9月に入って熊本県を出発し、阿蘇の大観望でよい空気をたくさん吸ってから、黒川温泉へ。森の中の温泉は川の中。水とお湯が贅沢に流れます。
九重夢大吊り橋をわたり、その発想にびっくり。観光用の吊り橋を夢みて３０年、企画して１２年、すでに３００万人が渡ったそうです。森の中に突然吊り橋をかけるという大胆な発想とそれをやりぬいた行政にはびっくりしました。待っていても観光客は来てくれません。一歩でるその強さが人を感動させるのです。
その後は院内市の石橋めぐり（７５本もあるそうです）をボランティアガイドの田中さんの案内で１０本ほど見てまわりました。その後、辺見家の立派なお庭を拝見し、湯布院温泉へ。ここで水色のお湯とごちそうの宿で２泊。九州って本当に温泉が素敵。シャガールとノーマン・ロックウェルの美術館をめぐり、最後はゆふいん号で緑の中のトンネルをいくつもくぐり、博多へ。緑が目から溢れそうに豊かで、水と温泉が豊かで、そこら中が清潔で、人が優しい。
日本ってなんて良い国なんでしょう、と原点に帰った旅でした。
