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2019年11月29日

2019年mpi 英語教育フォーラムを終えて

今年度の英語教育フォーラムに参加してくださった皆様、ご来場、ありがとうございました。名古屋は台風15号の接近でまさかの開催中止。新幹線が全面ストップした時には、災害国日本はさらに違う次元に入ったことを自覚しました。
その後は、大阪、東京、福岡とつなげることができほっとしました。

2019 mpi英語教育フォーラム

東京 10月27日(日) 13:00~17:00 AP西新宿
大阪 10月20日(日) 13:00~17:00 CIVI研修センター 新大阪東
名古屋 10月13日(日) 13:00~17:00 IMYホール・会議室
名古屋フォーラムは台風15号の接近で開催を中止しました
福岡 11月3日(日) 13:00~17:00 天神クリスタルビル

今年のテーマは「アクティブ・ラーニング」。そこで第1部、第2部を通して「アクティブ・ラーニングを考えよう、話し合おう、やってみよう」ということを提案しました。

「考えよう」の部分では、なんらかの形でmpiと関わってくださっている異業種の方々に3人ずつ、たった7分間ずつ話していただきました。スピーカーの皆さんはお上手で、充実した7分間でした。最近の人間は、attention spanが短くなっていて、5分間が限度ということも聞いていましたが、7分はちょうど良かったです。来年もこの企画を続けたいな、と思いました。なりより、新鮮でした。新しい風が吹いているのが聞こえるようでした。

登壇者の以下の各業界でトップを走る12名の方にプレゼンテーションしていただきました。(※名古屋フォーラムは中止のため登壇無し)今回のフォーラム参加者は児童英語業界の方が多かったと思いますが、普段なかなか聞けない話が効くことができ刺激になったと多くの方からコメントもらいました。mpiもとっても勉強になりました。

東京 (株)ドコモgacco
https://gacco.org/
ビジネスプロデュース事業部
アカウントスペシャリスト
中野皓太氏
(株)Digika
https://www.sorotouch.jp/
代表取締役社長
橋本恭伸氏
語学コーチングスクール PRESENCE
https://www.presence.jp/
PRESENCEコーチ
矢野慎一郎氏
名古屋 文部科学省 初等中等教育局
http://www.mext.go.jp/
教科書調査官
池田勝久氏
(株)私塾界
https://www.shijyukukai.jp/
代表取締役
山田未知之氏
コトバンク(株)
https://repeatalk-info.net/
経営担当責任者
小泉純氏
大阪 学校法人大阪医科薬科大学 高槻中学校・高槻高等学校
https://www.takatsuki.ed.jp/
指導教諭
鬼丸晴美氏
(株)留学ジャーナル
https://www.ryugaku.co.jp/
代表取締役
加藤ゆかり氏
一般社団法人ダンス教育振興連盟JDAC
https://www.jdac.jp/
代表理事
久岡和也氏
福岡 英進館(株)
https://www.eishinkan.net/
教務本部課長
赤塚大輔氏
(株)インターカルト日本語学校
https://www.incul.com/jp/japanese_school/
代表
加藤早苗氏
(株)ボーダーリンク
https://www.borderlink.co.jp/
部長
伊藤謙氏

今回、「話し合おう」という部分を設定し、はじめて出会った隣の方と、
「自分はアクティブ・ラーニングをしているか」
「今回の話をきいて、アクティブ・ラーニングについて何か新しい発見はあったか」
という点について、2度、話しあいをしていただきました。
アクティブ・ラーニングでは、一方的に話しを聞く、というのではなく、他者とシェアすることで、自分の学びが深まるというのが大切です。参加者の皆さんはとても積極的でした。新しい発見のある1日だったと思います。

松香洋子は、第1部で、アクティブ・ラーニングという観点からTAGAKIについてお話をさせていただきました。
昨年出版したTAGAKI 10~50ですが、10代から90代まで様々な方々に使っていただき、実に様々なびっくりするような、楽しい実践報告が届いています。
「一方的に教えない。」
「指導者が添削しない」
「学習者が自分のペースで向上していくのを見守る」
「書く、ことで終わらせないで、4技能に発展させる」
などとお願いしてきましたが、すごく手応えを感じています。

第2部では、フォニックス、絵本、WE CAN!を素材にアクティブ・ラーニングの体験をしていただきましたが、参加者の皆さんは、繰り返し「アクティブ・ラーニング」について話し合いながら、参加してくれました。
はじめてmpiのフォーラムに参加してくださった方々も多数でしたが、とても積極的に参加してくれる様子をみて、英語講師の積極性の高さにいまさらながらに感心しました。

フォニックスというのは、子供たちがアクティブ・ラーニングを始める、まさにそのポイントです。でもそれを真の成功体験にするには、音声がしっかり入っていることが大切ということで、phonemic awarenessについても講師がふれました。

絵本指導では、一方的に読み聞かせる絵本活動ではなく、どうやったら子供たちを絵本の世界に主体的に関わっていけるかが、大切なポイントでした。様々な楽しいアクティビティーに子供の発想を付け加えていくのが、指導者の醍醐味で、講師の工夫が披露されました。

WE CAN!というコースブックは、もともとアクティブ・ラーニングという基本にたって開発された教材ですから、45分x2で様々なことを体験していただきました。2週連続で指導してくれた平田先生は、今回、風邪で声がでなくなり、「声がでない教師が指導する時は、まさに生徒主体、アクティブラーニングそのものです」と言ってらっしゃいました。教師・講師をやっていると声がでなくなるという経験をされた方は多いと思います。その時には自分がいかにしゃべりすぎているか反省する良い機会ですね。

来年の教育フォーラムでは、TAGAKIシリーズの次の3冊がお披露目されます。TAGAKIの考えをさらに追求し、日本のこともたちが世界の同世代と対等に付き合っていけるようにする、という松香洋子の理念を追求しています。ただいま、3人の著者と共に、執筆、編集中です。3冊の最後は、SDGsです。持続可能な発展、というのは人類が直面している大きな課題です。皆様と共にさらに考えを深めていきたいです。AIによる英作文の添削というテーマについても、追求しています。

これからも常に新しいことを追及して、小さな会社ながら、日本の英語教育に貢献してゆきたいと思っています。来年も皆様にお会いできますように。

当日は教材の販売も行いました

【フォーラムでご紹介した教材】

フォニックス教材
https://www.mpi-j.co.jp/GoodsList.jsp?category_type=1&category_id=0101
絵本教材
https://www.mpi-j.co.jp/GoodsList.jsp?category_type=1&category_id=0103
Can-Do評価のWE CAN!シリーズ
https://www.mpi-j.co.jp/GoodsList.jsp?category_id=01&keyword=wecan


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