松香洋子の元気ブログ

2012年2月2日

小学校外国語(英語)活動クイズ

昨年の秋頃から、今年の1月まで、このクイズを各地でやってみました。公立小学校における外国語(英語)活動の意義を広く一般の皆様にも知ってもらいたいという願いから作ったものです。

みなさんもやってみてください。○か×で答えてください。

1.(  )全国の公立小学校へ2011年から教科としての英語が導入された。
Beginning in 2011, all elementary schools in Japan introduced “English activity” as a subject.

2.(  )必修化されたのは、5,6年生だけである。
“English activity” is compulsory for 5th and 6th graders.

3.(  )1年生~4年生でも、外国語(英語)活動を導入している小学校がある。
There are elementary schools already engaged in giving “English activity” classes for 1st to 4th graders.

4.(  )外国語活動の目標は、コミュニケーションの素地を養うである。
The aim of “English activity” is to “culture communicative competence”.

5.(  )「英語ノート1」「英語ノート2」という教科書が配布された。
The textbooks called “Eigo note 1” and “Eigo note 2” were given to all elementary schools.

6.(  )小学校の外国語(英語)活動ではテストはしない。
Teachers are not supposed to give any kind of tests in “English activity”,

7.(  )指導は、TT(team teaching)で行う。
The “English activity” should be conducted by team teaching.

8.(  )小学校では音声指導だけで、読み、書きはしない。アルファベットは書かせない。
Teachers should focus on teaching listening / speaking and should not teach reading/writing – including writing alphabet letters.

9.(  )小学校では、随時日本語で説明しながら活動を進める。
Teachers should explain in Japanese as they proceed with the activity.

10.(  )J-SHINEとは、「小学校英語指導者認定協議会」のことである。
J-SHINE stands for “Japan –Shogakko Instructors of English”.


答えは、1 (×)、2(○)、3(○)、4(○)、5(×)、6(○)、7(○)、8(○)、9(×)、10(○)



なぜこのクイズがバイリンガルでできているかというと、外国人の方々も参加する場合のある場でもこのクイズをしてみたからです。

みなさんの正解はいくつでしたか?


結果としては、どの会場でも、満点をとる人は2,3人で、「それは解釈の問題でしょう?」という質問がでる箇所もありました。

外国語(英語)活動は、教科ではなく、教科書もない、テストもない、ということが理解されていない場合も多かったです。

小1から小4でなんらかの外国語(英語)活動を実施しているところは、15%はあるそうですが、これは、早く、せめて3年生からは実施してほしいという願望もいれて作った問題です。


TT (team teaching)が義務なのか、望ましいのか、は議論のあるところかもしれませんが、私としては、この外国語(英語)活動の成功はここにかかっていると思っています。

日本語で説明するのがいいのか、悪いのかという議論もよくありますが、関係者がなるべく英語の使用をふやし、まるで同時通訳みたいに訳し続けるとか、解説し続けるというのは、この活動の趣旨に反しています。


そして、最後のJ-SHINEという問題ですが、ずいぶん知名度があがったとはいえ、まだまだ、「それって何ですか?」という残念な質問があります。

今年も日々、小学校外国語(英語)活動のさらなる発展のために、努力していきたいと願っています。

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