松香洋子の元気ブログ

2012年1月12日

2012年を迎えて

明けましておめでとうございます!
2012年が皆様にとって幸多い1年であることを祈念いたします。

今年もmpiの応援をよろしくお願いいたします。

あまりにも多くの悲しいことがあった2011年でした。
本当に苦しく、悲しい方々の気持ちをわかってあげるのは不可能であるということを知りながら、でも自分にできることは何かしなくてはいけないと焦り続けた1年間でした。そして私の結論は、多くの人が言ったことと同じですが、自分にできることをする、というものでした。

ですから、私は5月頃から、「英会話たいそう2」の制作に取り組んでいます。「英会話たいそう」は多くの方々、とりわけ子どもたちに支持されている教材です。ですからこれまで、「英会話たいそう2」をつくるという勇気がでませんでした。でもがんばるなら、今しかない、それしか私にはできない、と思ったのです。

「英会話たいそう2」は秋にはできるでしょう。さらに多くの子どもが、そして、先生が、そして学校がそれを使い、英語の学習を楽しんでもらいたい、自分に自信をもってもらいたい、自分の未来に明るい希望を見いだしてほしいです。

今年のお正月は、家族と一緒に雪国ですごしましたが、新聞紙上で人生を考えるための12冊と推薦されていた本をすべて買い込み、雪山を眺めながら、そして1日に何回も温泉につかりながら、読書に精出しました。今一度、人間というものを考えてみたくなったからです。

その中で、フランクルの「夜と霧」という本を一番真剣に読みました。この本はとても有名で、読んだ方もたくさんいらっしゃることと思います。私はこの本の存在を長い間知っていましたが、読む勇気がありませんでした。でも、今、読めなければいつ読めるのかという気持ちで読みました。

この本は第2次世界大戦の時に、ユダヤ人であるというだけの理由で絶滅強制収容所におくられた医者が人間の基本中の基本は何かと問いつめたものです。そして私が確信したことは、人間にもっとも大切なことは、どんな小さなことでも、言葉ではなく、行動で自分の信条をあらわすということでした。

だから、今年は、それを実行したいです。どんな小さなことでもいいのです。自分の気持ちを裏切ることなく、私利私欲にはしるのではなく、一歩、一歩、なるべく楽しく、明るくすごしたいです。

皆様のご多幸をお祈りします。そして、全国各地で皆様にお目にかかりたいです。

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