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子どもが読みたいと思う作品にしよう
古川 Building Blocks Library(BBL)の制作をスタートするに当たって、「こんなものにしたい」というイメージがありました。子ども向けのリーダーといっても、市場にある多くは昔話のようなものなんです。ですから、「子どもが主人公で、現代を舞台にしたリーダーにしたいな」と。
物語の内容も、「子どもが読んで面白いものにしましょう」と、制作チームの皆さんと話し合いました。大人が子どもに読んでほしいと思う作品ではなく、子どもが読みたいと思う作品です。
最終的に全9レベル、62タイトルの制作が決まると、中心となる著者が必要ということで、mpiの教材を執筆しているグレンさんが適任だろうという話になりました。グレンさんは昔から物書きだったんですよね?
グレン そうです。生まれ育った南アフリカではジャーナリズムを学んで、Sunday Tribune紙で記者をしていました。政治部の記者でしたから、Nelson Mandelaの選挙についての記事も書きました。
1994年にオーストラリアに移住してからも、いろいろな仕事のかたわら執筆を続けていました。大学で創作ライティングの指導もしましたし、短編でBanjo Paterson Awardという文芸賞をもらったこともあります。
日本に来た2004年以降は、mpiのThe Goose with the Golden Eggsや宮沢賢治のGorsch the Cellistなどの教材を執筆してきました。
古川 BBLは構想段階を含めると2年以上におよぶ制作ですね。執筆でいちばん大変だったのはどんなところですか?