松香洋子の元気ブログ

2008年7月25日

08年7月19日

ブログ  08年7月19日

暑いですね。本当に暑いです。
埼玉県にある聖学院大学で「第8回児童英語養成講座」が開催されました。この講座も回を重ねる度に小学校の先生が増えて、今回は私の講座では3分の2という感じでびっくりしました。やはり必修化の影響で小学校先生方の熱意が高まってきているようです。

基調講演は兵庫教育大学という教育大学院大学の学長の梶田叡一先生でした。中教審の副会長をされて、2001年から教育改革の推進役をされてきたそうです。人類は1つのボートに乗っている、その共通言語は英語。教育改革の3本の柱は、理数教育の再生、コミュニケーションのための英語教育の改革、伝統文化の尊重で、英語教育についていえば小学校英語の導入だけでなく、中、高、大の英語教育の改革は大きなテーマだそうです。今回は、5、6年生だけを対象に、年間35回、国際理解教育を基盤としてという中途半端な決定に終わったが、2011年から5、6年たてばさらに大きな変化はありえる。すでに2005年の段階で、小学校3年生から週3回という案が真剣に討議されていたそうです。それが実現していたら、今頃は日本の雰囲気が変わっていたかもしれません。

私の話は、「カタカナ、ローマ字、そして英語」ということで、言語というのは実際に「話す」のと、それを「表記」する時には、どの言語だって隔たりがあること。日本語にも英語にもそれぞれの表記法があって、それぞれ音声と遊離しているのでそれぞれ大変。そのような状況の中で、カタカナをふって英語を学ぶと、英語の特徴である単語の中の強勢、文の中の強弱が守られないといったことを出席者と共に考えました。長年フォニックス指導の運動をしていますが、未だにカタカナを使用している先生も多いです。残念です。

読売新聞社に30年近く前に出していただいた「英語好きですか」が34刷になり、10万冊を超えたというご連絡をいただきました。皆さんの長年の応援に感謝です。

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