こどもと英語ニュース ~レポート 小学校の現場から~

2018年3月30日

大阪・京都で書店イベントをやりました!

聖学院大学
小川隆夫

春になり街を歩く人の服の色が華やかになり、気持ちまで明るくなったような気がします。読者の皆様、お元気でお過ごしですしょうか。私は新学期の準備をしているところです。学生たちがキャンパスに戻り、満開の桜の下を活き活きと歩いています。
3月は24日に丸善&ジュンク堂梅田店で、25日に丸善京都本店で書店イベントがありました。書店イベントと言っても『小学校英語はじめる教科書』刊行記念の講演会とサイン会+相談会でした。

久しぶりに行った大阪は暖かい土曜日だったせいか、どこに行っても人が溢れていました。丸善&ジュンク堂は全部のフロアが書店という本好きにはたまらない店です。7階のイベントフロアには1時間以上前から参加者が見え始め、2時にはいっぱいになっていました。
講演では、大学生や小学校で英語を教える人たちに必要なコア・カリキュラムについて、小学校の英語教育の現状、2030年を見越した新学習指導要領のことについてお話ししました。
会場には小学校の先生、民間の英語教室の先生、これから小学校で英語を教えたいと思っている方、店内放送に誘われて急に参加したくなった中学校の英語の先生、英語教育に興味を持っている会社員…いろいろな方々がいらしてくださいました、私にとっても大変充実した、参加者の熱気が感じられる1時間となりました。

 

2日目の京都丸善本店は、何とイギリスの高級百貨店を思わせるKYOTO BALの中にありました。エントランスを入ると私の大好きなニールズヤードのアロマの香りが迎えてくれました。これは癒されると思いながら店内を散策すると地下1階と2階が書店。地下とは思えない天井の高さ、重厚な書棚で囲まれていました。ここはオープンスペースのイベントコーナーで、他のお客様は買い物をしていますし上の階からものぞくことがでます。

 

こちらも満席。穏やかなBGMが流れ、ゆったりとした雰囲気の中で本を探しているお客様の中でマイクを使って話すのは気が引けましたが、参加者の皆さんはメモを取りながら一生懸命聞いてくださいました。終了後、質問もたくさん出て活気あふれる講演会となりました。

 

今回の講演会では絵辞典を使った対話的な学びについて詳しく触れました。新学習指導要領では書かれたもの(絵本など)を読んで社会や世界について知ったり、他者の考え方を学んだり、自分の考えを深めたりすることも対話的な学びであるとしています。
紹介した私のお気に入りの絵辞典は『英語ビジュアル辞典555』です。
この絵辞典は編集が特徴的で、動物の名前のページでは、足が速い順番、体重が重い順番、危険な順番になっています。これならIs a tiger faster than a lion? Yes, it is.なんていう比較級のやり取りも興味深く学べそうです。
これからいろいろなところでお目にかかる機会も増えてくると思います。その時はぜひお声がけください。

なお、mpiのJ-SHINE講座が6月9日(土)から6日間にわたって大阪で開講されます。東京では7月26日(土)から開講です。最新の情報に興味のある方はぜひご参加ください。3月に行われた東京では北海道から九州まで全国各地からたくさんの参加者がありました。聞きたい内容だけ受講することも可能です。お待ちしています。
『英語ビジュアル辞典555-知っておきたい基礎単語』mpi松香フォニックスp.46-47


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