松香洋子の元気ブログ

2010年9月15日

小、中連携に思うこと

私がここ数年、そして今も闘っている大きなテーマが小学校の外国語活動と中学校の英語教育の連携という問題です。常に考え、悩んでいます。この夏の暑さにも負けず考えていました。心配もしています。

外国語活動と英語教育の間には特殊な問題があります。

国語、算数、理科、社会、音楽、美術、体育、どれをとっても小学校で始まり、中学校でさらに学習がすすみます。しかし、英語は、これまでは小学校にはなく、中学校から始めるとされてきました。

この事実がまだ動いていません。
小学校5、6年生の2年間で、たったの70時間でも、中学校ではもうゼロスタートではありません。
日本語なら家庭で、幼稚園で、保育園で、小学校にあがる前に、楽しく話したり、遊んだり、歌ったり、絵本を読んだりします。
それがまさに小学校英語活動です。
日本語なら小学校1年生からひらがな、カタカナ、漢字というように学習が始まりますが、それが中1の1学期からの英語学習です。

小学校では、歌を歌う、ゲームをする。
中学校では、be動詞、一般動詞のどちらかを始める。
このような表現だけでは、どんなに小、中の先生が集まっても、何の進展も期待できません。

では、どうしたらよいのでしょうか?

まずは、小学校6年間(2年間でもよいが6年間が望ましい)で扱うトピック(テーマ、話題、内容)と中学校3年間で扱うトピックを1列に並べてみる。重なりが多いが、それはスパイラルにやればよいので問題はない。

次にそのトピックをどのようにして学ぶのか、活動や学習のやり方を考えてみる。小学校なら歌、チャンツ、ゲーム、3人に聞いてみよう、といったやり方が普通で、中学校ならペア活動、スピーチ、スキット、インタビューなどになるかもしれない。

次に、コミュニケーションの目標を書く。その活動や学習をすることでどのようなコミュニケーションの目標が達成されるか、をあげてみる。つまり行動目標である。

さらに言語目標を書く。これは、それぞれのところで使う構文、英文、パターンの羅列でよい。

そして最後に発展、展開などを考えてみる。

このようにして、小、中の教員が同じテーブルに座り、同じ表に同じ項目で書き込めれば、小学校の外国語活動、中学校の英語教育の連携は大きな一歩を踏み出すことができるでしょう。

みんなで知恵をだしあい、気持ちをだしあい、1本の大きな道をつくりたいです。

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