松香洋子の元気ブログ

2009年2月24日

浜松市で J-SHINE講座へ

寒い朝で、新横浜から浜松へ向う新幹線からきれいな富士山が見えました。堂々とした姿に「いいな〜」っていつも感動しています。

日本の中でも花粉が非常に多く飛ぶという浜松市だそうですが、最近の私は花粉症に見放されて本当に幸せです。

さて、浜松市の科学館で、オプネット英語学院主催のJ-SHINE講座が開催され、J-SHINE(小学校英語指導者認定協議会)の会長の中山先生と一緒に、講義、シンポジュウム、ワークショップを担当しました。

今回はオプネットだけでなくアルクやイーオン等ですでに資格を取った方々も含め、もちろん現場の小学校の先生も含め、これから講座を受講する人も含め、広く静岡県全域で公立小学校における「外国語(英語)活動」にたいする支援をさぐるという広がりをもった講座で120名を超える人々の参加がありました。

「英語ノート」が4月に全国配布されることとなり、多くの小学校で前倒し実施という体制になってきましたが、まずは学級担任を中心に、5、6年生を対象に、年間15〜20時間くらい実施してみようか、というのが静岡県の一般的な動向だそうです。それに伴いどうにかして外国人講師を確保しようという自治体も多いと聞きました。

地域人材の活用は視野に入っていない小学校も多いのではないか、という声も聞かれましたが、J-SHINEとしては、日本の子どもの未来のためにこの問題に関心のある人を一人でも多く掘り起こし、支援の体制を整えていく決意には変わりがありません。

小学校の先生方が、音声的に指導するのが難しい、5、6年生の子どもの知的関心を大切にするのが難しいと感じられたらぜひJ-SHINEの扉をノックして下さるように願っています。

外国国籍児童が多数在籍しているというこの地域の特色を踏まえ、
日本語の支援とか、
ポルトガル語の支援の方が先ではないか、
英語の指導=外国人という考え方が根強い地域で日本人が支援していく意味を理解してもらうのが難しい、
J-SHINEの資格は取ったが実際には小学校へ行かれないのでどのような支援をしたらよいのか、など様々な課題について参加者と考えた一日でした。

ワークショップでは、5、6年生を対象とした文字指導を取り上げました。

文字指導は子どもの「英語ぎらい」を生むという議論がありますが、一方では、5、6年生になって知的好奇心がめばえている時に、文字なしの導入は難しいという意見もあります。健全な方向で解決が図られるといいなと思います。

私としては音声なき文字指導にはもちろん反対ですが、音声つきの文字指導であれば、それをすることが中学校英語にもつながる接点になると考えています。

ブログ一覧に戻る