松香洋子の元気ブログ

2010年10月12日

杉並区の研究授業

10月6日は、東京都杉並区の桃井第一小学校で行われた小、中、合同研修会にいきました。英語部会には過去最高の70名ほどの参加があり、いよいよ必修化される英語活動への関心の高さを感じました。

研究授業は2年生の宮坂先生とALTのJamesさん。
英語も上手、歌も上手な学級担任がクイズや、グループ活動など工夫が一杯の活動を用意し、ALTがきちんとして英語で、表情ゆたかに、わかりやすく子どもたちとやりとり。こどもたちは英語活動が大好きというメッセージが伝わってきました。

杉並区とのおつきあいも長くなりました。中学校の英語教師の研修会で小学校英語とのつながりを初めから提唱してくれた石川先生と、英語部会のまとめ役の高田先生としみじみ、「もう10年だね」と話しました。

公立小学校での英語活動の取り組みは、学校側の地域差、学校差、個人差ということもあり、決して一定ではありませんが、杉並区ではかなりの自由度があります。
支援する側もALTもJTEもいて、研修もあり、育ってきていたところに今回のインターラックの問題もあり、これからどうなるのか先行きは不透明です。教育委員会や、それぞれの学校の決断が問われるところです。

学級担任だけで教えるのは、たとえそれが可能でも、外国語(英語)というものにふれ、異なった文化に触れ、コミュニケーションの素地を養うという趣旨に合わないものだと考えます。様々な国の人々、そしてそれぞれの地域に住む異文化や異言語の習得経験や指導経験をもった人々を学校が受け入れて行く中ではじめてこの外国語(英語)活動の趣旨は全うされると思います。

いよいよ必修化をまじかに控え、今後の発展が楽しみ。わくわくドキドキの毎日です。

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