松香洋子の元気ブログ

2011年10月28日

長崎

10月8日〜10月11日まで 長崎へ行きました。

10月8日(土曜日)
長崎空港から、フェリーでハウステンボスに入りました。これ以上ないほどの秋晴れの日、海から入るハウステンボスは輝いていました。
今年も「ガーデニング世界大会」をみて、世界中から参加しているガーデニングのプロ中のプロの作品をみせてもらい、二人の出展者とお話もしました。例えば、イギリスの出展者は、Peter Rabbitの世界を再現していました。バラなどの花と野菜を一緒に植えるのはイギリスの伝統だそうです。イタリアの出展者とも話しました。今年は日本の震災をうけたテーマが多かったです。

夜は、ハウステンボスのEnglish Square の責任者の桂社長さんと、佐世保の智翔館の直江塾長さんと、楽しく食事をし、新しくできたEnglish Squareをどうやって大成功させるかという秘策をねりました。広大なハウステンボスの一角には、英語を公用語とするWatermark Hotelもでき、英語を実際に使うことを体験する英語館もできています。どうぞご利用くださいね。

10月9日(日)
これ以上はないほどの秋晴れで、連休の中日で、ハウステンボスは大にぎわい。経営母体がHISになって以来、集客はうなぎのぼりということで、実力を実感しました。English Square の様子をのぞいたり、メキシコの音楽を聞いたり、チューリップの球根を買ったり、一日、のんびりしました。
夕方には長崎市へ移動。おくんちというお祭りをちょっとだけ見ました。

10月10日(祝)
1年に一回の塾の日の総会で、講演をさせてもらいました。聴衆は、全国からあつまった塾長、塾の先生の他、教員、一般の人、およそ250人で盛会でした。

1つ目の講演は、姜尚中氏でした。
工業化が進んだ世界では、土木工学はもとより、エネルギー、金融、遺伝子、万能細胞にいたるまですべてが工業化され、専門家しかわからないところまで進んでしまい、それが人類の全てを支配するようになってしまった。
今回の原子力事故、金融界の破綻など、今、その限界がみえてきた。
本来、真、善、美、のバランスが大切な教育の場においても、もう一度、その方向にむけて、子どもが自然の中で英知を養い、善くいきることを学び、美に親しむ必要がある、というお話でした。哲学、倫理学、美学などが復権しなくてはということです。

2つ目の講演は松香でした。
まずは小学校における外国語(英語)活動に理解を深めてもらうため、クイズをしました。
そのあとで、15歳までに英語もできる国際的に通用する子どもをそだてるための12ケ条について話をさせていただきました。
最後の30分くらいは、「バナナチャンツ」や、「クイズチャンツ」、「英語ノート」などを利用して実習をしてもらい、自ら挙手をして、積極的に振る舞うということを実践してもらいました。とてもすばらしい参加者で次々、壇上に上がってくれました。

講演会が終了してからは、姜先生と私のサイン会。私も姜先生のサインをいただきました。以前から本を何冊か読ませていただいて感銘していましたので、嬉しかったです。
そのあとは、長崎の名物料理が次々にでてくる盛大な夕食会。次に2次会、3次会。塾の先生たちの「日本の子どもたちを自分たちの力でどうにかするんだ!」という熱意がひしひしと伝わってくる熱い一日でした。教育は情熱ですよね。

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