松香洋子の元気ブログ

2011年8月26日

We Can! Forumを通じて見えた!日本の子の傾向

震災で延期になった仙台でのWE CAN Spring ForumがSummer Forumになってしまいましたが、やっと実施することができました。

大災害をうけた東北の地で、このフォーラムを実施することについては正直ためらいもありましたが、「みんな元気だった?」を合い言葉に始まったフォーラムは、どんなにつらいことがあっても、前をむいて進んでいくという東北の人々の力強い会となり、「そうだよね」とこちらが励まされてしまいました。

この会をもって、WE CANフォーラムは全国8ケ所での開催が終了しました。
私がどこの地区でも聞いて歩いた、日本の子どもの英語学習の傾向6点のうち、どれが一番大きな問題だと思いますか、という質問には、仙台フォーラムに出席して下さった皆様も、他の7都市の参加者と同じ答えでした。

日本の子どもが英語を学習する時の傾向

1 日本のこどもは反応を示さない。無表情で、何を思っているのかわからない。
2 日本の子どもは単語だけで発言する。小さな声で単語だけで発話する。
3 日本の子どもは自信がない。ちょっとわからないと思うとやってみるということがない。
4 日本の子どもはカタカナ英語で話す。だから発音がわかりにくい。
5 日本の子どもは、英語の文法を理解しない。しばしば間違える。
6 日本の子どもは意見がない。進んで意見を言おうとしない。

これを読んでくださっている皆さんはどう思いますか?

日本全国を回って、およそ700人の参加者にしつこく聞いて回ったところ、どこでも答えは同じで、ネイティブを含む参加者のみなさんは、一番の問題点は3番の「日本の子どもは自信がない。ちょっとでもわからないと、挑戦してみようとしない」というものでした。

ちなみに2番は、「日本の子どもは意見がない」というものでした。
文法とか、発音という問題はどこでも一番最後の問題とされました。

英語によるコミュニケーションを目標として、英語を教えるのであれば、この3番、5番をもっと重点的に指導していかなくてはならない、ということを多くの皆様が感じているのですね。

お互いにがんばりましょう。

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