こどもと英語ニュース ~レポート 小学校の現場から~

2023年12月6日

なんとなく歌えるけど

聖学院大学人文学部子ども教育学科
小川隆夫

私のいるクリスチャン大学にとって12月はとても大切な時です。クリスマスツリーの点灯式はすでに11月下旬に行われ、美しく輝くツリーが冬の夜のキャンパスを華やかにしています。クリスマス礼拝は12月20日にチャペルで行われますが、それまでとても神聖な空気に包まれます。キャンパスのあちこちが装飾され、研究室の廊下まで美しく飾られクリスマス気分を盛り上げています。
さて、私は現在、Smile Englishと言って、幼稚園教諭、保育士を目指す学生が履修する幼児向けの英語指導法の授業を担当しています。
このクラスではSongs and Chants(mpi Best Selection)の中から20曲を歌えるよう毎週練習しているのですが、どの歌もサビの部分だけが歌えて後はなんとなく歌っているような感じになってしまいます。

今回はWe Wish You a Merry Christmasを歌いながら踊ろうとしたのですが、なんと声が大きくなるのはWe wish you a merry Christmas and Happy New Yearのところだけ。ああやっぱりでした。

We wish you a merry Christmas
We wish you a merry Christmas
We wish you a merry Christmas
And a happy new year!

We all do a little clapping
We all do a little clapping
We all do a little clapping
And a merry Christmas!

We all do a little jumping
We all do a little jumping
We all do a little jumping
And a merry Christmas!

We all do a little tapping
We all do a little tapping
We all do a little tapping
And a merry Christmas!

Good tidings to you wherever you are
Good tidings for Christmas and a happy new year!

We wish you a merry Christmas
We wish you a merry Christmas
We wish you a merry Christmas
And a happy new year!

MPI Best Selection Songs and Chants with Picturesより

なぜ全部歌えないのか話し合うと、うろ覚えで歌詞の意味がわからないところもあるし、単語の発音も馴染みがないものがあるとか。そこでこの歌の歌詞を調べて話し合うことにしました。やがて学生たちはGood tidingsのtidingsは古い英語でお便りという意味らしいけど、何が良いお便りなの?などと話し合い、聖書の中にあるフレーズGood Tidings of Great Joyにたどり着いたようです。「キリスト誕生」という良いお便りだとわかった時、これで納得して最後まで歌えると言っていました。やはり大人になるとこうして意味がわかってこそ自信を持って歌えるのだなと思いました。
幼稚園や保育園で英語を教える時、まずは指導者がしっかり歌えるといいねということで、これからもSongs and Chants 20曲制覇を目指して歌っていくつもりです。


編集後記

記事内でご紹介している「Songs and Chants」はmpiの一番古い歌の教材です。
1年を通して歌える歌が満載の子どもたちが大好きな曲を厳選してあります。
クリスマスの曲はWe Wish a Merry ChristmasとThe Little Bells of Christmasと2曲収録されています。どちらも歌いやすい曲なので、この時期にピッタリです。

商品名;Songs and Chants
商品コード:6059
価格:2,200円(税込)
36曲収録
https://www.mpi-j.co.jp/c/item/6059/


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