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2020年2月28日

日本は狭い。目指すは世界!!

mpi パートナー会員
M.Y. English World主宰
保田 真弓

私が初めてmpiに出会ったのは、小学校英語指導者(J-Shine)の資格を取得しようとセミナーに参加した時でした。講師として会場に来ていた松香洋子先生の弾丸トークに一瞬にして巻き込まれ、あっという間にワークショップに夢中になっている自分がいました。「大人がやってもこんなに楽しい教材なら、子供がやったらもっとスゴイことになるに違いない!」と、興奮したのを覚えています。それからmpi認定小中学生指導者、フォニックス指導者の資格を取り、現在は名古屋市でmpi パートナーとしてM.Y. English World を主宰しています。

私は生徒たちに常々「日本は狭い。目指すは世界!!」と伝えています。ところが、ふと気づいたのです。そんなことを生徒たちに言っておきながら、私は何年も海外に行っていなかったことを。昨今の世の中の流れはとても早いです。狭い日本で生活しているだけでも、デジタル化の波に付いていくのが精一杯になっています。英語を武器として世界へ羽ばたく生徒を養う講師としては、それではいけない!私こそ海外へ行って、世界を生徒や保護者に伝えなくてはならない!と考えていたそんな時にタイミングよくmpi松香フォニックスより留学ジャーナルの社会人のための短期留学の案内が届き、まさに私が求めていたのはこれだと!2019年6月にアイルランドへ2週間の留学へ旅立ちました。

アイルランドではGalway という港町に2週間ホームステイをしました。アイルランドは本当に安全な国で、片道30分の徒歩通学でも全く怖くありませんでした。ホストマザーも「アイルランドは安全だから。迷った時には近くを歩いている人に声をかけて、助けてもらえばいいのよ。」と言っていたくらいです。あちこちにあるゲール語の看板を眺めたり、途中のスーパーで買い物をしたり、逆に徒歩通学ならではの楽しみを味わうことができたのはラッキーでした。

私はゴールウェイ市内にある、Galway Language Centre という語学学校に2週間在籍しました。クラス分けテストを受けた後に教室に行くと、久しぶりにたくさんの外国人に囲まれワクワクしました。クラスメイトはスイス人、ブラジル人、韓国人、スペイン人、スロバキア人、イタリア人!!レッスンはテキストを進めながらでしたが、ペアワークが多く、スピーキング重視でした。24時間全ての時間を英語に浸れる幸せは、何物にも代えがたい体験でした。

学校以外の楽しみは、何といっても食事と観光!午前の授業と午後の授業の間は約2時間ありました。私は毎回違うお店でサンドイッチなどを買い、川辺に座って市内の街並みとボリューム満点のランチを満喫し、芝生に寝っ転がってボーっとしたりと、とても贅沢なランチタイムを過ごしました。夕食は他に同時に滞在していた3人の留学生とホストマザー、たまにホストファーザーも一緒にいただきました。毎晩山のような量のジャガイモが出ましたが、幸い私のホストマザーは料理が得意!飽きることなく、ジャガイモ生活を送れました。また私が日本から持参した材料を使い、お好み焼きとお味噌汁を振るまった日もありました。甘じょっぱいお好み焼きソースが口にあったようで、みんなパクパクと食べてくれ、一瞬でなくなりました。

そしてアイルランドで欠かせないものと言えば、やはりアイリッシュパブ!!!こちらは10日間の滞在で3回行きました。(本当はもっと行きたかったー!!)アイルランド人の魂と言っても過言ではないギネスビールをはじめ、たくさんのアルコールが並んでいます。午前中からギネスビールを飲んでいる人も結構いました。パブではカウンターに行き直接注文をするのですが、当然のようにメニューがない…。恐る恐るApple Ciderを注文。こちらはリンゴの香りと酸味が特徴のお酒。軽い口当たりで飲みやすいのですが、実は他のドリンクに比べるとアルコール度数が高いんだとか。飲みすぎ注意です。

短期留学だったので観光に行ける週末は、残念ながら一度しかありませんでした。でも学校が申込窓口となっているバスツアーに両日とも申し込み、ハリーポッターの映画の撮影が行われたモハーの断崖や、湖畔に反射する佇まいが息をのむ美しさだと有名なカイルモア修道院へ行きました。特にモハーの断崖のスケールは圧巻!こちらはアイルランドでもトップ5に入るであろう人気の観光スポットです。西アイルランド方面に行った際は、マストの観光地だと思います。筆舌に尽くしがたいほどの圧倒的な自然のパワーを、ぜひ皆さんにも体感してもらいたいです。

先ほど述べたように、アイルランドは比較的安全な国。特に怖い思いをしたことはありません。ただ唯一困ったことは、水圧が驚くほど低いこと。学校の3階のトイレに行ったときはなかなかタンクに水がたまらないため水が流せず、とても困りました。あとはシャワーも日本のような勢いがないので、帰国後にシャワーを浴びたときはあまりの気持ちよさに感動しました。

たったの2週間の滞在でしたが日本人と話すことはほぼなく、毎日が充実したものでした。そこで経験したことは、日々の生活に存分に生かされていると思います。まず特記すべきことは、キャッシュレス生活が進んだこと。海外ではキャッシュレス決済なんて当たり前。パブでの支払いもクレジットカードでしたので、日本での買い物で現金を使う回数が減りました。あとは英語のもつ力を生徒や保護者に伝えるときに、説得力が増しました。「英語は必ず武器になる!」のです。むしろ英語を話せないことが大きなハンデになるのです。何かをインターネット検索したときに、日本語での検索結果件数と英語での検索結果件数を比較したことがありますか?英語では何万、何十万件の結果がヒットします。おそらく日本語検索結果の数十倍。これだけでも大きな情報量の違いがあります。これからは、情報は自ら動いて取りに行く時代。日本語検索だけに頼っていたら、井の中の蛙です。生徒たちにはぜひ将来の自分のために今、英語をしっかりと身につけてもらいたいと思います。

今回の留学は毎日のすべてが刺激的でした。帰国後7か月経つ今でも、色鮮やかにゴールウェイでの日々を思い出すことができます。そして絶対にもう一度会いたい、大切な友達が海外に増えました。留学も、もちろんまた行きたいです!それに加えてゴールウェイで知り合った、スイスやスペインで暮らす友人たちに会いに行く、という約束も加わりました。今後の予定を立てるのが楽しくて仕方がありません。生徒たちにもぜひ同じような経験を積んで欲しいと思っています。「英語を使う」ということの本当の意味を理解し、試験でいい点をとるだけでない、コミュニケーションツールとしての英語を身に着けてほしいです。もちろん日本にいても英語を流暢に話せるようになることは可能です。しかし海外の街並みや自然、人のぬくもりは現地でしか感じることができません。ぜひ思い切って、一度日本を飛び出してもらいたいと思います。その時に見たものや感じたものは間違いなく、本人の血となり肉となることでしょう。英語が堪能でさらに豊かな国際感覚をもった、真の国際人が日本にあふれるようになる日も、そう遠くないかもしれません。

編集後記:今回は東海エリアのパートナー会員の保田さんに留学ジャーナルのプログラムでいかれたアイルランド短期留学についてお話いただきました。2週間とは思えないほどの充実した日々を過ごされたようでうらやましい。保田さんがおっしゃっている通り、世界を目指せと子どもたちに言っている私たち自身も世界のドアを叩きたいですね! mpi松香フォニックス

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