松香洋子の元気ブログ

2009年5月12日

星槎(せいさ)湘南大磯キャンパスへ行きました。

神奈川県の大磯は吉田茂邸があったことで有名な海のそばの静かな町です。

そこで「人を排除しない。人を認める。仲間を作る」をテーマにしている星槎グループが「学校の中に街がある」という新しい理念のキャンパスをオープンしました。地域と一体型の福祉、医療、農場もあるキャンパスです。

そこに行った理由は、私の中学校時代からの親友佐々木邦子さんが、この学校の経営に携わっているからですが、37年前に不登校児や学習障害児も排除しない塾をたった2人から始めて今では8,000人の児童、生徒が直接、又は通信で学ぶ大きなシステムになっているのに感心しました。

プリンスホテルで開催された記念祝賀会は、900名の参加者で大賑わい。はじめに歌手の加藤登紀子さんによる「農的幸福論」のトークがあり、「鴨川自然王国」や国連環境計画親善大使として世界各国で活躍されている様子が紹介され、歌3曲も楽しみました。トークも歌も迫力ありました。

グループ代表の宮澤保夫さんは、今から37年前、まだ世間の関心が不登校児や学習障害児になかった頃からこの問題に取り組み、絶対に誰も排除しない、子どもの要望をかなえる、という信念でここまできたということでした。時代の先を走る宮澤さんが今、見据えているのは、地域と学校が一体になったコミュニティーつくり、ということで、少子高齢化の日本社会で、暖かいまなざしのある学校の発展を身近に感じた一日でした。

ところで、私の親友佐々木邦子さんは、慶応大学時代に経済視察団の一員として船でアルゼンチンに行き、船酔いしなかったのは彼女と船長さんだけだったという縁ですっかり親しくなったなどという武勇伝にあふれた人なのですが、「ホホホホ」というソフトな笑いは相変わらずでした。

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