チャンクで英語を教える
「チャンク」って聞きたことありますか?チャンクとは意味のある単語の塊のことです。単語の塊のこともあれば、文章のこともあります。
本屋さんなどで見る英語教材に、「はじめての英単語」「英語絵辞典」の類たぐいがありますが、単語だけを覚えて日本語の語順にあてはめると、英語らしい表現からほど遠い表現になってしまいます。
たとえば、「ジュース、飲む?」という表現は日本語では普通ですが、その語順どおりに英単語をあてはめて、“Juice,drink?” と言っては、英語らしい表現ではありません。
英語は、単語ではなく、「チャンク(かたまり)」で覚えるのが効果的です。チャンクで覚えれば、あとは単語を入れ替えでどんどん会話を広げられます。
“Do you want to drink
juice?”
↓
“Do you want to drink
milk?”
という具合です。
チャンクは、歌やチャンツ、絵本の中にたくさん入っているので、英語学習には歌やチャンツ、絵本を教材として使うことをmpiではお勧めしています。
英語を「チャンク」で覚えるのは、単語だけで覚えるより、ずっと早くに「通じる英語」に近づきます。
皆さんの学生時代の英語の授業を思い出してください。
たとえば、“see”と“look”と“watch”は3つとも知覚動詞ですが、その違いについて、“see”は「目に見える」、“look”は「見る意志を持って視線を向ける」、“watch”は「動くものをじっくりと見る」といったややこしい教わり方をしませんでしたか?
その他に、現在形と現在進行形、過去形と現在完了形の使い分けなども、理屈で覚えようとすると頭がゴチャゴチャになったと思います。
この問題も、英語を「チャンク」で覚えてしまえば解決です。
文法的な学習が必要ないわけではなく、まずはリズムのあるチャンクで英語に音声的に触れて、意味や知識は後から身に付ける方法が英語学習には適しているとmpiは考えています。
有名なBrown Bear, Brown Bear, What do you see?(エリック・カール著)には”What do you see?”というチャンクが何度も出てきます。
絵本を通して、子どもたちは「何が見える?」という意味だと知り、このチャンクを自然に使えるようになります。
文法的な意味や、細かい単語の意味などを必定以上に教えないことがコツです。
子供は(もちろん大人の方も)、絵や前後の情報からどんな意味なのか想像し、なんとな~く理解します。
知りたいと思ったときは自分で調べるのは全然問題ないです。
なんでもそうですが、教えるときには「おせっかい」をやめる。自分で知りたいなと思ったときが、覚え時なのです。
そのチャンスを大人が奪わないように。どんな年齢でもレベルでも知的好奇心は刺激できます。
チャンクで教えるときもいかに知的好奇心を刺激するかを考えながら教えるとレッスンは成功しますよ!
英語は文章の言語です。子どもたちには単語ではなく、意味のあるチャンクにたくさん触れてさせたいですよね。
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\すぐに使える96のフレーズを厳選/
英会話たいそう
この有名はお話はこんなリズムの良い英文で進みます。
Brown Bear, Brown Bear,
What do you see?
I see a red bird looking at me.
Red bird, Red bird,
What do you see?
I see a yellow duck looking at me.
\通じる英語はリズムとチャンクから/
I like coffee, I like tea