松香洋子の元気ブログ

2009年7月8日

沖縄児童英語研究会での講演

モノレールが通って便利になった那覇でしたが、選んでいただいたホテルは「おもろまち」という駅のそばで、再開発された地域にはショッピングモールや新しいホテルがあり、ここはハワイかなと思うような地域でした。

沖縄研究会の方々には歓迎会をひらいていただき、大好きな沖縄料理の後では、島唄やビギンの歌をみんなで歌いました。一時、私はビギンの歌にはまって一日中聞いていたものでした。沖縄はいつ行っても人が暖かいです。

まずは、真和志(まわし)小学校(那覇市)と南風原(はえばる)小学校(南風原町)で外国語(英語)活動の5年生のクラスをみせていただきました。
那覇市は5年ほど前に、小1から小6まで、ALTとJTEをフルタイムで雇用して英語活動を開始した地域です。開始した頃に何校か訪問したことがあり、その後、何が起きているのか楽しみにでかけました。

2つのクラスをみせていただきました、どちらも「英語ノート」を中心としたクラスでした。那覇市ではハワイからきたALTと学級担任、南風原町ではJTEと学級担任の組み合わせで活動をしていました。

良かった点
両校とも「英語活動室」があって、展示物や設備が整っていたこと。
英語が5年目の子どもたちなので、英語で何をいわれてもわかっていた。
考えさせられた点
せっかく「英語活動室」があるのに、子どもたちは床に座ったままで、「生き生きと動く=活動」にはなっていなかった。
「英語ノート」を書く場面では、床の上で書くので書きにくそうだった。
学級担任が活躍する場面が少なかった。
「英語ノート」の内容にしばられすぎていた。子どもたちはもっとできるのに、という印象をもった。

次の日は沖縄キリスト教学院で講演会があり、私の講演のあとでは研究会のメンバーが創作したストーリーの発表もありました。「そうか、沖縄の人は沖縄のことについて子どもたちが英語で語れるようにしたいのだな〜」と確認できました。

沖縄にはユニークな文化、伝統、歴史があり、いくらでも語ることがあるわけですから、今後も沖縄でなければできない研究会の発展があるでしょう。

この会の創始者は山里米子先生ですが、沖縄戦でたいへんな体験をしたのに、「あなたの敵を愛しなさい」というキリスト教精神の実践で、米軍基地内で日本文化を紹介し続けてこられた方です。お元気でがんばってください。

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