こどもと英語ニュース ~レポート 小学校の現場から~

2013年8月20日

明日の授業に役立つ小学校英語教材『視聴覚教材を使って効果的な授業を!Superstar Songs DVD』 | mpi

2013年8月20日
明日の授業に役立つ小学校英語教材
『視聴覚教材を使って効果的な授業を!Superstar Songs DVD』

J-SHINE(小学校英語指導者認定協議会)トレーナー
東京都北区外国語教育アドバイザー
田村佳子

レポート:小学校英語の現場から

【おすすめポイント】

1. 低・中学年の英語活動に最適!
高学年の外国語活動の教材には少なくとも国から配布されている『Hi, friends!』がありますが、低・中学年向けには決まったものはありません。頭で考えずにすぐにマネができるこの時期には、発達段階に合わせて、Superstar Songsシリーズのような歌・チャンツを使ったリズム教材を活用するのが最適です。

2. 体を動かしながら歌える曲ばかり!
Superstar Songsシリーズにはネイティブの子ども達の遊び歌や昔から受け継いできた曲がたくさん収められています。ですから自然に体を動かしながら歌うことができ、リズムに乗りやすく覚えやすいのです。子どもは体を動かすことが大好きですから、その特性を生かすことができます。

3. 映像が助けとなる! CDを聞いただけでは分からなくても、DVD映像を観れば子ども達はすぐに曲の意味がわかります。先生にとっては絵カードをわざわざ用意する手間が省けて大変便利です。また、Superstar SongsシリーズDVDは音楽に合わせて英語表現に色がついていくので、歌うタイミングをつかむこともでき、少しずつ文字へ意識を向けさせることにも効果があります。

【活用方法】

1. ウォームアップとしてリズム活動に
リズム活動をウォームアップとして取り入れます。英語の歌を歌うだけで、これから英語の時間が始まるという頭の切り替えがしやすくなります。DVD映像を観て、どんな曲なのかをイメージをつかんだら、すぐにDVD映像をみながら歌えるところは一緒に歌ってみると良いでしょう。

2. まとめとして発表活動に
何度も全員で歌ったり、グループに振り分けて歌ったりしながら、曲に慣れた後は、DVDに収録されているカラオケ映像を使って歌う練習をします。 体を動かしながら歌う練習をした後は、皆の前で発表させてみましょう。グループ発表や自信がありやりたい子がいれば、個人発表をさせても良いでしょう。発表の仕方は無理をせず、その子に合った形式を選ばせてあげられると不安を取り除くこともできます。

3. 主活動としてまた途中の切り替えに
遊び歌が多いので、主活動と連動させて英語の表現に慣れさせていきます。歌だと飽きずに何度も繰り返し同じ表現言いながら慣れていくことができます。また、コミュニケーション活動の途中で歌を歌って気持ちを切り替えたり、表現の確認をしたりしながら、主活動にメリハリをつけていきます。

【アクティビティ】(教材を活用したアクティビティ。複数可)

取り扱う歌によって様々なアクティビティーが考えられます。
ここではDVD映像を活用したアクティビティーを紹介します。

1.カラオケタイム
DVDのカラオケ映像を使って、グループで歌を歌う発表し、観ている子ども達はグループ毎にGreat! Good! OK!の3段階で評価する。
用意するもの:A4サイズのポスターを3種類、グループ数分。

子どもはいつも評価される側なので、評価する側になるのがうれしいのです!この時とばかり、元気よく”Great!”と大きな声で友達を評価してあげる子ども達。先生が顔の表情をつけて感情を込めて評価する例を見せる、子ども達もマネをしてとっても良い表情を作っていました!

2.命令ゲーム
全員で歌を歌い、発表するグループの子ども達は歌わずにDVDの映像の通りに動く。歌にリードされるように動く。
例:Walking, Walking, I am walking. / Open, shut them, open shut them. / Head Shoulders and knees and toes.

歩き方にしても、みんなバラバラでそれを観るのが楽しいです。個性が出て同じような動きをしないところが子供らしいと思いました。


☆小学校外国語活動で使える英語教材『Superstar Songs DVD』


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