松香洋子の元気ブログ

2009年6月7日

神戸は気持ちのいい街でした。

日帰りで神戸に行きました。学文社のお招きで、学習塾の先生方を中心に100人くらいの方々にお話をさせていただきました。

神戸の震災という大きな災害を乗り越えて、人々が親切でやさしく、前向きに生きようとしていることが伝わってきます。今回も新型インフルエンザのことで、なぜ、また?という気持ちになったあとと思うのですが、駅員さん、タクシーの運転手さん、デパートの店員さん、お土産物屋の店員さんまでみんな気持ちのよい人々でした。そしてもちろん、学習塾の先生も、ゲームもアクティビティーも楽しそうに笑ってやっていただきました。

これから小学校で外国語(英語)活動が始まるという中で、学習塾の役割は何か?質問の時間にでたことは、「英語以前の問題として、子どもや生徒が考えがない。日本語でも何も言うことがない。」というものでした。

私は答えました。日本の子ども、生徒にきちんと物事を考えさせ、その考えを発表させることについては、まずは日本語で次が英語といった順番論や、親がまずはしつけてと言うような役割論だけではらちがあきません。

親も先生も、みんなで全てのチャンスを生かし、子どもや生徒とコミュニケーションをはかり、日本語ならなるべく難しい単語や内容について普段から話し、英語ならやさしい表現でも自分のできる範囲で表現することに慣れていかなくては、何の解決もできません。そのために教師は存在しているのです。

一番心に残った質問は、「英語(外国語)の指導となると、どのような映像をみてもハイテンションの人ばかりがでてくるが、ローテンションの指導者でもできることがある筈では?」というものでした。

外国語(英語)を使おうとすると少なくても半歩は自分の殻を破ろうとするため、少しはハイテンションになる必要があるのですが、自分の個性をまったく無視して無理をし続ける必要はなく、それは子どもたちにも同じことがいえます。問題は伝えたいという意志、そして積極性、そして内容です。

好物のイカナゴの釘煮やこぶの佃煮、神戸のお菓子を買って、気持ちよく帰宅した一日でした。

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