11月19日～12月3日まで、オーストラリアに行きました。
【Jet Star 事情】
初めてこの格安料金、食べ物、飲み物、毛布、座席指定料まですべて別料金という便を利用しましたが、サービス面も含めまったく問題はなかったです。
【家事情】
娘一家が家を新築したので、見にいきました。家は大きい。娘に「大きい家だね～」と言ったら、もっと大きい家はいくらでもある、ということで、孫の海君の友だちの家もちょっとみせてもらいました。5エーカー（およそ6000坪）の土地に、300坪くらいの平屋で、4人の子どもたちも、犬もみんなのんびり、暮らしていました。
【にわとり事情】
娘一家のまわりはみんな1エーカー（およそ1200坪）の土地に住んでいるのですが、どの家でもニワトリを飼っていて、卵を自給しています。にわとりは残飯はなんでも食べ、その他に一日中、庭を歩き回りえさを探しています。なんと幸せなにわとり達！まるまる太って元気そうです。
【小鳥事情】
娘一家の家のとなりは国有林で、2年前まではコアラもいたという話がある、ユーカリの林です。そこではあらゆる鳥が朝から晩まで鳴いています。笑いカワセミもアアアハハと低い声でないて、フェンスにとまりにきたりもします。
【学校事情】
私立の男子校の4年生に入った海君の学校を見にいきました。16人のクラスで学級担任はハワイからきている男性。先生たちは黒いパンツに白シャツで、姿勢がよく、なんだかみんなびしっとしています。海君は、大きな帽子に、大きなバックパック。すっかりオーストラリアッ子です。
【課外活動事情】
海君は朝7時からテニスクラスに参加し、4時からは水泳のクラスに出ています。どちらも少人数（6～8人）でしっかり教えてくれるようです。場所は校内。料金は学費とは別料金。これまでに陸上、チェス、合唱もやったそうです。今度はピアノもやるそうです。こうやって、別料金でクラブ活動ができるのはいいですね。
【ショッピング事情】
お客さんが自分で清算をする方法が進んでいます。バーコードで商品を機械に通し、料金をカードで払い、袋づめももちろんお客さん。なーるほどです。
【ケアンズ観光事情】
スカイレールというケアンズのジャングルの上を通るロープウェイに乗りたくていってみました。45分間。本当にジャングルしかないのですが、今までは、猿とか鳥しか見られなかった景色を、人間様もやっと見られるようになったわけです。あたり一面、緑、緑の気持ちのよい時間でした。
【ケアンズで読む太宰治】
10月の末に、秋田の男鹿半島から青森の竜飛岬までぬける紅葉ツアーに行ったときに買ったのが、太宰の「津軽」でした。太宰の津軽の実家はものすごく立派で、坊ちゃんへの反発から作家になったのがよく理解できました。太宰のもっとも明るい本が「津軽」だそうですが、ツアーで歩いいたところばっかりだったので、親しみがもてました。
それにしても太陽サンサン、青い珊瑚礁の海を前に、まるで正反対の太宰を読むのはなかなかの体験でした。人間と風土と文化。日本というのは奥深い国だと、またしみじみ感じてしまいました。
オーストラリアと日本。まったく違う国ですが、それぞれいいところがたくさんあります。英語と日本語の両方ができれば、将来、どちらに住もうかという選択も可能です。日本の若者がそんな風に考えられるようになってほしいです。
