e][e-e][i-e][o-e][u-e]
<豆知識>
このルールは最後につく「e」を発音しないので「Silent e」と呼ばれます。Magic eと呼ばれることもあります。
silent-e eのついた母音を子どもに教えるには
フォニックスアルファベットや短母音の発音に一旦慣れた子どもにとって、Silent eはなかなか手ごわいルールと言っていいでしょう。
ルールを理解すると同時に、a,e,i,e,o,u の名前も
よ~く思い出してもらい、さっと言える練習をするといいです。
短母音⇔名前読み(例:cap⇔cape)と対比させて
練習を繰り返すといいでしょう。
たとえば黒板にcap という単語を書き、生徒に読ませます。
「さあ、これから変身します」と言ってから、
cape eを最後に書き足します。
cape を2,3度発音して聞かせ変身した音は何かを考えさせます。
答えはもちろん a がアルファベット読みになることです。
「では、どうして a が変身したのかな?」という質問をして、
視覚的に e の存在に気付かせ、その役割を考えさせ、
この変身ルールを導き出します。
読むときにも、書く時にも最後のeのところは音がないので、音を飲み込むまねをしたり、手で口をふさいだりすると覚えやすいでしょう。
音はなくともeは前の母音に影響を与えるという大事な役目をはたしているのですから忘れずに注意を払いましょう。
同様に e,i,o,u の変身を紹介してゆきますが、
子どもの混乱を避けるため、一度に紹介するより、
何回かのレッスンで1つずつ紹介する方がいいかもしれません。