松香洋子の元気ブログ

2011年6月27日

東北からきた子どもたち

6月5日から、被災地(東松島市と石巻市)からやってきた2人の子ども(小3男子と小5女子)を娘の家(私の家から徒歩5分)で預かっています。期間は9月末までで、夏休みは親元に返すというのが原則です。

プライバシーの問題もあり、二人のことを詳しく書くことはできませんが、今まで一人っ子を(やっと!)育ててきた明子とグレンが、急に3人の子持ちになったのですから、震災といった問題を超えてたいへんです。私立学校に通学しているのですから、朝は3人分のお弁当作りから始まり、夕方からは宿題のチェック、夜は保護者や学級担任との連絡で、大忙し。

仕事がありながら、そして自分の子どもがありながら、このプロジェクトを引き受けた明子とグレンの心意気に敬意を表し、私もできる限りの支援をしています。私の担当は、日本食の提供と思っていましたが、隣人が毎日、おかずを作って持ってきてくれるということで、私の役割は半減しています。(すばらしい隣人です!)あとは遊び相手でしょうか?卓球とUNOをはやらせています。

やってきた子どもたちはもっとたいへんでしょう。二人ともとてもいい子です。震災でいろいろなことがあったのに、慣れぬ東京で、慣れぬ私立学校、慣れぬ国際結婚の家庭で、親元を離れて、寂しいだろうに、愚痴もこぼさず、がんばっています。

私としては、この二人の子どもたちがきてくれたことで、あの震災、津波、という大惨事のことを身近に感じ、どこまでお役にたっているかわからないけど、自分ができることをするという助け合いの気持ちをもつことができて、このことに関わっていられることを心から感謝しています。

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