松香洋子の元気ブログ

2012年9月5日

下関市に行きました

8月21日(火)~22日(水)下関市に行きました。  

新横浜から5時間あまり新幹線に乗り、下関市の小学校外国語(英語)活動の研修に出向きました。
私は新幹線の中で本を読んだり、仕事をしたり、お弁当を食べたり、ウトウトしたり、景色を見たりするのが大好き。5時間の乗車時間を堪能しました!

会場には、小学校の先生方90名と中学校の先生方が10名ほどいらっしゃいました。
まずは、今年の春に中国の青島に行った時に、下関市が青島に寄贈した桜のおかげで、私自身今年2回目のお花見ができ、その際中国の方々からも褒められて嬉しかったことについて、お礼を述べました。


下関市の教育委員会からいただいた講演のリクエストは、これからの外国語(英語)活動はどうすればよいのか、小・中連携はどのようにしたら達成できるか、というありがたいものでした。
未来にむけた話は希望が持てます。

出席された教員の方に、指導している学年によって、小1から小4まで、小5・6、中学校という3つのグループに分かれていただき、それぞれ自分から手を挙げて前に出て、デモをしてもらうという『体験型』の研修を実施しました。

例えば、小1から小4までのグループには、『Goody Goody Gum drops!』の大判の絵本を使い、2人の子どもが本を両脇から持って、CDにあわせてページをめくる、1人は聞こえてきたものを指差す、というシチュエーションを思い浮かべながら、体験していただきました。
なかなか緊張感があったようでした。

また、小5・6のグループには、26人の方に前に出てきて1枚ずつアルファベットカードを持っていただき、聞こえてきた発音にあわせてカードをあげるとか、3人で単語をつくるなどのことを、生徒役になって体験していただきました。みなさん真剣になって、耳をかたむけていらっしゃいました。

中学校の先生方には、3人で教科書の会話をジェスチャーをつけて演じていただきました。


小学校での外国語(英語)活動の最も大切なポイントはそれが『体験』であるということです。小学校での理科、社会などは、見学、実験、観察など、体験学習がたくさんあります。また、子どもが大好きな体育、図工、調理実習、音楽なども、すべて体験学習といえます。
英語であっても同じく、小学校では子どもたちに楽しい英語体験をしてもらい、中学校へ上がっていってもらいたいものです。
言葉は、「使ってみる」という体験がなければ、何も始まらないのです。子どもは体験を通して学び、体験を通して強くなっていきます。それは小学生を育てている人なら誰もがわかっていることです。

そしてそのことを研修でお伝えするには、小学校の先生にも中学校の先生にも、まずは体験をしてもらうのが一番だと考えています。
絵本を聞きながらページをめくる、内容を指差す、歌を歌いながら動作をする、誰かがリーダーになってゲームをする、仲間と会話をつくる、演じる、友だちが演じるのを見る、英語を指差し読みする、英語の歌を書き写す、そんな体験を、参加してくださった先生方がみなさん笑顔でやってくださったので、とても楽しい研修となりました。


翌日は、唐戸市場に行き、めんたいこ、ひもの、みりん漬け、ふりかけ、キムチ、チヂミ等々、たくさん買い込みました。宅急便で送ったのですが、翌朝には自宅に着いて、その早いことにびっくり。今でも毎日のように下関の味を楽しんでいます。
下関はおいしいです!

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