松香洋子の元気ブログ

2011年11月21日

静岡県の御前崎中学校へ

静岡県掛川市の御前崎中学校で行われた小、中、高校の英語の先生方への研修会へ出かけました。来年度から、中学校も週4になり、教科書も変わるということで、いよいよ小、中、高の連携というテーマが大切になってくるのです。

まずは中1のクラスの見学。前半の25分をみせてもらいました。
今日は、生徒同士でクイズをだすということのようで、まずはそのために必要な20個のフレーズを練習。

Hello. Ask a question. OK. I see. That’s right. Thank you. She’s from … She has… He’s young, Bye, See you. などとナチュラルに使える、応用の聞きそうなものばかりでした。

次に有名人クイズを使って、練習。
生徒が10分かけて、4文をつくる、というところで次のクラスへ移動したので、クイズそのものはみられなくて残念でした。

印象は、
生徒の学習態度がよい、男女間の仲がよい、協力体制ができている。
楽しそう。とてもあかるい英語のクラス。
先生は丁寧。ALTの先生も一生懸命頑張っていた。内容がわかりやすかったので、日本人の先生ももう少し、英語で話してもいいのかな、と思いました。

次に3年生のクラスをみせてもらいました。
今日は、御前崎の観光案内ということで、グループ発表でした。
司会役の生徒が2名、前に座っていて、ALTが2名、前に座っていて質問係をしていました。
発表は4~5人の男女グループで、写真あり、実物あり、実演ありの楽しいものでした。

印象は、
とにかく、生徒が穏やか。協力的。仲がよい!
楽しそう。英語のクラスを全員が楽しんでいる。
グループ名を工夫している。笑いをとる。
司会者の生徒がすごくしっかりしている。
ALTが質問するとみんなが答えられる。生徒からの質問もあった。
できれば、生徒の発言をもう少しパターン化してでも、イントネーションを鍛えてくれたら、良かったな、と思いました。

私の講演では、まずは小学校英語の現状について話をし、それをうけて中学、高校でやってほしいこと、先生や生徒による1分間スピーチ、教科書の音読、教科書を基本としたQAの実施、速読、多読など、のお話をさせていただきました。

これから、日本の英語教育がどんどんいい方向へと変わっていくことが期待されます。中学校では「文法ばかり教えている」と思い込んでいる方は、近所の中学校の授業をみせてもらうと考え方がかわるかもしれません。

そんな明るい気持ちになった一日でした。

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