松香洋子の元気ブログ

2010年2月22日

杉並区の研究発表会

2月18日(木曜日)、午後から小、中一貫教育を追求して5年目の東京都杉並区の新泉小学校、和泉小学校、和泉中学校の研究発表会がありました。

全体として、5年生も、6年生も、子供たちが英語後日直を担当したりして、授業に積極的に参加・活動し、読み、書きの所までチャレンジできていたとてもよい授業だった思います。

指導者の声だけが耳に残る授業ではなく、子供たちの声が印象に残る授業でした。

5年生のクラスでは、
・英語だけの授業に全く違和感なく、指導者の問いかけに児童がきちんと反応していました。
・アルファベットの歌を歌いながら、小文字の高さのアクティビティを楽しんでいました。
・3文字単語、マジックEの単語を音の足し算をしながら声に出して皆で読めていました。
・ グループごとに好きな絵本を選び、CDに合わせて、またはCD無しで音読できていました。
・ 個人差はあるものの、協力し合って完読できていました。
・グループごとに既習の会話表現を使ってスキット発表も工夫が見られました。
・HRTが司会・進行、児童の指名を担当し、JTEが英語指導、と役割分担がきちんとされていました。

6年生のクラスでは、
・日直の子どもが挨拶だけでなく、ゲームリーダーをしたり、自分についてのTFクイズをだしていました。
・この日は、6年生らしく一人、一人がコラージュを作って自己紹介をしていました。男の子たちが特に活発に手をあげて、自分のコラージュをみせながら発表し、最後にクイズをだすのですが、聞いている子どもたちの参加度が良かったです。家から大好きなカブト虫と幼虫も持ってきた子どももいました。
・6年生の最後の参加者へのインタビューでは、2人の児童と会話をしましたが、2人とも活き活きと英語で話しかけてくれて、自分の好きな食べ物や映画について話してくれました。英語に慣れた中学生と会話をしているようでした。英語を自然に聞き取り、話してみようとする基礎ができていることを実感しました。
・学級担任の明るさと、さらに明るいJTEのタイミングもぴったりで、笑いの絶えないクラスだったのは嬉しいかぎりでした。

すっかり長いおつきあいとなった杉並区の英語教育ですが、熱心な校長先生方の指導もあり、文字指導、絵本指導も導入され、中学校へ確実につながる道筋がみえてきたことは嬉しかったです。

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