松香洋子の元気ブログ

2011年3月22日

大震災のお見舞い

なかなかブログを書くことができず、久しぶりになってしまいました。

戦後、最大の大災害です。現時点で死者、行方不明者が2万人以上となり、45万人もの方が被災されたという膨大な数字で、呆然とするばかりです。

国内からも、海外からも、無事を確認するメールをたくさんいただきました。
ご心配、やさしいお心遣い、ありがとうございます。
私はまったく無事で、元気にしています。

私は、あれだけの被害にあいながら、普段から粘り強い、辛抱強い、やさしい東北の人が何倍もその力を発揮していることを感じます。
このような自然の猛威に対して人間は無力ですが、それでもまた、立ち直ろうとする時に無力ではないのです。被災地の皆様はすごいです。
私はテレビをみては、涙する毎日を過ごしており、実に無力に感じています。自分が何もできないことに敗北感さえもってしまいます。私にできることは何なのか?毎日、毎日、考えています。答えが見つかるのか、みつからないのかさえわかりません。今のところは、計画停電や、電車の不規則運転に遭遇しながら、これまでの贅沢にならされた、やりたい放題だった生活を反省することぐらいです。

長い闘いの日々が続きますが、毎日少しずつでも何か進んでいくことを願わずにはいられません。

東北にもmpiの関係者はたくさんいらっしゃいますが、古くからおつきあいのあるお二人の様子を紹介させてください。

盛岡 佐々木裕美さん
March 14, 2011 9:58 AM
 

昨夜やっと電気が復旧いたしました。

このたびの大地震で、皆様には大変なご心配をおかけいたしました。

幸いにも我が家は、家屋も倒壊することなく、家族全員の無事も確認されました。
宮城県東松島市に住んでいる息子家族は、危機一髪のところで津波に飲み込まれることなく避難する事が出来、生き残れたことに感謝しています。
でも津波が押し寄せる中、車を乗り捨て、必死に近くの高いビルの3階までのぼり、ビルの屋上で恐怖に震えて一夜を過ごしたそうです。

車は津波にさらわれ、目の前で家屋が流され、そして、人が流されている恐怖感は生きた心地がしなかったと、やっと通じた電話の向こうで声を震わせながら話をしていました。翌日、波が引いたところで自力で2時間かけて津波後の崩壊した町の中を目の当たりにしながら、かろうじて災害に遭わなかった自宅に泣きながら帰宅したようです。

孫は余震があるたびに震えあがっています。
余震もまだ東北全土で頻繁に続いている状況です。やっと見えたテレビの報道から、無残な映像に心が痛みます。
ここ数日中に大きな余震が来る事も予測されて不安です。
東北のみならず、関東一円も大変な状況のようですね。
皆様もどうぞお気をつけ下さい。

三陸沖の友人も行方が分からず、また波にさらわれ死亡が確認された知人もいて本当に悲しく自然の恐ろしさを感じています。
死が確認された知人は、社員全員が避難したのを確認して、避難しようとした矢先に波にさらわれたようです。。。。

復旧には相当かかりそうですが、こちらは元気ですのでご安心ください。
また、皆様の地区でも大変なところがあると報道から知らされております。
皆様の地区でもこれ以上の被害が拡大しない事を心より祈ります。
ありがとうございました。


仙台  川井一枝さん   
Sent: Wednesday, March 16, 2011 12:33 PM

ご心配のメールをありがとうございました。
地震直後から4日間は電気が全く使えず、片づけや日々の生活に追われておりましたので返信が遅くなりました。
おかげ様で私のほうは、家自体の損壊も殆どなく家族も含め皆無事です。

地震直後~2日間は、数十回と続く余震に怯えながらメチャクチャになった家の中や割れたガラス等の片づけをしましたが、電気がない真っ暗闇の中で繰り返される余震は本当に恐怖でした。

現在私の住んでいる地域は、水がまだ復旧していないのでキャンプのようなサバイバル生活を余儀なくされていますが何とか元気に頑張っております。
食糧や生活物資が全く買えず、開店するかどうかも分からない店頭に並ぶという戦時中?のような生活を送っています。老親3人の食糧や水の手配もあるので車が使えないと大変なのですが、今はガソリンや灯油が全く買えないので頭が痛いです。

でも、亡くなった方も沢山いらっしゃいますし、寒い中、避難所生活の方も大勢いらっしゃるので弱音は吐けません。気を引き締めて頑張ります。


皆様へ支援のお願い!
最後になりましたが、mpiでは東北のやさしい人々の気持ちを代弁する宮沢賢治の「雨ニモマケズ」をyoutubeにあげました。
http://www.youtube.com/watch?v=AieSqkpawG4

株式会社mpiでは、今から4月30日までの「Gorsch the Cellist」の本とCD及びDVDの売り上げの全額を、日本赤十字社を通して義援金として寄付させていただきます。

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