mpiセミナーで出会った仲間は「人生のケア」
金澤 越前屋さんとのおつき合いは古いですよ。あのころはまだ松香洋子先生があのアパートの教室で教えていらっしゃって。いろんなセミナーに出て、お互いずいぶん勉強しました。
越前屋 そうね。私たちはずいぶんタイプが違うけれど、いろいろいっしょにやってきました。
金澤 わたしが2歳の子を抱えて未亡人になって「どうしよう」と思って、英語を教え始めたときに、越前屋さんがさりげなく「mpiの教材がいいわよ。いっしょにいらっしゃいよ」と声をかけてくれて。
竹村 mpiのセミナーで出会った仲間とは今も親しくつきあっていらっしゃるとか。
金澤 mpiセミナーの何がいいかというと、仲間ですね。いまだに集まって英語についてのほかにもいろんな話ができます。いわば「人生のケア」。今こそ女性が外で働くのは当たり前だけど、あのころ女性が働くのはけっこう大変だった。それを、セミナーや、いっしょに受講した仲間に後押しされて、とてもよかったのよね。
越前屋 いろんな場面でお互いに支えあってますね。あちこち旅行したりね。「子ども達のために楽しく力のつくレッスンをしたい」という純粋な思いを持った、前向きな仲間の集まりでいろいろなことが学べます。講習会のほかに日本各地にmpi研究会がありますが、テクニック的なことを学ぶだけでなく、お互いにシェアできる場にもなっています。ぜひ各地の研究会がこれからもっと活発になって、若い先生方のサポートもできるといいですね。それにしても、約20年前の講習会での出会いがきっかけで長い付き合いになり、それが今回の新垣結衣さんの絵本出版につながったのはとても不思議で、嬉しいことです。
生徒のお父さんが「ハナミズキ」のプロデューサーだった
竹村 越前屋さんは長くmpiの教材を使って英語を教え、mpi地区研究会の世話人もされ、セミナー講師や小学校研修講師としても活躍なさるなど、いろいろな面からmpiを支えてくださっています。金澤さんは、越前屋さんがすすめる教材をどんどん使ってみたとのことですが、どんな教材をお使いなんですか。
金澤 mpiの教材はほとんど持っているんですが、気に入っているのは『QA』シリーズです。『QA-100』では、毎回のレッスンで100問やっちゃうんです。
越前屋 私は1回に10問です。100問やるとかなり時間がかかるんじゃないですか?
金澤 大丈夫。7~8分で全部CDを聞けちゃうんです。それを幼稚園からどんどんやるわけだから、mpiのすすめる教え方とはかなり違う(笑)。でもわたしはそうしているの。CDの1曲を聴いて7トラック進めると、次の曲が入ってるでしょ。そうやって大量にやっていくんです。
絵本もずいぶん使っています。子どもは全部おぼえちゃうの。CDがついてるからいいですね。生徒に全部持たせてますよ。それから『I like coffee, I like tea』とか、歌のものがとてもいい。
竹村 金澤さんのところで英語を学んでいた生徒さんが、映画「ハナミズキ」のプロデューサーのお子さんだったのですね。 |