松香洋子の元気ブログ

2011年1月24日

セブ島に行きました。

1月4日から12日まで仕事でセブ島に行きました。

寒い日本から5時間弱、暑い南の国に着きました。
空港から仕事先のQQ Englishへ直行。
なにしろ、フイリピン人の英語の先生がWE CANを使って、on-lineで日本の子どもたちに英語を教えているというのですから、一目みておきたかったのです。(時差はたったの1時間)

ITビルの7階。オフイスには70ばかりのブースが。
先生たちはそれぞれ小さなブースにすわり、目の前にはスクリーン。
スクリーンにはスカイプで日本の子どもが写っていました!
後ろには小さな黒板。
机の上にはCDプレーヤーやWE CANのテキストやカード。

な~るほど。世界は狭くなっていました。
ここで英語を教える30人の先生たちの研修に私はやってきたのでした。
研修は3日間。
1日目はWE CANの理念と教え方。
2日目は、あいさつ、歌、ゲーム、フォニックス。
3日目は、実際の授業(1回は25分)をみての講評と文法の教え方。

フイリピンの先生たちは英語が上手。歌が上手。明るい。やさしい。粘り強い。
日本人の子どもはどうも反応がなくて困るという先生たちに対し、私からのアドバイスは、じゃんけんなどをして日本の子どもと親しくなってほしい、先生たちが質問するだけでなく子どもたちからも質問をさせてほしい、毎回、歌を教えてほしい等。

しかし、韓国人や中国人の子どもを教える時には、遊びなどはありえない。教え込めば、教え込むほど喜ばれるそうです。

なぜセブ島なのか?
何しろセブ島はフイリピンの中でも一番英語が上手な島だそうで、英語学校が乱立しているそうです。すぐとなりにも600名という大きな学校があり、95%は韓国人の大学生だそうです。町には韓国料理店がたくさんあります。

なぜ韓国の学生はセブ島にくるのか?
まずは企業がTOEIC800点は必要と宣言している。そこで、TOEIC合格専門学校が韓国にはたくさんできて試験は受かるようになるが、やはり喋れない。そこで、1対1で徹底的に喋らせてくれるセブ島にまずは数ケ月くる。近いし、生活費も月謝も安いし、安全だし、先生は親切。
これが終わってから、英語圏へ行って本当に英語が通じるかを試して、韓国の大学生の英語の勉強は「あがり!」になるそうです。

日本の学生も冬休にくればいいのにな〜、と思いました。1ケ月に10万〜12万円くらいあればどうにかなるらしいので、日本で暮らしているよりやすいのでは?1対1で話せるようにしてくれるそうです。

今回、セブ島に行って、英語教育の世界的な広がりをしみじみと感じました。たしかにon-lineなら世界中を相手に教えられるわけです。次はブラジルで展開したい、とオーナーの藤岡頼光さんはいうのです。ビジネスに国境なし。

日本の子どもたちもスカイプが教育に取り入れられれば、世界中の子どもたちと英語で話せる筈だし、そうなれば、教育に国境なし。

すごい時代がきたな、と思いながら、ダンスのお祭りをみたり、マゼランがセブ島にやってきた時にやっつけた(AD1521) ラプラプという王様の名前がついた魚をごちそうになったりして、今年ははじめからなんとも国際的な幕開けとなりました。

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